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[アニメ感想文] 2019年冬アニメ完走分感想文 五等分の花嫁

2019/03/31

高校2年生の上杉風太郎は、成績優秀だが生家が借金を抱えており、貧乏生活を送っていた。ある日、風太郎は中野五月という転校生と知り合い、勉強を教えるよう乞われる。しかし風太郎はこれを断り、さらに放った一言が彼女の怒りを買ってしまう。その直後、風太郎は妹から「富豪の娘の家庭教師」というアルバイトの話を聞かされ、借金返済のためにその仕事を引き受ける。

風太郎の仕事は、五月を含む五つ子姉妹に勉強を教え、全員を高校卒業まで導くというものだった。落第寸前の成績であるにもかかわらず勉強する意欲すら見せない5人に頭を抱える風太郎だったが、夏祭りなどを通して五つ子と交流する中で、はじめから比較的協力的だった四女・四葉に加え、三女・三玖と長女・一花の信頼を勝ち取ることに成功する。だが、次女・二乃と五女・五月の協力は得られないまま、風太郎が家庭教師に就いて初となる中間試験を迎える。(あらすじはwikipediaより)

作品の出来は「普通」

第一印象では、中高生男子の妄想を具現化した感じの作品だろうと思っていたら、その域を一歩も出ていなかったなというのが、見終わった感想。

今期は重めのテーマが描かれた作品も多かったので、箸休め的に見てみようと思ったが、箸休め以外の何物でもなかったな、と。テンプレをテンプレで重ねたようなよくあるハーレムアニメ、それが「五等分の花嫁」。

とりわけストーリーも珍しくもなくこれといって特徴もない。まあ、掲載誌が少年マガジンと聞けば「さもありなん」とは思うけど、作品の出来は「普通」としか言いようがない。原作は未読だけど、基本設定がアニメと共通なら、読むほどの価値はないかな?

男子が、女の子の家庭教師なんて言うのが、まさに中高生男子の妄想そのもので、普通科目の5教科ごとに女の子を作り分けて(だから五つ子なんだろう)、さらにその女の子を姉妹化すれば、ハーレムにできるという感じなんだろう。まあ、安易っちゃ安易な設定である。ただ、工夫すれば化ける可能性もなくはない。原作にあって、アニメにないものもたくさんあるのかもしれないし。

「どろろ」>「五等分の花嫁」?

五つ子という設定は、「おそ松さん」とかを意識したとかいうものでもないようで、強いてかのヒット作との共通点を上げれば、キャストが豪華なところくらいかな?でもキャストを豪華にして売れるんなら、だれも苦労はしないのである。

とはいえ、豪華声優を使った甲斐があったせいか、「五等分の花嫁」の円盤商法はそこそこ成功しているらしい。一定数のファンはいるらしいので、2期の可能性もなくはない。まあ、出来がこれなら,私は2期見るかどうかは微妙だけど。

「五等分の花嫁」は、手塚プロダクション製作なんだが、スタッフロールを見ると、九割がたは海外にグロスごと丸投げしている。今期は手塚治虫先生原作の「どろろ」の方に力を入れているからかな?と思うくらい、作画も低レベル。手塚先生の名前がこういう形で使われるのは、ちょっとなあ・・・・

まさかとは思うが、中高生男子向けアニメだし、「どろろ」>「五等分の花嫁」という優先位で作ったとは思いたくないけど、本数増やして海外委託になってちゃ勘繰られても仕方あるまい。

この薄っぺらさは神アニメならぬ、紙アニメ。実際紙芝居かと思うような出来の回もあったし、いまさら鉄腕アトムの時代に「原点回帰」したわけでもなかろうに・・・





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