cocoro.harada.log

それでも生き永らえた!生命力イラストを描いているcocoroharadaの由無し事ブログ

*

怒り、苦しみ、破壊し、創造する!世界プロレス式コミュニケーションガイド研究所所長の体験談ブログ(37) 私が博愛主義をキライな10の理由(7)

2016/10/28

ふとなぜ自分はなぜカウンセラーをやりたくないといいだしたのか?その理由を今まで私自身が掴めていませんでした。しかし今回腑に落ちる理由が1つ見出せたので、そのお話をしたいと思います。

その前にカウンセラーという仕事に対して、あなたが思い描かれるイメージとはどういうものでしょうか?次の2つからあなたのイメージに近い方を選んでみてください。

①困っている人に救いの手を差し伸べる救済者

②困っている人の問題解決のお手伝いをする支援者

さて、あなたはどちらを選ばれたでしょうか?

イメージの問題ですから、どちらが正解ということはありません。ですが、実は私にとってはどちらもやりたいイメージとはかけ離れているのです。

スティーブン・R・コヴィー博士が提唱した7つの習慣では、人間関係における6つのパラダイム(ものの見方・考え方を支配する認識の枠組み)を、

「Win-Win」「Win-Lose」「Lose-Win」「Lose-Lose」「Win」「Win-WinまたはNo Deal」

と、しています。

互いにWin-Winとなる合意を形成できないなら、お互いのために「合意をしないという合意」=No Dealをすることも必要である。(ウィキペディアより抜粋)

では、先にあげた①②は果たしてWin-Winなのでしょうか?

まず①の困っている人に救いの手を差し伸べる救済者ですが、はっきり言って私はこういうタイプが一番キライです。ところが心理業をやりたい人の中には一定数こうしたタイプが存在していて、正直、私は近寄りたくもないのです。そして、得てしてカウンセラーを名乗っていると、そういう相談者を引き寄せてしまいます。つまり私自身が忌み嫌う救済者になっていることを意味します。これではカウンセリングができません。7つの習慣でいうと、「Lose-Lose」な状態になり、誰も得をしません。

②の、困っている人の問題解決をお手伝いするというのが、本来あるべきカウンセラーの姿であると私は教わりました。しかしこれにも違和感があるんですよ。最初は「これならできるかな?」と思っていたのですが、実は自分がそれほど支援に前向きではないことに気づいてしまったのです。7つの習慣でいえば、「Lose-Win」になりかねない状態なんです。わかりやすくいえば、いまの私が支援者になると、自分の価値を値引きした上に、ただ働きする可能性が高いということなんです。

本来あるべき姿にも違和感があるとなると、無理してカウンセラーを続けてもモヤモヤが残るだけです。ですから、天に唾なすが如くカウンセラーに対して「くたばれ」という汚い言葉を吐いてまで自分から遠ざけたかったのです。大切なのは他人にどうしたいかではなく、自分がどうしたいか。そこに気が付かないままカウンセラーです、と名乗っていたところで先は細る一方だったでしょうね。おかげで今の私は、「No Deal」を選択したことで、以前の私よりずっと自由になることができました。また似非博愛主義の八方美人を辞められたのも感覚的にはカウンセラーという言葉を使わなくなったことから、つながっているように私は感じています。

my-story-1
%e3%82%ab%e3%83%bc%e3%83%96%e3%83%ad%e3%82%b0%e3%83%90%e3%83%8a%e3%83%bc
%e3%83%97%e3%83%ad%e3%83%ac%e3%82%b9%e3%83%90%e3%83%8a%e3%83%bc
%e6%98%a0%e7%94%bb%e3%83%90%e3%83%8a%e3%83%bc





-怒り、苦しみ、破壊し、創造する!世界プロレス式コミュニケーションガイド研究所所長の体験談ブログ, 私が博愛主義をキライな10の理由