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[アニメ感想] 2018年夏アニメ完走分感想文 ちおちゃんの通学路

徹夜で洋ゲーを満喫し、今日も元気に登校するちおちゃん。しかし、いつもの通学路は道路工事で通行止めになっていた。

しかし、日頃からゲーム内でシミュレーションしている「ゲーム脳」のちおちゃんはこの程度では動じない!塀を越え、屋根伝いに一路学校を目指す。“ちお”の誕生である!しかし、そうは問屋が卸さない。この後待ち受けるさまざまな困難を、ちおちゃんはまだ知らない……。

「これってもしかして、詰んでる……!?」(あらすじは公式HPより)

「巻き込み力」の物凄さ

ゴクドルズの記事でも書いたけど、夏アニメはギャグ作品が豊作。この「ちおちゃんの通学路」は、文字通り女子高生のちおちゃんの通学路が舞台になっている作品である。

これだけだと、どこが面白いのかと思いよくわからないと思うけれど、このちおちゃんがただの女子高生ではない。どこがタダモノではないか、というと.

①ちおちゃんが半端ないゲームオタク
②ちおちゃんの周りには変な人しかいない
③周囲をこれでもか、というくらいに変えてしまう、ちおちゃんの「巻き込み力」の物凄さ

①は③とも密接な関わりがあるのだけど、ゲームしてなくてもゲーム脳になっているちおちゃんのイカれっぷりがかなりアブナイ人になっているため、日常の何気ない行動からとんでもない騒動が生まれてしまう。

だから、通学路というありきたりな舞台が、ちおちゃんの手にかかるとあっという間に、ありえない非日常空間に転移してしまう。

変な人しか引き寄せない

②は、ちおちゃんが変な人だからか?基本変な人しか引き寄せない。したがってまともな登場人物がでてこない。そもそも路上でカバディを仕掛けてくる先輩女子が同じ女子高生の身体を触りたい癖のど変態だし、族のリーダーがちおちゃんの力技で改心させられたりする有様は一見の価値あり。

③は、主要登場人物以外の一般人でさえ、ちおちゃんの強引な引き寄せで、ありえない体験をしてしまう点で、第5話にでてくるトイレをめぐる騒動などは、その典型例といえるだろう。

黙っていれば女子高生のキャッキャウフフにもできた「あそびあそばせ」は、その美少女が織りなす、ありえない変顔と奇行で話題になったが、「ちおちゃんの通学路」もなかなかどうして「崩し」にかかってきているので、期待は裏切らないと思う。

長いシリーズになれば飽きてしまうかもしれないが、深夜アニメで12話くらいの長さで見るには題材的にもぴったり。頭空っぽにして楽しめるという意味では見て損らないと、私は思っている。

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