
8年半の体験談を告白しちゃいます。もとカーディーラーセールスマンの体験談ブログ タイヤにまつわるお話
8年半の体験談を告白しちゃいます。もとカーディーラーセールスマンの体験談ブログ(57) タイヤにまつわるお話(6)
2016/12/22
タイヤの溝は、タイヤと路面の間の水はけを良くする、排水溝の役割をしています。タイヤがすり減ると、排水溝が浅くなり水はけが悪くなります。 水はけが悪いと、行き場を失ったタイヤと路面の間の水が溢れ、タイヤのグリップ力を低下させてしまいます。すり減ったタイヤはそれだけ危険なのです。
古いタイヤを履いたまま走行し続けていると、タイヤが外部の刺激や内部の圧力に耐え切れなくなり、走行中いきなり破裂してしまう恐れがあります。高速走行中などに破裂してしまうと、大事故を招きかねない危険な状態になってしまいます。また、溝の浅いタイヤで走行していると、雨の日にスリップしやすかったり、劣化してタイヤのゴムが固くなると、制動力が落ちて、ブレーキが利きにくくなったり、コーナーをスムーズに曲がれなかったりします。
大事故にならないよう、タイヤの交換をすることはドライバーの責任問題であると考えてください。
タイヤ交換時期を割り出すには製造日の確認が必要になります。製造日はタイヤの横に4~6桁の数字で刻印されています。全く走行していない状態でも、経年でタイヤは劣化しますので、交換は必須です。交換の目安は一般的には3~4年とされています。
また、タイヤの溝がすり減り、残りの溝が1.6mmを切るとスリップサインが現れます。タイヤの側面に、しわのように見えるひび割れがないかチェックしてください。
タイヤの横が盛り上がったように見える時は
タイヤ内部のコードが切れていて非常に危険な状態です。タイヤが破裂するおそれがあるため、早急に交換が必要です。
タイヤが早く減る&早く劣化する原因としては、急ブレーキ、急発進、急ハンドルや、ブレーキとアクセルの頻度が高い街乗り、さらには空気圧が適正でないまま走ったり、停車した状態でハンドルをきるなどドライバー側の問題、あるいは、車の荷重が重いとか、 高速走行するケースが多々ある場合。
または、タイヤのローテーションをしていなかったり、タイヤ洗剤やワックスをよく使うケース、直射日光が当たる場所にタイヤを保管する場合もタイヤが傷みやすくなります。
意外とタイヤというのはああみえてデリケートです。しかもクルマの走行では要となる大切な箇所です。普段からお手入れを怠らずに、安全運転ができる環境づくりもドライバーの義務ではないでしょうか。