スターウォーズにまつわる四方山話・音楽編
エピソード4が最初に公開された1977年には、宇宙戦艦ヤマト劇場版第1作目が公開されています。
ヤマトはもともとTVシリーズで、1974年に放送されていますが、当初は裏番組(アルプスの少女ハイジなど)に視聴率競争で惨敗を期していた作品です。
その後、再放送などで人気が高まり劇場版ヒットにつながるわけですが、スターウォーズとの共通項としては、壮大なオーケストラによる劇伴音楽があります。
ヤマトの劇伴アルバム(交響組曲宇宙戦艦ヤマト)は、日本ではじめてステレオ録音による本格的なBGMアルバムとして登場しました。映画のヒットとも相まってアルバムも大ヒット。
これにより、アニメBGMがステレオ録音でアルバム化される流れを作りました。偶然とはいえ、ジョン・ウィリアムズによる、壮大なオーケストラによる劇伴が特徴的なスターウォーズがヤマトと同じ年に公開されているのも面白い話です。
ちなみに、スターウォーズとヤマトが口火を切った?SF+オーケストラBGMという組み合わせは、80年代半ばくらいまで続きました。
こうした流れの中から羽田健太郎さんや、久石譲さんといった、当時の新進気鋭の作曲家が台頭してきました。
スターウォーズやヤマトによるサウンドトラックのブームは後々活躍する大作家を育てる土壌にもなっていたのです。