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[アニメ感想] 2019年夏アニメ完走分感想文 女子高生の無駄づかい

2019/09/24

WEBコミック誌「コミックNewtype」で大人気連載中の
学園ガールズコメディが待望のTVアニメ化決定!

ちょっと残念な女子が集う、さいのたま女子高校を舞台に、
とてつもないバカ・田中(通称:バカ)、
アニメや漫画を愛するオタク女子・菊池(通称:ヲタ)、
いつも無表情でロボットのような少女・鷺宮(通称:ロボ)を中心に、
個性豊かで魅力的な仲間たちが、女子高生というキラめきに溢れた青春を
無駄に浪費していく抱腹絶倒のJK学園コメディが今、幕を開ける!(あらすじは公式HPより)

クラス全員に何らかのあだ名が

ひたすらギャグに徹した「女子高生の無駄づかい」というタイトル通りのアニメ。主にバカ(主人公・ボケ)とロボ(ぼそっとつっこみ)にヲタ(主に突っ込み)という枠割分担で、ひたすらばかばかしい話が延々と続いていく。

同時期放送の「荒ぶる季節の乙女どもよ」が散々悩んで、悩みまくる青春の苦悩を描いた作品だとしたら、「女子高生の無駄づかい」は、対極の位置にいるアニメといってもいいだろう。何より心をつかまれたのが、ベテラン声優をおしげもなく使ったOPとED!これはitunesで即買いしてしまった!

「女子高生の無駄づかい」は主役3人だけでなく、クラス全員に何らかのあだ名がついているのも面白いところ。たとえば、テンションマックス中二病のヤマイ、隠しきれない残念女子なマジメ、やっぱり残念系オカルト女子のマジョらよくもこんなに面白いやつらをそろえたなというくらいキャラが濃い!

誰一人として「成長していない」

もちろん彼女らの個性はエクストリームで、なおかつ常識外なんだが、回を追って見続けるていると気が付かないうちに、彼女たちの日常に妙なリアル感を感じるようになるような気がしてくる。

「女子高生の無駄づかい」で特に印象に残っている第11話の超変化球話や最終回のようなエピソードは、やはり普段からひたすらギャグを積み重ねてきた上で成立しているのだろう。

それは側から見ていると、女子高生である自分たちがブランドだと思い込んでいる(特にバカが)あたりが非常に滑稽なんだけど、「荒ぶる季節の乙女どもよ」が、結果的にほぼ全員がリア充になれたのとは全く対照的で、主人公三人組を含めて誰一人として「成長していない」のがすごすぎる!

最終回も結局「いつも通り」というか、前よりひどくなっているありさまで、本当にこいつら大丈夫か?と思わずにはいられなかった。

「女子高生の無駄づかい」の原作はすでに完結しているので、話のストックはないかもしれないが、ぜひとも二期をみてみたい。

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