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[アニメソング] アニメ的音楽徒然草 テイキング・オフ!

 流行に興味を持った原点

今回は1979年劇場公開された映画「銀河鉄道999」挿入歌、ゴダイゴのテイキング・オフ!をご紹介します。

テイキング・オフ!は当時大ヒットした「銀河鉄道999」のカップリング曲でした。しかし当時自宅にレコードプレーヤーがなかった私は、カセットテープで購入した交響組曲銀河鉄道999というサントラ盤に収録されていたテイキング・オフ!と、銀河鉄道999を擦り切れるくらいに聞いていました。

記憶を遡っていくと、私の中でアニメを通じて、流行のバンドや歌手に興味を持った原点はやはりゴダイゴということになります。その前に沢田研二さんの「ヤマトより愛をこめて」にも感化されてはいたのですが、いかんせん沢田研二さんの歌は大人の歌という感じがして、当時中学生だった私には若干敷居の高い感じがしていました。

そこへいくとゴダイゴは当時人気があった特撮ドラマ「西遊記」でも主題歌を担当していたので、中学生でも比較的親しみやすかった記憶がありました。

 大野雄二さん経由で

加えて、ヴォーカル担当のタケカワユキヒデさんが大のマンガ好きということを公表されていたこと。そして、ルパン三世(パート2)の音楽を手掛けられた大野雄二さんが、アニメ誌のインタビューでタケカワさんと仕事をしたいという内容のコメントをされていらしたのも、追い風になりました。

実際、大野雄二さんが音楽を担当されたキャプテンフューチャーの主題歌は、タケカワユキヒデさんもうたわれていますし、黎明期の24時間テレビでアニメ枠を担当されていた手塚治虫先生の「マリンエクスプレス」では、やはり大野さんの作曲で、トミー・スナイダーさんが主題歌を歌われています。

さらにゴダイゴ名義でも「ルパン三世のテーマ」をカバーしています。今でこそカバーなんてものは当たり前のようになっていますが、70年代で、しかもアニソンがカメジャーバンドにカバーされるというのは、ちょっとした事件だったのです。

ゴダイゴに出会うまでは、よもや自分が音楽にどっぷりハマるなどとは露ほども想像していなかった私はもう一つ大きな変化を体験します。

それは英語詞との出会いです。ゴダイゴの楽曲は基本、奈良橋陽子さんの英語詞と、日本語詞(これは奈良橋さんとは別な作詞家の方が作られていました)の2バージョンで作られていることが多く、銀河鉄道999とテイキング・オフ!はこのパターンでした。

で、歌謡番組などで披露するのはだいたい一番だけというケースが通例でしたが、ごく稀に二番まで歌える場合、ゴダイゴは一番を日本語詞、二番を英語詞で歌うというパフォーマンスを披露していて、これがめちゃくちゃかっこよかったのです。

 耳コピまでした999

余談ですが、 大人になってからゴダイゴの日本語版と英語版、それぞれのCDを購入してなのですが、英語版の999は一番と二番の歌詞が同じということに気が付きました。これはライブで披露することを想定していたからなのかは定かではないのですけれど。

当時松本零士熱にうなされていた私は一念発起してこの999の英語詞を耳コピして覚えたのです。まあ、10代の柔らか頭だったからこそなし得たのでしょうが、同じ時期に、親からやらされていたNHKの基礎英語も、英語塾も999に出会ってゴダイゴに夢中になってからは、真剣に学び出して一時的に英語の成績まであがりましたからね。これはおもわぬ副産物でした。

基礎英語で忘れられないのは、3月の「最終回」(基礎英語は4月にはじまって3月で終わるカリキュラムです)では、タケカワさんが東京外国語大学出身ということで、「銀河鉄道999」を番組中で流したのです。このことはいまだに忘れられません。当時ラジオでアニソンがかかることすら珍しかった時代に、基礎英語で「999」が流れたというのはある意味衝撃的ですらありましたね。

またまた余談ですが、一時的にあがった英語の成績は松本零士熱が下がっていくのと同時に普通になってき、高校の時は真ん中くらいになってしまいました。したがって、いまだに英語がしゃべれるわけではないし、意味もわからないままです。

ちなみに耳コピで覚えた「999」は今でも英語で歌えます。もっとも音で覚えただけなんで、意味はわかりません。でも、英語に対する苦手意識を取っ払ってくれたという意味でも、後に洋楽を好んで聞くようになったことも、全部原点は銀河鉄道999とゴダイゴにあったといっても過言ではありませんね。

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