2017年冬アニメ完走分感想文番外編 OVAゆゆ式
2017/06/25
大の仲良しである野々原ゆずこ、櫟井唯、日向縁の3人組は、高校生になっても変わらず友情をはぐくんでいた。その3人は学校に「情報処理部」という部活動があることを知り、そこに参加する。3人が行う情報処理部の活動内容とは、パソコン2台とホワイトボード1台の部室で気になった単語をインターネットで検索し、それで得た情報や知識を題材にしたとりとめのない雑談から得られた彼女たちなりの教訓を、ホワイトボードに記入するというもの。部活動の他にも優しい教師との触れ合い、新しい友人達との出会いなどを通じ、3人はまったりとにぎやかな学校生活を送ってゆくこととなる。(あらすじはwikipediaより)
2013年の本放送を経て、2016年の再放送から、二期待望論が渦巻いていた作品。もちろん私も待っていたひとり。TV版よりより原作に寄せたキャラクターデザインとテレビ版と一ミリもブレがない「ゆゆ式」の空気が、「また会えた感」を増幅させてくれる。
特に2017年3月現在休業中の種田梨沙さんがオリジナルキャストとして縁を演じてくれているのが何よりうれしい。「ゆゆ式」だけは代役をたててほしくなかったから、本当にうれしかった。とはいえ、このタイミングで二期が決定してしまったりするとそれはそれで困るので、オリジナルキャストが揃う最高のタイミングで実現してほしい。
どっちかというとボーイッシュだったり、活発系の女の子を多く演じる種田さんの中で縁はほわっとした異色系のキャラでもあるし、逆に言うとこういうのを得意にしている声優さんよりかちっとはまっている感じがするのだ。それだけに代えがきかないキャスティングだったので、休業前にOVAの収録が終わっていたのは幸いだった。
主題歌「きらめきっ!の日 」は、テレビ版の「せーのっ!」に寄せつつ新しい「ゆゆ式」を提示した佳曲で、これだけでもアニメ「ゆゆ式」に対するスタッフの熱くて、どこまでも優しい想いが伝わってくるかのように私には感じられた。またいつか「情報処理部」のメンバーに再会できるその日まで。しばしまた難民生活に入るとしよう…(^^)