[アニメ感想] 2017年秋アニメ完走分感想文 僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件
2017/12/29
ごく普通の高校2年生の男子・篠崎遥は、容姿端麗・成績優秀・スポーツ万能でクラス委員長を務める高嶺の花・香坂秋穂に対し「憧れだけにはしたくない」と勇気を出して告白、あっさりOKされて秋穂と付き合うことになる。しかし秋穂が告白直後に「良い彼女になるためにまず四十八手を暗記する」と言い出し、その後も自らの性癖を聞かれたり誤解されたりで戸惑いを覚える。実は・・・（あらすじはwikipediaより）
最初は「なんだ、これ？」という感じで、要は声優さんに下ネタを言わせるためだけのアニメなのか？と思ったけど、結構回を重ねるごとに「攻めて」きたのが面白かった。要は直接表現を一切使っていないにもかかわらず、「連想」させる下ネタであり、これはなかなかの冒険作だなあと思った。
徹頭徹尾、下ネタしかないので潔くてある意味すがすがしい。それにしても毎クールごとにふり幅の大きなキャラクターを演じて見せる悠木碧さんの演技力には脱帽するほかない。この作品がばかばかしいネタを大真面目にやってのけられたのは、たぶん彼女の力によるところが大きい。新人声優を座長として引っ張ったことも素晴らしい。
私的に2017年は、幼女戦記をはじめ、ふり幅の大きいキャラクターを多く演じ、悠木碧さんのスキルの高さを思い知らされた一年だったなと思う。そういう意味ではこの作品も彼女の代表作のひとつになる・・・のかな？
近年の規制、規制でせせこましくなっている表現において、たまにこんな形で攻めてくる作品をみるとうれしくなるなと思う。とはいえ、あまりしつこいと辟易もするので、この作品は10話くらいで終わったのがベストかなと思う。
