怒り、苦しみ、破壊し、創造する!世界プロレス式コミュニケーションガイド研究所所長の体験談ブログ(187) 自分の問題と向き合うための10の闘い(87) 残された時間⑦
2018/01/07
長い呪縛から・・・
突然ですが、3月をめどに実家離れすることにしました。長い間強いられてきた「長男」の役から自分を解放して、自分の人生を生き直すためです。といっても転居先はこれから探すんですが(笑)
今思うと小学生から10代後半までは私の人生において一番ストレスのかかっていた時代でしょう。
死にたいながら生きながらえていた私には、身体にも精神にもきつい負荷がかかっていました。それをある時は身を硬くして、ある時は浴びるほどコーヒーをがぶ飲みしてやり過ごしてきました。多分それが睡眠障害のトリガー(引き金)になっていたことは間違いないでしょう。
もちろんそれらの習慣が身体によいはずもなく、様々な疾患として現れてきました。そんな小学生の頃に「自律神経失調症」という診断がおりています。自律神経の異常に伴う疾患歴は、ざっと40年以上になりますから、いざ、この習慣を改めて生きなおそうとしても、そう簡単に事は運びません。
悩まされた二律相反
心理的にいくら荷物を降ろし続けても、身体がいうことを聞かないことも多々あって、この二律相反には随分悩まされました。これも想像ですが、カウンセリングをやっていた時にヨガを同時にやっていたらどうなったか?私は多分、どっちにもそれなりの成果しか出なかったような気がしています。
なぜかというと、心理的に様々な気付きの体験をしてきたからこそ、ヨガで体を緩めるということでも様々な気付きが生まれてきたと思うのです。もちろん人によって状況は違うと思うのでヨガしかいらないとか、カウンセリングだけでいいという人もいるでしょう。もしくはその両方ともいらないというあなたも当然皆「正解」なわけです。
私の場合はカウンセリング→ヨガという道を歩んだことが正解だったというだけのことです。とはいえ、先ほども申しましたように疾患歴の長い私の体には、すでにこわばりがまるでがんじがらめになったかのようにまとわりついて離れません。これをほぐしていく事は一朝一夕ではできることではないことも承知しています。
おかげで線維筋痛症という全身に痛みが移動する病気にもなってしまったのですが、これもおそらくがんじがらめになった体のこわばりを解きほぐすことで、症状が緩和されていくような気もしています。
とはいっても、線維筋痛症も緑内障もすべてが「完治」するとは思っていません。やはり身体に応じた働き方も考えないといけませんし、今の自分でできることなどたかが知れています。おまけに残された時間もそう多くはないときています。
独立までに必要だった時間
そんな状況下であっても、カウンセリングやヨガに費やす労力は自分にとって必要な時間だと確信しています。元々悪かった自分の生き方を改善していく過程にあって、この2つは自分の中では非常に重要なものだからこそ、真剣に取り組みましたし、はたから見ていたら「よくそんなことをやっていられるね」というようなことまでもやってきました。
今ヨガの効果として冬場なのに例年に比べて体が冷えにくくなっていることがあげられます。もともと私の身体はどこを触っても死体のように冷たかったことを思うと隔世の感があります。さしずめゾンビだった自分が魂を与えられて人間になったかのような感覚さえあるくらいです。
ヨガは2017年の春からはじめましたから、まだ一年もたっていません。それでもこれだけの効果が出せたということは、ひとつには「気づく」鍛錬をカウンセリングで重ねてきたことと、気付きに基づいて根気よく身体をほぐしてきたからにほかなりません。これだけは自分ごとですが、自分のことをほめてもおかしくないよなと思っているのです。
だから、私は稼ぐことや仕事することとか、いまだに親が口すっぱく言い続けている結婚とかはかなりどうでもよくて、一にも二にも自分を緩めることを心がけています。1年前に「緩める」ことをテーマに掲げて、年末に気づいたらやはり「緩める」ことをテーマにしていました。これもやはり巡り合わせなのかもしれませんね。
その結果、「独立」というキーワードが出てきて、実際に四半世紀ぶりの一人暮らしを実行しようとしているのです。これも残された時間をどう生きるかということを考えたうえでとても大事なことだったのです。