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万国びっくり映画鑑賞記・怪竜大決戦

2016/10/18

09年11月27日鑑賞。

この映画、1966年の12月21日に封切られていて、冬休みの子供向けに作られた作品。テレビの怪獣ブームに便乗して、大蝦蟇と怪竜がお城をブッ壊して闘うんだが、これが後発の悲しさ、東宝とは比べものにならないくらいお粗末。この大蝦蟇の着ぐるみと、お城破壊シーンはテレビの『仮面の忍者・赤影』で使い回しされているのは有名な話し。見覚えバリバリだし。いや、特撮も全体的に「赤影」テイストなんですよ。劇場用としてはかなり安手な感じ。

物語の舞台は近江の国の霞城。忍者の大蛇丸(大友柳太朗)と組んだ家臣の結城大乗が、城主の尾形左馬亮を殺し、城を奪う。城主の息子の雷丸は城を抜け出すが、怪竜が追ってくる。そこへ大鷲がやって来て、雷丸を救出する。普通なら、悔し涙を流すとか、復讐を誓うものですが、自分の生まれ育った城が燃え落ちるのを見て、「あっ、お城が燃えている。キレイだな」って...。子供向けにしても、この主人公の脳天気ぶりにまずズッコケる。

それから10余年が過ぎ、雷丸(松方弘樹)は蟇道人(金子信雄...なんちゅうキャスティングだ...)のもとで成長していた。雷丸が里へ薬を取りに行く途中、大蛇丸配下の忍者に襲われるが、蟇道人に教わった忍法で逆に忍者たちを倒す。この忍法がきてれつきわまりない。なんと松方さんのクビが空を飛ぶ!そう、マジンガーZのブロッケン伯爵よろしく、空中をふわふわ飛ぶのだ。そしてしゃべる!!

胴体はリモコン操縦された鉄人みたいに自在に動いて、相手の忍者を手を使わずに縛るとまあ、やりたい放題!!雷丸は、幼い時に別れた父親を捜して旅をしていた綱手(小川知子)とひょんなことから知りあう。大蛇丸配下の忍者を殺した雷丸を見て逃げ出した綱手を追って、綱手を掴まえた弾みで一緒に坂を転げるだが、綱手の胸を触って、「君は女だったのか」!

この方は後に谷村新司さんにも胸まさぐられていますが^^若い頃からこういう運命をたどっているんでしょうか??まあ、宗教的要素はさすがに感じられません。

まだそれでも清純派です^^

二人が蟇道人の庵へ戻ってみると、大蛇丸に騙まし討ち(これも忍者マスターとは思えない間抜けな死に方^^)された蟇道人が瀕死の状態だった。蟇道人の今際の言葉で両親の仇を知った雷丸は、近江の国に向かう。一方綱手も、祖母の蜘蛛婆から父親が近江の国にいることをきかされ、近江の国へ向かい、大蛇丸配下の孟兵衛と知りあう。

霞城下で、雷丸は自雷也と名乗り(別に敵の目から逃れるために違う名前を使うシーンは別にあって、自雷也という名前は突発的に出てきて、何の説明もない^^)、城下に現われた結城大乗を襲うが、大蛇丸に妨げられる。大蛇丸は、孟兵衛が連れてきた綱手が自分の娘とわかり、綱手を使って雷丸の命を奪うことを考える。

しかし、綱手は、父が結城大乗と手を組んで雷丸の両親を殺した悪人であることを孟兵衛から知らされ、雷丸を捕えたと偽って大蛇丸を城からおびき出す。雷丸捕縛の報を受けて、祝いの宴が催されている霞城へ大蝦蟇に変身した雷丸が現われ、仇の結城大乗を討つ。騙されたと知った大蛇丸は、怪竜に変身して霞城で大蝦蟇の雷丸と激突する… 

でもって、悪役の雄、大友柳太朗さんですが、真面目にやればやるほど、可笑しくなる。ラストは波打ち際での松方弘樹との一騎打ち。さすが最盛期には時代劇を年間70本撮っていた東映だけあって、チャンバラシーン「だけ」はすんごい迫力!!大時代的な歌舞伎の大蛇丸の衣裳を着けた大友さんが、波打ち際を走ってきて松方弘樹と斬り結ぶ。そして斬られた大友はんは、深さが膝ぐらいのところへ、仰向けにザンブと倒れる。

それだけで止めておけばいいものを、たちまちスモークがたちこめ、色鮮やかなライトが点滅して泡がブクブク湧き上がってくる。そこで特撮を足すなよ!悪党たちを退治して、領主として国造りをするのかと思いきや、「城は壊れたが、田や畑は残っている。後はお百姓さんたちに任せた」と言って、綱手と一緒に大鷲に乗って飛騨の国に帰っちゃう自雷也。また、悪い奴が現われたらどうするんだ!という疑問は一切抜きで、領民より女の元に走る。まるで後の松方さんを地でいくようなラストシーンには唖然とするしかない...

とにかく濃すぎる映画でした。

もうおなかいっぱいです。勘弁してください^^松方さんの黒歴史かもしれないなあ...

my-story-eiga
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