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[アニメ感想] 2017年秋アニメ完走分感想文 少女終末旅行

終末世界でふたりぼっちになってしまったチトとユーリは、愛車のケッテンクラートに乗って延々と広がる廃墟をあてもなくさまよう。日々の食事さえも事欠く、明日の見えない毎日。だけどそんな「日常」も、ふたり一緒だと、どこか楽しげだったりもして……。(あらすじはくらげバンチHPより)


近年「リゼロ」などで一躍注目されているWhite fox制作のアニメ。原作のつくみずさん自らがシナリオ監修とエンディングアニメを手がけている。

個人的には滅びゆく世界の中で1日1日をただ生きていくチトとユーリのゆるい日常ものとして見ていた。ところどころに絶望感が漂っているわりには、最後はなぜか希望と安心すら感じてしまう。

たまに会う人々(含む人口知能)はどこまでも彼女たちに優しい。そして彼らや彼女らも終末世界で自分の人生を精一杯生きようとしている。

一見すると退屈な世界なんだけど、でも特に知的好奇心旺盛なチトにとっては、まだまだ知らないことがたくさんある世界でもある。


終末世界で滅びることが確定している人類。そんな世界でたったふたりの旅行は終幕後も続いていく。

実は最初、1話切りする予定だったが、途中から翻意して一気見した。作品のクオリティも安定していたし、少ないキャストにたまに混じるゲストが豪華というのも惹かれた理由。

最終回のぬことの別れや、エリンギ(笑)から告げられた世界の理を知らされてなお、見ている私が希望を感じられたのは、チトとユーリという2人のキャラクターをひたすら丁寧に描いていたからに他なるまい。

楽曲的には、最終回でも使われた「あまだれの歌」が実に「らしい」感じの曲で、本編でも印象深いつかわれ方をしていた。

ちょっと変わった雰囲気の作品だったけど、悪くないと私は思っている。









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