8年半の体験談を告白しちゃいます。もとカーディーラーセールスマンの体験談ブログ 自動車の税金豆知識

8年半の体験談を告白しちゃいます。もとカーディーラーセールスマンの体験談ブログ(26)自動車の税金豆知識(8)

2016/10/05

今の日本ではリサイクルショップが増え、ましたね。新しい物をどんどん買うのが主流だった一昔前の日本とは一変し、今の時代では一度使ったものを売ったり買ったりすることも一般的になってきました。自動車業界はもともと中古車でも使う習慣があったので、今も昔もそう変わってはいませんが、日本でリサイクルショップが利用されるのはコスト面での選択が一般的です。これは中古車市場でも事情はそれほど変わってないでしょう。リサイクル店でも、求められるものは共通しています。古くて、無名のものとなると、多くのリサイクル店では引き取ってももらえません。

いい例をひとつご紹介しましょう。私が営業マンの新人として販売に携わった最初の新車がスプリンターのAE91というシリーズでした。しかし現状、このひとつ前のAE81シリーズを現在の街中で見ることはあっても、後継車だった90シリーズはほとんど姿をみません。その理由は80シリーズのスポーツタイプであるトレノが漫画「頭文字D」の中で主人公が使用する車として格好良く描かれ、「ハチロク」という型式番号が独り歩きするほどのブームになりました。確かに走りを追求するにはいい車ではあるのですが、同時に非常にさびやすい車でもありました。また車内が狭いという点もネックになっていて、このすべてを解決したのが90シリーズでした。ですが、あまりに新車が売れすぎてしまい、中古車市場に出回るころには二束三文になっていました。まさに古くて無名(この場合はハチロクと比べて、という意味ですが)ゆえに中古車市場では見向きもされなかったのです。

日本では人々の欲しいものはだいたい同じなのです。欲しいものをちょっとでも「安く」手に入れるためにリサイクル店を利用する人がたくさんいるというのが現状ですね。つまり日本ではまだ新しくて人気のものか、すごく古くて価値があるものかのどちらかしか求められていないのです。

モノを長く大切に使うこと」は、社会通念でとらえても奨励されるべきだと私は思います。仮に「古いクルマは環境に害悪を与える」、あるいは「新しいクルマは安全性が高い」という考え方を持つとしても、古いクルマを増税するのは行き過ぎでしょう。ここにも新しいモノ好きな日本人の悪い面が出ています。その一方で、消費税が10%になったら自動車取得税を廃止する約束は反故にされました。

自動車取得税を廃止するのと同時に「環境性能割税率」を導入することになったためです。廃止されるはずの自動車取得税があ名前を変えただけで存続するような状態を消費者の側からとらえると、ユーザーが国と自動車業界から丸め込まれているような感じさえ私にはしてきますね。

クルマ関連の税金を高く維持する一方、新型車にはエコカー減税やグリーン化特例を適用して、低年式車の増税まで加えれば、税収を確保しながら新車の販売促進にも貢献できますね。この理屈ではクルマを長く大切に使いたい、あるいは代替えできない人達が、増税に追い込まれていくのです。

2017年4月に消費税が10%になれば、クルマの点検費用なども高まりますから、出費はさらに増えてしまうことになります。これでは人や環境に優しいクルマ社会など夢のまた夢でしょう。少なくとも、人を苦しませたり悲しませるような自動車税制にはしないで欲しいものですが、実態は残念ながら逆の方向を向いているように思います。

ですが、あります。大事に乗られている車というのは見ていても気持ちがいいものです。ですが税制が古きよきものに厳しくなるとそういうこともますます少なくなってでしょう。残念な話ですね。





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