
8年半の体験談を告白しちゃいます。もとカーディーラーセールスマンの体験談ブログ タイヤにまつわるお話
8年半の体験談を告白しちゃいます。もとカーディーラーセールスマンの体験談ブログ(56) タイヤにまつわるお話(5)
今回はタイヤ交換のお話です。今は正直手作業でやるより、工場に持ち込んだ方が早くてバランスもとってもらえるので、自分でタイヤ交換するメリットはほとんどありません。また路上でパンクしても、携帯がつながるところではJAFに連絡すれば済む話ですから、今の時代には必要ない知識かもしれません。
ほぼ今では無駄に近いスキルではありますが、やれないよりはやれた方がいいですよね。そこでタイヤ交換で気を付けておいた方がいい点をピックアップしてお伝えしようと思います。
タイヤ交換をする前にまずはタイヤのすり減り具合をチェックする必要があります。全てのタイヤにはタイヤがどれくらいすり減っているかどうかを確認できるスリップサインという目印があります。ここを参考にタイヤのすり減り具合をみて買い替え時期を判断するのです。タイヤの側面をよく見てみると△マークが周上に計6箇所付いています。そのタイヤの溝にモッコリした部分があるのですが、このモッコリ部分(1.6mm)をスリップサインと呼ぶのです。
ちなみに通常はこのスリップサインが接地面と同じ高さになる前に、タイヤを買い替えなければいけません。ちなみにスリップサインの出ている(残り溝が1.6ミリをきった)タイヤは車検でひっかかるので注意が必要です。またひび割れして劣化していたり、変形、タイヤのゴムが硬くなっているなどのときはタイヤ交換を自分でせずに業者に持っていって相談した方がいいですね。何よりそのまま放っておいたら運転に支障が出るどころか大事故にもつながりかねません。
なんでも安く済ませようというのではなく、万が一のために自分でタイヤ交換できたり、タイヤについての知識をもっておくのは悪いことではありません。またタイヤ交換するときはジャッキを使うので地面が柔らかい土だとめりこんだりグラグラしたりして危険です。アスファルトかコンクリートなどの固い地盤上で作業するのがおすすめです。どうしても固くない地盤でタイヤ交換を行う場合になった場合は、必ず地面が水平であることも確認してください。やってみるとわかりますがジャッキアップって水平でやらないと危なくて仕方ないのです。
私の場合、営業時代は田舎の舗装されてない道でパンクしてタイヤ交換をしたこともありますが、正直怖かったですね。よりによって夜でしたし、その時はまだ交換した経験もそれほど多くなかったので、非常にこわかったのを覚えています。でもおかげで補助タイヤの付け替えくらいは簡単にできるよういにはなりました。
本来はJAFを呼んだりするのが筋なのではあるのですが、山中ですと携帯がつながらないとか、公衆電話もなかったりしますから、そういうときのためにあってもいい技術だと私は思っています。
ちなみに私がやらかした時は本当に何もない場所で人家もなかったですから、帰るためには自分でタイヤ交換しなければならなかったのです。30年前といわず現在でもこういうことは起こり得ることだと思いますので、お時間があれば工具のチェックがてらタイヤを目視でも点検してみられてはいかがでしょうか?