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[心理×音楽コラム]200%元気がもらえる心理的音楽徒然草(20) 夕焼けの空

今回は日本が世界に誇る歌手でもある坂本九さんが歌われている「夕焼けの空」です。

この曲はNHKが夕方6時30分より放送していた人形劇枠の一作「新八犬伝」のエンディング曲で、アラフィフ世代なら必ず見ていたであろう作品です。

正直、上を向いて歩こう心の瞳で坂本九さんが世界的に知られた歌手であったことは、だいぶん後になって知ったのですが、我々の世代にとっては、坂本九さんといえば、この劇中で語り、ならびに黒子としてたびたび登場する「九ちゃん」でした。

あの愛嬌のある笑顔と、独特の語り口調、「因果は巡る糸車、巡り巡って風車」や、番組終了時の「本日、これまで!」は大流行して多くの子どもたちがマネました。

また、真偽のほどは定かではないのですが、青天の霹靂という言葉を世に広めたのもこの番組であるといわれています。

それほど影響力が強かった作品でしたが、当時はマスターテープを保存するという習慣がなかったため、ほとんど消去されてしまい、視聴可能なエピソードは、第1話、第20話、最終話の3本のみだと思われていました。

しかし、2011年に新たに第86話が番組関係者から提供され、NHKアーカイブスに追加されて、劇場版(40分の再編集版)と合わせて現在5本のみが視聴可能となっています。

この名作を後世に映像として伝えられないのは、当時の視聴者としてなんとももどかしいのですが、辻村ジュサブローさんの人形、九ちゃんの名調子、藤井凡大さんの音楽、そしてなんといっても脚本と作詞も手掛けた石山透さんの功績は、永遠に語り継がれてもいいでしょう。

当時買った石山透さん著の「新八犬伝」ノベライズ版は今でも保管していて私の宝物の一つになっています。

ちなみに坂本九さんは1985年(昭和60年)の日本航空123便墜落事故に巻き込まれるまで精力的な活動を続けられていました。

「明日があるさ」とかと比べるとやや暗い曲調の「夕焼けの空」ですが、この曲は今聞いてもなお坂本九さん・・・いや九ちゃんの笑顔が浮かんでくる名曲だと私は思っています。

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