[アニメ感想] 2020年冬アニメ完走分感想文 理系が恋に落ちたので証明してみた
研究に情熱をそそぐ、理系女子と理系男子がもし恋に落ちたら?
彩玉大学に通う理系大学院生の
才女、氷室菖蒲は同じ研究室の雪村心夜に告白する。当然その「好き」に理論的根拠なんてない!
しかし、理工学専攻として、
「理論的に好きを証明できなければ、好きとは言えないし、理系としても失格!」
その信念をもとに、2人は研究室のメンバーを巻き込んで
「恋」の定義に関する証明実験を始める!?デート実験、好きの構成要素の解明、心拍数計測実験、
ムード値の計測……。個性的過ぎる愛すべき理系たちが「恋」を理論的に証明する
笑いありキュンキュンありの理系ラブコメディ!(あらすじは公式HPより)
ありそうでなかった作品
珍しくAmazonプライム・ビデオでの一挙配信があり、他作品に先駆けて完走してしまった。
個人的には、恋愛物は基本的にみないけど、「理系が恋に落ちたので証明してみた」は、非常に面白かった。
確かに恋愛物であることは間違いないのだが、これを理由づけしてみたり証明したみたりと大真面目にやってしまうのは、ありそうでなかった作品だろう。
池田研究室のキャラも個性的でいい味をだしているし、なによりヒロインの氷室ちゃんがかわいい。
ツンデレのような、そうでないような新しい分野を切り開いている感じで、雨宮天さんの演技がぴったりマッチしていた。
雨宮さんご本人もラジオで氷室役に関しては、色々熱弁をふるっていらしたので、思い出深い役なんだろうな、と思う。
「あるある」っぽく見せられている
お話としては、もう少し違うエピソードも観てみたいなと思う。あと、二期やるとして、理系のネタが出落ちみたいに使いにくいという難点もあるが、どう解消されていくのかには興味がある。
綺麗に完結しているだけに、二期以降が蛇足にならなければ、問題なく続けていけるシリーズだと思う。高校や中学の純愛ものは山ほどあるが、大学のそれはなかなかありそうでない。
それだけに興味深い題材ではある。いいとこに目をつけたなあ、という感じ。文系+純愛ではピンとこないけど、一般的な理系だとなぜか納得できてしまう。
実際はここまで極端な理系はいないとはおもうが、フィクションとして「あるある」っぽく見せられている時点で、「理系が恋に落ちたので証明してみた」は成功しているのではないだろうか。