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[心理×音楽コラム] 200%元気がもらえる心理学的音楽徒然草(10) Separados

プロレスラーは時たま髪の毛やマスク、ひどい時は引退までかけて試合することがありますが、今回ご紹介する曲は「負けた方が入場テーマ曲として使用禁止になる」という極めてレアなケースで使われたものです。

その曲とは、ルイス・ミゲルの「セパラドス」。ルイス・ミゲルというのは、1985年、シーナ・イーストンとのデュエット曲でグラミー賞を受賞。以後、メキシコおよびラテンアメリカを代表する歌手となった人で、これまで5回グラミー賞を受賞している歌手です。

この「セパラドス」を入場テーマに使用していたのが、ウルティモ・ドラゴンとザ・グレート・サスケの2人でした。ちなみに、先に使い出したのはウルティモドラゴンで、素顔時代からすでにこの曲でした。

しかし、イントロに「さくらさくら」を足したバージョンの「セパラドス」をサスケが使い始め、しかも自分でセルフ?カバーしてしまいました。この破壊力たるや、凄まじいもので、さすが公私ともにめちゃくちゃなサスケならではといえる出来事でした。ちなみに今でもCDで聴くことができますので、怖いもの聞きたさで聞かれてみるのもいいかと思います。

このセパラドスをかけてウルティモ・ドラゴンとサスケはシングルマッチを行い、サスケが敗北し、めでたく「ウルティモドラゴンの」入場テーマとして定着して現在に至っております。

余談ですが、セパラドスというのは日本語に訳せば「別れ」になりますでしょうか。別れの歌を入場テーマにしている時点で、2人とも相当イカれているのですが、曲調は日本人が想像するような感じではなく、非常に「入場テーマ」向きな曲とも言えます。というかプロレスファンはこの曲の歌詞の意味を考える以前に「プロレスの入場テーマ」として刷り込まれてしまっているせいもあるとは思いますが。

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