回転!揺りイス固め.NEO

アニメ好きが高じて色んな感想を書いている老害オタクのブログ

*

[アニメ感想] 2019年冬アニメ完走分感想文 上野さんは不器用

ココは、とある中学校の理科室━━━━。
科学部部長の上野さんは、部活の後輩・田中に恋する乙女。
天才的すぎる奇想天外な発明品を使って、あの手この手で気を引くためのアピール試みる。
1年生部員の山下も冷静沈着なアシストで上野さんをバックアップ!
果たして上野さんの恋は成就するのか!?
それとも・・・(あらすじは公式HPより)

乙女だけど、内面は・・・

私は恋愛ものだと、思い切りフィクションに針を振るか、あるいは笑いに繋がならなければまず見ない。で、「上野さんは不器用」というのは、その笑いに転じた作品。原作はギャグ寄りなんだそうだが、アニメは少しテイストが違うらしい。

3人しかいない科学部部長の、発言は強気だけど中身は乙女な上野さんは同じ科学部の後輩・田中(ヤバすぎる鈍さをもつ)のことが大好き。でも照れ屋な上野さんは素直に気持ちを伝えられないため、自分の恋心に気づいてもらうべく、同じ科学部の読書少女・山下さんのアシストを得て、上野さん自身が開発した発明品で気をひこうとするのだけど・・・・

乙女だけど、内面は屈折したヘンタイ的欲望丸出しな上野さんが、現実ならドン引きモノの、あの手この手で意中の田中にアタックしても、毎回結果はダメダメ。それもそのはずで、そもそも田中がヤバすぎるくらい鈍く、朴念仁であることに加え、上野さんも態度は強気なのに恋には弱気だから。

「上野さんは不器用」では、そんな上野さんのとにかく不器用で直情的だけど、ヘタレで可愛いいところが十分に描かれていると思う。中学生とは到底思えない発明を次々創作する才能はあるものの、こと自分の恋愛についてはポンコツ極まりない上野さんが、痛いけど可愛い。アニメでは特に上野さんの可愛らしさがフィーチャーされていたように思う。

妄想がヘンタイすぎて・・・

上野さん役の芹澤優さんも可愛らしい方なんだが、叔母譲り(叔母さんは女優の斉藤由貴さん)?の演技力で、見事な怪演を披露している。上野さんだけでなく、全てのキャスティングがどハマりしているのがすごい。その上野さんがアタックに失敗すると、田中に対して罵倒しまくるんだが、その罵倒は実は照れ隠しでしかない。でも、もちろん田中は気づくはずもない。

この田中には、双子の妹がいるにもかかわらず、恐ろしいほど鈍感。上野さんに対してナチュラルなドSで、上野さんの好意に気付かないどころか、無自覚で攻めていくスタイルだからたちが悪い。田中は現実ではありえないくらいに朴念仁過ぎるため、2人の掛け合いが漫才のようで、これが笑えるポイントになっている。

まあ、上野さんの妄想がヘンタイすぎて、セクハラぎりぎりのところを攻めているので、もしかするとあなたの好みには合わないかもしれない。しかし、私のような視聴者層にはどストライクだった。

そんな乙女的ヘンタイ少女の上野さんが発明する道具は、毎回かなり画期的なものばかりなんだが、それを田中を振り向かせるためだけにしか使わない。ある意味潔いのだが、完全に使い方を間違っている。このあたりもうまい具合に笑いのポイントになっている。最終話ではそこを笑いだけでなく、上野さんの可愛らしさに繋げた点もポイントが高かった。15分という放送枠でテンポもよく、みていて飽きなかった。






にほんブログ村 アニメブログへ

au公式/ビデオパス

-2019年アニメ感想, 2019年冬アニメ感想, アニメ好きが高じて色んな感想を書いている老害オタクブログ, アニメ感想