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万国びっくり映画鑑賞記・アルマゲドン2012

2016/10/18

10年7月25日 鑑賞

ブラックホール「のようなもの」の出現や大地震、竜巻、稲妻、津波など、未曾有のディザスター・コンボが地球を襲う、ディザスター・パニックムービー。

隕石激突による地球滅亡の危機を救うため、その運命を託された者たちの姿を描いている。撮影時には本物の大型トルネードが上陸、街全体が洪水に襲われるという事態に見舞われるものの、その瞬間を撮影して本作に使用しているそうだが、どこがそうなのかよくわかんない...あ、確かにそれっぽいところはあったかな、くらい。

アメリカ宇宙研究所センターの研究員が、ある惑星が軌道を変え、地球に急接近していることに気付き、地球世界各地で地震や津波、トルネードなどの自然災害が起こる。

この危機を食い止めるべく、ルイジアナ州知事の弟・テリーがアメリカ宇宙研究所センターに急ぐなか、アメリカ大統領もこの事態に対応するべく、「優れた」物理学者たち「のような人達」を集めた。その結果、火星の近くに強力な重力場が発見され、なんと地球を直撃するルートを取っていることが判明した。

これは暗黒物質が基になったブラックホール「のような」重力場で、光も時間もあらゆるものを飲み込んでしまうという。有効な対応策は見つからず、人類(というかアメリカの独断専行)は最後の手段として「南北両極に核ミサイルを撃ち込み」、地球の自転軸をずらして直撃を避けるという賭けに出るのだが...。

あのー、突っ込みたいところがいっぱいあるんですけど^^まず、高校生同士のラブストーリー(三角関係)とかいらなくない?なんで未曾有の危機が迫っているのに三角関係?

マクロスほどうまく三題噺にしているんならともかく全く整合性がない。

そして「優れた」物理学者「のような人達」が3人出てくる。一人はまあ年取った年配の男性、これはまあアリだ。そしてメガネをかけて無精ヒゲを生やしたいにも研究員っぽい男性...これもまあアリだ。

問題はこの中の紅一点。金髪でそこそこ美人なのだが、なぜか、肩から胸元までが丸見えのパーティードレスみたいな格好にネクタイ、そして、なぜか金髪に緑色のメッシュを入れているのだ。

これが気になって気になってストーリーに入り込めない。それがまたもっともらしいことを言うのだけど、格好のせいもあって全然説得力がない。この格好のまま約30分くらい出ているのかな...

次に彼女が映ったときはなぜかショルダー式のドレスになって、最後は胸元が完全に隠れるドレス(結局ドレスかいっ!!!!!)になっているのだ。これで地球の危機を語られても全く危機感が感じられない。

せめて研究員っぽく白い服着るとかそれなりに薄汚れた格好で、いかにも泊まり込んで議論しましたって感じがかけらもない。だってこんだけ未曾有の危機が迫っているにのに衣装チェンジするっていうのが、本当にこいつ危機感あるのかよ、って疑いたくなる有様。肝心の対象物をブラックホールっていったり、ワームホールっていったり、しまいには「タイムマシン」っていいだしやがった^^

もう笑いどころ満載である。SF詳しくなくてもこの女のいっていることが非論理的なのは見ていれば分かる。格好だけでなくてね^^

そしてブラックホールのような彗星「のようなもの」がなんだかわかんないウチに、とりあえず地球の軌道そらしとけばOKでしょ、的に簡単に核爆弾を南北極に大した議論もせずに投下。ちなみに件のメッシュ入れた女性は核使用について「最善策」だとか抜かしているし...

ああ、だからアメリカ人はいつまでたってもダメなんだよ。で、この後くらいから地球に異変が起き始めるのだが、これって核爆発のせいじゃないの??どう考えてもそうとしか思えない。

で、結局ブラックホール「みたいなもの」が何であったかはわかんないまま、また核爆弾を今度はそいつに向かって発射。何事もなかったように消滅...

って最初からそうしろよっ!!!南北極に核落とした意味は??

一方キーマンとして出てくる、「レインマン」のような、知的障害を持つ一方で特別な才能を発揮する男が地球を救うというのはいいんだけど、物語上でそれらしきことに触れていたかなあ?まあいいや。

でも字幕見ていたらただの「物理オタク」扱いされていたぞ^^そしてこの人が使っているパソコンがまたどう考えても今の機種とは全く互換性のなさそうなパソコン(というか少なくともあれは80年代くらいのモノでしょ)なんだけど、それで計算したものが結局、アメリカのスーパーコンピューターより優秀な数式をくみ上げたって...説得力0なんですけど。てか、知的障害者バカにしているでしょ。そのくらいの能力あるんだったら、最低パソコンくらいそこそこのものもっていた方がかえってリアルでしょ。それすらしていないんだから、お笑いぐさである。

で、それが結局ブラックホール「みたいなもの」に核ミサイルをぶち込むだけ...ああ、どこまでいってもアメリカって結局こうなんだ...

昔はそれはそれは優秀なSF作家を多く輩出し、SF大国だったアメリカ...あれは幻だったんだろうか??

「アルマゲドンシリーズ」はほかにもこんなにたくさんあります^^↓
地球に危機起こり過ぎ!? アルマゲドンシリーズ(笑)

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