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映画鑑賞記・アニマトリックス

マトリックスの番外編で、実写あり、

アニメありで構成されたオムニバス映画。

人類がマトリックスに支配されるまでの過程を描いた作品などが含まれ、マトリックスの世界観をより深く知ることができる。『ENTER THE MATRIX』と同様に、ストーリーの補完的な役割を持った作品群。

部分的にウォシャウスキー兄弟がプロットを書いた。各短編は別々のアニメーション作家によって監督された。日本のアニメ作家が多数参加しているが、これはウォシャウスキー兄弟が『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』などの日本のアニメに多大な影響を受けたことへのリスペクトであると、二人が特典映像で語っている

放送当時はあまりに目がちかちかして見るのを断念したので、5年ぶりの挑戦となった。
時間的には1時間50分と短めなのだけど、
やっぱり目がちかちかした。このシリーズは本当に体力を奪われる。
基本的にはトリニティーやネオもからんでくるので、おもしろくないことはないんだけど、
なんかいちいち作品が終わるたびにエンドロールが流れるのがうっとうしかった。

全編通しでみて、気に入ったのは「ディテクティブ・ストーリー 」。しがない探偵であるアッシュは、ある依頼を受けた。内容は、謎のハッカートリニティを捜すこと。コードネームを手がかりにアッシュは捜査を進めていくが、自分と同じ依頼を受けた別の探偵たちが皆何らかの異常をきたしていたという事実を入手する。そして、ネットワークを介してトリニティとコンタクトを取ることができたアッシュは、得られたヒントを頼りに接触を試みる。辛くもトリニティとの接触を果たすアッシュだが、自分が受けた依頼の本当の意味を知った時、エージェントの魔手が彼らを襲う…というお話。

全体的にモノクローム調に着色されており、ハードボイルドな内容が探偵作品の雰囲気を出している。ウォシャウスキー兄弟が『不思議の国のアリス』の影響を受けて『マトリックス』を製作したことに配慮して、劇中に『鏡の国のアリス』を引用している。

一応これでマトリックスシリーズは全編

見終わったので、これで一区切りついたと思う。

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