*

[映画鑑賞記] 仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダー

16年12月12日鑑賞。

幻夢コーポレーションにDr.パックマンを名乗る仮面を被った人物が率いる白衣の一団が襲撃し、壇黎斗からバグヴァイザーと4つのプロトガシャットを盗み出す。

眼魔との死闘を乗り越え、完全に生き返ることができた天空寺タケル / 仮面ライダーゴーストは、平和な日々を過ごしていたが、突然街に正体不明のゲームウイルス(パックマンウイルス)が出現し、人々を襲う。タケルは、月村アカリや御成と共に「不可思議現象」の発生を受けて、出動する。

そんな中、同じく仮野明日那 / ポッピーピポパポと共にパックマンウイルスの事件を探っていた宝生永夢 / 仮面ライダーエグゼイドとタケルは、再会を果たすが、タケルがパックマンウイルスに感染し、その影響でタケルはゴーストドライバーを失う。また、高校生にして大人気ゲーム「ハテサテパズル」を開発した清宮東吾もパックマンウイルスに感染する。

白衣の一団の正体は、ネクストゲノム研究所の来瀬荘司、武田上葉、竜崎一成の3人で、Dr.パックマンの正体は、かつてネクストゲノム研究所の所長だった財前美智彦だった。財前は、新種のバグスターウイルスの保菌者を探しており、バグヴァイザーを使ってパックマンウイルスを散布し、その保菌者が東吾であることを突き止める。

永夢とタケルのピンチに眼魔世界から帰ってきた深海マコト / 仮面ライダースペクターとアラン / 仮面ライダーネクロムが加勢し、鏡飛彩 / 仮面ライダーブレイブや花家大我 / 仮面ライダースナイプ、九条貴利矢 / 仮面ライダーレーザーと共に財前たちの脅威に挑むが、全く歯が立たず、東吾の体から飛び出したウイルスがハテナバグスターへと変化し、東吾自身も、財前のヴァグバイザーに吸収されてしまう。ハテナバグスターの攻撃で、アカリが瀕死の重傷を負い、バグスターウイルスに感染し、24時間以内にハテナバグスターを倒さなければ肉体が消滅してしまうことを告げられる。深傷を負った永夢とタケルは苦悩するが、決意を新たにし再起する。同じ頃、操真晴人 / 仮面ライダーウィザード、葛葉紘汰 / 仮面ライダー鎧武、泊進ノ介 / 仮面ライダードライブといった3人のレジェンドライダーが立ち上がっていた。(あらすじはwikipediaより)

今回は毎年恒例「仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダー」。今年からMOVIE大戦ではなく、近年の仮面ライダーが大集合するという体で、売れるといなくなる素顔のライダーも一応集結(鎧武のみ声だけで出演)。

プロレスファン的にはやはり棚橋の演技に注目せざるを得まい。今回はヒール役なんでハイフライフローはないとは思っていたが、スリングブレイドと、ノド輪落としで天空寺タケルや泊進ノ介をボコボコにする様はかなり堂に入っていた。ライダー愛を公表してやまない本人的にも感無量だろうなあ。何気に棚橋のボスが特撮(主に怪獣映画)マニアの佐野史郎さんというのがポイント高い。しかもゲストなのに、エグゼイドの本編にガッツリ関わる設定になっているし、この先、このあたりがテレビ版でフィーチャーされる可能性はあるのだろうか?

だが、プロレスラーの中では決して大型ではない(でも180センチ超ある)棚橋がライダーの素顔バージョンの俳優さんと絡むとまるでベイダーみたいにみえるから不思議。やはりいくらヒーローとはいえ、本職がプロレスラーの人と対峙してしまっては正直フィクションの世界でも勝てる気がしない。やはりライダーは変身しないと勝てないよなあ。しかし、今度は棚橋演じる来瀬荘司がロボルバグスターに変身すると仮面ライダーには勝てそうに見えないのが困りもの。顔を隠しちゃうとキャラが生きないという点では、来瀬は変身しないでほしかったかな。またあの外見で研究者というのはなかなか面白いキャラ設定だと思った。これを機にライダーに出演できる機会が増えるといいなあ。

今回の敵役は、佐野史郎さんという大ボスを筆頭に、中国武術の達人、山本千尋さん、身長185センチの長身、鈴之助さん、そして百年にひとりの逸材、棚橋という組み合わせなんで、正直5人ライダーが揃っても勝てるかどうかというわくわく感を感じられたのは大きかった。最近能力はチートな割にすごみを感じる悪役がいなかったので、今回ライダーが引き立ったのは、このネクストゲノム研究所のメンツによるところが大きいと私は思っている。やはり敵は強大なほど面白い!

能力がチートすぎるウィザードや鎧武の出番が少ないのはあんなもんかな、とは思う。下手したら魔法と神様の力でなんでもできちゃうし、鎧武はドライブ復活のためだけに駆り出されたと言われても仕方ないだろうし。ウィザードの出番に関してもまあぶっちゃけ助っ人扱い。

MOVIE大戦ではなく、平成ジェネレーションズという新しいムーブメントを成功させるために、例年のライダー映画以上に力を入れているのは十分伝わってきた。

脚本はエグゼイドを担当している高橋裕也さんだが、過去のライダーもしっかり把握した上できちんとしたストーリーに仕上げていた。これができるということは、まだ序盤にすぎないテレビ版エグゼイドの先の展開にも期待したいところなのだが、今のところは先行き不明。

やはり坂本浩一監督だけあってアクションシーンのキレがハンパない。それでいて棚橋のムーブもアクションの中にしっかり取り入れているのも素晴らしい。カンフーアクション撮らせたら世界でも坂本監督は五本の指に入る方だとは思っているけど、ここまでアクション、アクション、アクションに徹したライダー映画も久しぶりかもしれない。爽快感に関しては近作の中でもナンバーワンといっていいのではないだろうか?

my-story-eiga
%e7%a0%94%e7%a9%b6%e6%89%80%e3%83%90%e3%83%8a%e3%83%bc

%e3%83%97%e3%83%ad%e3%83%ac%e3%82%b9%e3%83%90%e3%83%8a%e3%83%bc
%e3%82%ab%e3%83%bc%e3%83%96%e3%83%ad%e3%82%b0%e3%83%90%e3%83%8a%e3%83%bc








follow us in feedly

-映画鑑賞記