[アニメ感想] 2020年冬アニメ完走分感想文 へやキャン△
TVアニメーション『ゆるキャン△』シリーズ、2年ぶりの新作。もうひとつのアウトドア系ガールズストーリーがはじまります。
2018年の冬に放送されたTVアニメ―ション『ゆるキャン△』が、この冬、ショートアニメーション『へやキャン△』となって帰ってきます。
マンガアプリ『COMIC FUZ』(芳文社)にて連載中のあfろによる短編スピンオフ『へやキャン△』を原作・原案とする本作のメインスタッフには、『ゆるキャン△』に携わったチームが集結しました。
監督は神保昌登。『ゆるキャン△』ではOPコンテ・演出を手掛け、『異世界食堂』『川柳少女』などの監督・脚本も務める気鋭の演出家です。
さらに『ゆるキャン△』のサブライターとして参加していた伊藤睦美を、自身初のシリーズ構成として抜擢。
キャラクターデザインの佐々木睦美、アニメーション制作のC-Stationも続投し、新たにスーパーバイザーとして京極義昭を迎えました。
声の出演は、もちろん花守ゆみり・原紗友里・豊崎愛生・東山奈央・高橋李依などおなじみの声優陣が担います。
そして、劇中の音楽を担当するのは『ゆるキャン△』と同じく立山秋航。
今回はなんと全編フィルムスコアリングに挑みます。ひとつひとつはちょっぴり短いお話ですが、
つなぎあえばきっとあたらしい物語に出会えるはず。2020年のはじまりに、
わたしたいじかんが、あります。(解説は公式HPより)
外へ出ていくエピソードに
ゆるキャン△の番外編的なショートアニメ。5分枠で全12話。本編のゆるキャン△のほうは、2021年1月から2期の放送が決まっているようで、それまでの繋ぎといった役割の立ち位置。
同時に実写版ゆるキャン△(こちらも個人的には楽しみにみていた)も放送されていたので、併せてみるとちょうどいい感じかな?もっとも実写版は受け付けない人もいるんで、無理には進めないけど。
へやキャン△は、なでしこ、千明、あおいの3人による、山梨の名所をめぐるスタンプラリーの描写が中心。エピソード自体は特にどうというわけではない、ただ、原作の「へやキャン△」は本編のおまけというか、野クルの面々が部室で他愛もない会話に興じるだけのお話だったそうだが、アニメ版はなぜか一期同様外へ出ていくエピソードに・・・
可も不可もなし
すでに「あのへんな間取りの野クル部室から出たらへやキャン△じゃないよな?」とは思ってしまった。おいしいところは二期にとっておいたといいうことでいいのかな?
確かに一期ですでにキャラには馴染みがあるし、また時間も短い分普通に観ることができた。短い分やや物足りなさはあるけど、欲を言えば、志摩リンの出番はもう少し多くあったほうが嬉しかったかなあ。
野クル中心のお話だったんで、どうしても野クルじゃない志摩リンの出番が少ないのは納得できるけど。最後まで観終わって、作品としては可も不可もなし、といったところ。あまり大きな期待をせず、あくまで本編の「おまけ」くらいの認識で観るといいかもしれない。