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[アニメ感想] 2017年春アニメ完走分感想文 エロマンガ先生

2017/06/26

高校生でありライトノベル作家でもある和泉正宗には、引きこもりの義理の妹和泉紗霧がいる。1年前に2人は兄妹となったが、妹はまったく部屋から出てこないほど徹底した引きこもりで、正宗は紗霧には自発的に部屋から出てきてもらいたいと思っていた。ある日、正宗は書店に訪れたときにその看板娘高砂智恵から教えられた担当イラストレーター「エロマンガ先生」の生放送番組を視聴し・・・・(あらすじはwikipediaより)

伏見つかさ×かんざきひろの俺妹(俺の妹がこんなにかわいいわけがない)コンビの原作による妹ラノベの待望?のアニメ化作品。制作は俺妹と同じA-1 Pictures。

80年代に一世風靡したあだち充原作の「みゆき」に代表される「妹ラブコメ」の一種。エロマンガ先生が「今風」なのは、兄がラノベ作家で、妹がイラストレーター(多少特殊な癖あり)で、最初は知らずに仕事でタッグを組んでいる点。このあたりは序盤で割とあっさり判明する。

そしてこのある意味不思議な関係性がなぜ成立しているかという点が物語のキモになっている。

血の繋がらない妹とは家族になりたい兄と、そんな兄と恋人になりたい妹というありそうにない話をリアルに見せるため伏線があちこちに張られている。これがテンプレの枠におさまらない面白さになっている。

いかにもラノベ、いかにもハーレムもののようなフリをしながら、読者の興味を弾き続けているのもうまい。

竹下監督のインタビューを読むと、キーになっているスタッフは若くて実力があるメンバーで構成されているらしい。中でも私が個人的に注目しているのが、妹である沙霧を描く専属アニメーター小林恵佑さんの存在。

故・金田伊功さんがスペシャルアニメーターとしてテロップに出てから約40年あまり。まさか一キャラクターに専属のアニメーターがつく時代が来ようとは。しかも監督のインタビューによると、いわゆるちょいエロなシーンやフェティシズムを煽るようなシーンを担当されていたらしい。

つまり私が「あざとかわいい」と感じていたシーンは全て綿密な計算の上で仕掛けられていたのだ。「冴えない彼女の育て方♭」にしろ、「エロマンガ先生」にしろ、今期のアニメは実に見せ方の上手い作品が揃っていたことになる。

前述の「みゆき」は80年代にアニメ化されているが、原作にあったちょいエロなあざとかわいいシーンは、バッサリスポイルされていたように私には感じられた。当時のアニメ制作能力ではそこまで描き切ることも難しかっただろうと個人的に思う。

そう考えるとエロマンガ先生は実に幸せなタイミングでアニメ化された作品といえるだろう。作中に「俺妹」や電撃文庫の他のラノベの登場人物たちがゲスト出演するシーンなどもあって、ファンサービスも充実していたし、まさに痒いところに手が届く作品になっていた、と私は思っている。









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