怒り、苦しみ、破壊し、創造する!世界プロレス式コミュニケーションガイド研究所所長の体験談ブログ(185) 自分の問題と向き合うための10の闘い(85) 残された時間⑤
過去と他人は変わらない
過去と他人は変わりません。これは世における大原則なんですが、往々にして人間は過去を都合よく改ざんし、他人を変えようとします。だから世界から諍いはなくなりません。
ミクロな例で言うとうちの両親は「他人が変わればいい」という人たちです。片方がそうならまだいいのですが、お互いがそんな感じで、しかも「他人は変わらない」ことに気づかないため、父と母は延々と争っています。
「私が朝早くから言ってまっているのに、病院は中に入れてくれないで、外で待たせる」というのは、ここ10年くらいの母の口癖です。当たり前ですが、定刻にならなければ病院だろうとどこだろうと、開きはしません。
時間より早くきて開院する人たちの手間暇や、人件費なんかこれっぽっちも考えてないですよね。定時にきて定時に帰る、賃金が出る間だけ働くことこそが普通であるべきなんですが、時間外のサービスを当たり前のように強いて、それを何ともおもわない感覚が市井の市民である母にすら根強く蔓延っているのですから、そりゃ、ブラック企業が日本からなくならないはずです。
私はおかしいのか?
他方、父は昔から私に対しては一貫して「結婚しろ」の一点張り。最近は「毎回わしは命を削って言っているのに(変わらない)お前はおかしい」といいだす始末です。さすがにここまでくると笑っちゃいますよね。
ここでマクロな例を見てみましょう。ウィキペディアで「生涯未婚率」を調べてみたら、
年々上昇傾向にあり2010年には男性の生涯未婚率は20%を超えるまでになっている。今後この数字がさらに増加すると予想されており、このことにより少子化などといった問題が一層深刻になっていくとされている。
とあります。
これは「50歳までに結婚したことがない人」というくくりなんで、実際にはもっといるでしょうね。私なんかオーバー50だし(笑)
ちなみに、2015年には男性が23.4%となっているそうで、およそ4人に1人が50歳の時点で未婚、結婚してません。
女性も2015年には14.1%まで上昇しました。およそ7人に1人が50歳の時点で未婚ということになります。生涯独身の人、結婚しない人生を歩む人は増える傾向にあるのは統計でも明らかで、未婚者が減る未来は、私が想像するに、多分来ないでしょう。
堪忍袋の緒が切れる・・・・
私にもたしかに少子化の片棒を担いでいる自覚はありますが、こればかりは相手あっての話ですから、私がいくら望んでもどうにもなりません。仮にお相手ができたとしても、そのゴールが結婚かどうかは、誰にもわからないわけです。破局だってありうるわけですしね。これは運とタイミングというしかありません。
にも関わらず成果ばかりを求めて、できないやつは実の息子であろうと「おかしい」と言い放つ親に感謝や労いをしたいと思うでしょうか?正直、堪忍袋の緒が切れかけています。
もともと介護の兼ね合いで、実家暮らししてきましたが、デイケアを自分たちでキャンセルしてしまうくらい元気な両親に、私が世話することもないでしょう。
来年こそは独立を果たして、他人を変えたいとしか思わない両親のもとから巣立ちたいですね。とは言え先立つものがない以上、勢いだけでは決めがたいので、このあたりは悩ましいところですね。
今の私にとっては、残された時間で、いかにして自分が好きに生きられるかが最重要テーマなのです。他人のために捧げる時間なんて勿体無くて割く気にはなれません。それは働き方でもなんでも然りなのです。