怒り、苦しみ、破壊し、創造する!世界プロレス式コミュニケーションガイド研究所所長の体験談ブログ(39)私が博愛主義をキライな10の理由(9)
2016/10/28
実はこの原稿は友人の結婚パーティーの席で誰もいないところに引きこもって書いてます。実は結婚式の翌日が友人の49日でして、こうなったのは誰も悪くはないのですが、両日出席する身としては、さすがにメンタルのバランスをとるのは難しいですねえ。そもそも人混みやパーティーは大の苦手だし、酒も飲まないのに、人には酔うという困った人間なんで、そのあたりはご容赦ください。
さて、あまり悪口ばかり言ってると、私が飽きてくるのでたまには違う話もしてみたいと思います。私は時代劇の必殺シリーズの大ファンなんですが、基本的にシリーズに登場する仕事人というのは劇中でも犯罪人扱いです。当たり前ですよね。確かに心情的に復讐をしたいのは人間として当然です。晴らせぬ恨みを晴らしていくというのはドラマにはしやすいですが、現実に私刑を行えば当たり前ですが、犯罪です。たとえ相手が殺人を犯したとしても、法で裁かれる限りは法で決められた刑罰が与えられるだけです。私刑は禁止しておかないと、万が一冤罪だった場合とかに不幸の連鎖を巻き起こしていきます。仕事人では一応裏どりをするシーンもでてきますけど、まあドラマなんで裏とらなくても悪役は悪役で、最後は始末されてしまいます。
特に必殺の初期シリーズの劇中では仕事人自体も罪の意識を抱えながら仕事を行う描写もあります。その贖罪を抱え込むかわりに彼らは報酬を受け取るわけです。お互いが必要以上に干渉しあわず、金と腕でのみつながった関係というのは、昨今のべたべたした砂糖菓子のような甘ったるい仲間とかいうつながりよりもずっと魅力的に私には見えるのです。
何がいいたいのか、というと、私がブログに書いている悪口、罵詈雑言でスカっとしてカタルシスを得ているあなたが今後も同じようにしたいのであれば、私は仕事料をあなたからとってもいいんじゃないかと考えるようになってきたのです。ただし特定個人を叩いても、私がすっきりしないため、対象は自分自身の問題や、自分自身が不快と感じる概念や事象に限るのですが、今後はタダ見してスッキリしているあなたからは、敢えて金を巻き上げようと思います。これは私の「追いはぎ宣言」です。
そう、世の中には、ビンボー人から追い剥ぎのように金を巻き上ているセミナー講師や、詐欺まがいのカウンセラーなどはごまんといます。彼らの一人一人を叩いていてもキリがありませんし、私もそんな手間暇をさく時間はありません。いっそ私が追いはぎになったほうがよっぽど私のためになるのですが、どうもそこだけは博愛主義者の仮面をとれずに困っているところです。本当高い金を巻き上げるセミナー講師をたくさん知ってますけど、彼らの爪の垢だけは煎じて飲みたい気分です。ですから形だけでも「追いはぎになるぞ」と決めたわけです。
ですから、今後無料で目にできるアイテムは敢えてマイルドな内容にシフトチェンジしていきます。だって金も払わない読者をなんで私が楽しませないといけないんですか?ハッキリいってあなたの娯楽を提供するために、私はブログを書いているわけではありません。そんな私から更に金を巻き上げようとする人間からも、私は私の身を守る権利があります。ですからそうしたハイエナを寄せ付けないためにも、本当の毒突きはメルマガにしたためようと考えています。
さて、そうは言いつつも、実は毒突く材料もあまりないので、配信は私がもっと本気にならないと難しいでしょうね。そもそも私は怒る事にはあまり慣れていない人間でしたから、怒るにしても結構なエネルギーを費やしているわけです。その手間暇を考えたら、タダ見なんかもってのほかですよね。
この間久々にかつての職場に点検のため、愛車をもっていったのですが、朝イチだったため、営業所の朝礼に出くわしました。私のいた時代とはだいぶん異なり、単なる声出しだけではなく、色々複雑なミッションを皆さんこなしてました。業界を離れた身としてはかなり奇異な光景にみえましたね。とはいえ、今日日接客する業種は朝礼などで大概声出しとかしてますからね。結構早くにお店とかに行くとそうした光景を見ることは普通にありますよね。
しかし、その接客スキルが商品価格に反映されているのでしょうか?私にはそうは思えないのです。チップを払う習慣のある国ならいざ知らず、日本ではサービスを提供する側が「スマイル0円」とかいってますからね。呆れてものもいえません。そんな根性が染みついているから、クレーマーや労働力を無償でかすめ取ろうとする輩が後を絶たないのです。そもそもサービスを無料にしているのは提供する側の善意です。しかしこれこそ、似非博愛主義の八方美人というやつでしょう。こういうのが蔓延しているこの国の在り方自体が反吐が出るほど嫌いですね。いっそ接客がタダだとか抜かしている奴はみな一斉に地獄に落ちてしまえばいいのです。
だいたい日本の世の中には無料が溢れすぎています。人が苦労して世に出している艱難辛苦の結晶をタダでかすめとろうなどとは、それこそ仕事人に始末されてしまえばいいのです。そのためなら私が金を払いたいくらいですよ。