怒り、苦しみ、破壊し、創造する!世界プロレス式コミュニケーションガイド研究所所長の体験談ブログ(83) 私が恋愛をキライな10の理由(3)
2017/01/25
恋愛に関して私が抱いている「めんどくさい」ネガティヴイメージ、それは主に「男性がリードしなくてはならない」「男性が奢らなくてはならない」など、「男性だからしなくてはならない」ことに原因があります。じゃあそこまでして好きでもない人と、一緒にいて楽しいかというと、今まで楽しかったことは一度もなかったんですよね。だから「メリット・デメリット」の話がでてくるわけです。メリット系の話になると「恋愛は理屈でするものではない」という意見をよく聞きます。でも理屈でない恋愛って、どうやっていいのか私にはわからないので、そこをきちんと説明してほしいんですよね。理屈でないから説明できないというのは、説明することから逃げてねえか?とさえ私は思うわけです。でもそういうとわからない人間に説明できないから、最後は「(理屈でないと恋愛できないなんて)かわいそう」という感情的な話にすり替えてしまうのではないでしょうか?
世の中には器用に恋愛ができる人ばかりが生きているわけではありません。恋愛のできる人たちが、自分の定規で測れない人をひとまとめにして「かわいそう」というのは間違っていると思います。このかわいそうというのは感情的な話であるのと同時に、恋愛ができる人が上から目線でものを見ている感じがして私はとても嫌なのです。ここに勝ち負けというのがつながってくるのでしょう。そもそも恋愛ができる人が無条件で勝者だと誰が決めたのでしょうか?そして勝者でないと生きていてはいけないのでしょうか?
どうも自分が理解できない他人の行動は、自分から理解しようともせず、自分の杓子からはずれた人間を見下す傾向があるようですね。最近でこそすくなくなりましたけど、酒飲みが酒を飲めない人を見下すあの感じによく似ていると私は思います。まだお酒はアルコール・ハラスメントとして認知されていますが、恋愛に関しては依然ハラスメントがまかり通っています。別に恋愛しなくても生きていけるのは事実です。実際私はこうして半世紀生きてきたのですし、なんら不都合もありませんでした。
恋愛体質でない人間にとって今の世の中は非常に生き辛いですね。世の中が少子化対策と称して積極的に恋愛を「指導する」ようになったりしているのは本当にやめてほしいのです。恋愛してなくても世の中には楽しいものもたくさんあります。その中に生きがいを見出して生きている人間だっているのです。多様性のある世の中を目指すというのであれば、どうか我々のような人間をそっとしておいてほしいなというのが私の願いでもあります。そうしたら恋愛に関してこんなにも煩わしい思考を巡らせる必要だってなくなるのですから。