怒り、苦しみ、破壊し、創造する!世界プロレス式コミュニケーションガイド研究所所長の体験談ブログ(174) 自分の問題と向き合うための10の闘い(64) 自分の欲求と限界④
脳は果たして休めているのか?
風邪ひいて病床にいると、いろいろ思うところがあるわけですが、こうして考えている事自体に問題がありはしないかな?と言うことに気づきました。
要するに身体は休めても、脳まで休めているのか?という疑問が湧いて来たのです。普通寝ている時には心身ともに休んでいるはずです。
最近はあまり経験がないのですが、実はワーカーホーリックだった頃は、寝ているはずなのに、あたかも現実にいるかのような感覚を常に味わっていました。この時分はかなりの高確率でリアルな夢を見ていたのです。
私は元々睡眠障害もちなんですが、中でも悪夢が続いて睡眠障害を起こす状態もあり、これは、「悪夢障害」と診断されます。目覚めたあとに少し落ち着いたのでもう一度眠ろうとしても、「また、あの悪夢を見るのではないか」という恐怖心が起こり、なかなか寝つけなくなってしまうことも多々あり、身体も心も休めなくなります。
悪夢障害との闘い
実際、悪夢の続きなんて見たくもないのですが、現実は結構な確率で「続き」というか、下手すると同じ内容がループされることもあり、こうなると心身ともに休めている状態ではなくなります。
考えてみると、ヨガをはじめた最初の頃は、「脳を休める」という言葉の意味がわからないままでいました。よくよく考えてみると、寝る前まで結構刺激の強い映像を見たり、音楽を聴いたりしている生活習慣を、未だに続けてきていたことにも気づかされました。
睡眠障害になりたての頃には、「寝たら時間を損する」という強い感覚にとらえられていました。だからこそ覚醒作用が強いカフェイン入り飲料を過剰摂取したり、寝る直前まで外部から刺激を取り続けようとしてきたのかもしれません。
おかげさまで悪夢障害は以前ほどひどくはなくなりましたが、それでも脳まで休めていたかどうかは、かなり怪しいと言わざるを得ません。今後は意図的に仕事量も減らし、寝る前はよりリラックスできる環境を整えてから、就寝する習慣を身につけよう、と病床の中で誓いました。
改めて生活習慣を見直してみた
さしあたり、寝る前ギリギリまで刺激を与える習慣をスッパリやめて、聴いている音楽も、友人が勧めてくれたヒーリング系のものに変えてみました。最初はなかなか寝付けないし、基本ヒーリング系の曲は単調なんで、正直「刺激の禁断症状」が出てきて、つらくて仕方ありませんでした。
しかし、これも続けていくと脳が「リラックス」を覚えてきたのか?入眠には時間がかかるものの、悪夢をみる回数はかなり減りました。正直私はヒーリング系をなめてかかっていたので、改めてその効果を身をもって思い知ったのでした。
やはり、できているつもりでも、意外とできていないことはたくさんあるものです。体や心のサインは自分の生活習慣を見直す意味では大変大切なものなんだなあ、ということを改めて痛感させられた次第です。と同時にまだまだ自分の生き方にも改善の余地がたくさんあることを思い知らされました。