[プロレス入場テーマ曲] プロレス的音楽徒然草 Tarzan Boy(高野拳磁のテーマ)

[プロレス入場テーマ曲]プロレス的音楽徒然草

プロレス的音楽徒然草 Tarzan Boy(高野拳磁のテーマ)

[プロレス入場テーマ曲] プロレス的音楽徒然草 クラッシュ~戦慄~
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大型新人として

今回は野良犬の異名で、90年代インディシーンを席巻した高野拳磁選手の入場テーマ曲、バルティモラ(Baltimora)の「Tarzan Boy」を取り上げます。

高野拳磁選手は、1981年12月8日、新日本プロレスの蔵前国技館での対新倉史祐戦でデビューします。200cmと恵まれた体躯をもち、大型新人として期待されていました。

未完の大器

武者修業先のカナダはカルガリーのスタンピード・レスリングから帰国後、「未完の大器」という扱いでメインやセミでタッグパートナーとして抜擢され、この当時暗黒増殖団としてはびこっていたマシン軍団との抗争の一派に名を連ねます。

しかし、生来のムラッ気から試合毎の落差が激しく、あまりのふがいなさにアントニオ猪木さんがリングに飛んできて活を入れるというシーンまでありました。

カルガリー・ハリケーンズ

1985年、スーパー・ストロング・マシン、ヒロ斎藤両選手と共にカルガリーハリケーンズを結成し、新日本プロレスを離脱し、全日本プロレスを主戦場にします。

しかし、帰国前後にスーパー・ストロング・マシン選手とヒロ斎藤選手の新日復帰を受けてカルガリーハリケーンズは解散となり、「’88エキサイト・シリーズ」から正式に全日本プロレス所属となります。

決起軍結成も

全日本では、2代目タイガーマスク選手らともに「決起軍」を結成しますが、馬場さんの「全然決起しないから」の一声ですぐに解散となってしまいます。

1990年にSWSへ移籍し、新日本プロレスから移籍していた兄のジョージ高野選手とパライストラを結成します。

デスマッチ路線へ

SWS崩壊後は1993年に、PWCを設立しますが、高野兄弟の仲が険悪となったため、PWCからはジョージ選手のみ離脱します。

PWCに一人残った拳磁選手は、デスマッチ路線に活路を見出そうと将軍KYワカマツさん率いる宇宙パワー軍との抗争を開始し、有刺鉄線ボードや五寸釘ボードを用いる血みどろの戦いが繰り広げられました。

野良犬の由来

この頃つけられた「野良犬」というキャッチコピーの由来は、宇宙パワー軍との闘いに敗れた後のマイクアピールで、「リングは盗まれ事務所も閉鎖、みっともなくて情けねえよ。だがよ、俺は飼い犬にはならねえ!!」と絶叫したことによります。

プロレス界からフェードアウトした後はアメリカへ行き、2009年では実業家として法人を立ち上げているとのことです。

こだわりと願いをこめて

「Tarzan Boy」は2003年に森谷さん(森谷俊之さん・屋台村プロレスでデビューし、「ニセ大仁田」としてインディーシーンで活躍した選手。2012年死去)が、PWCの聖地だった北沢タウンホールでこだわりと願いをこめて何度も流したことで知られています。

冒頭でも触れたとおり、ジョージさんと拳磁さんは兄弟仲が悪く、袂を分かった状態ですから、2022年現在も、リングで邂逅していないはずです。

FSRで

しかし、ジョージさんがかつて北九州や北海道で主催していたFSRの北九州大会において、T.A.M.A(total athletic martial arts)の大塚裕一選手と、ジョージさんが一騎打ちをしました。

この時、大塚選手が入場テーマにしていたのが「Tarzan Boy」だったのです。

高野兄弟対決

どうも以前から大塚選手は「Tarzan Boy」で入場していたそうで、故意にジョージ戦にぶつけてきたわけではないようです。

とはいえ、会場で観ていたときはびっくりしたのを覚えています。テーマ曲だけとはいえ「高野兄弟対決」が実現したんですから・・・。

ヨーロッパ諸国でも

ちなみに、大会後コミュティーFMに出演したジョージさんは「Tarzan Boy」が弟の入場テーマとは知らなかった、と回答しています。

1985年夏にリリースされた「Tarzan Boy」は大ヒットとなり、イタリアのチャートで初登場5位となったほか、ヨーロッパ諸国でもヒットしました。

日本でも

同様の成功はイギリスでも起こり、「Tarzan Boy」は1985年8月には英チャートの3位まで上昇しました。

アメリカでは少し遅れて1986年初春になってようやくチャートの13位まで上昇し、日本でも1986年になってからヒットしました。

洋楽の定番

バルティモラ(Baltimora)は「Tarzan Boy」の一発屋として扱われることが多いのですが、ヨーロッパの一部の国々においては他にもヒット曲がありました。

「Tarzan Boy」は、アサヒビールが2007年ごろに同社のCMソングとしてアレンジ違いのバージョンを使用するなど、楽曲としては未だに一線級で愛され続けている、洋楽の定番になっています。

AEWでも

現在AEW所属のジャングルボーイのテーマ曲として「Tarzan Boy」は再びプロレスの入場テーマとして使用されています。彼はインディ時代からバルティモラの大ヒット曲「Tarzan Boy」を入場曲として流していました。

会場では「Tarzan Boy」の雄たけびに合わせて、お客さんも「オーオオオオーオーオーオー」と合唱する光景もおなじみになってきています。

トニー・カーンが

一時期権利関係で使えなくなったそうですが、AEWのトニー・カーン社長がこの曲のことをずっと復活させたがっていて、「絶対に権利問題を解決してあげる。俺が買うよ」といっていたそうです。

現在米国在住であるはずの高野拳磁さんも、もしかしたら、この光景をみているかもしれないですね。

プロレス的音楽徒然草
プロレス的音楽徒然草についてものがたまりやすいプロレス観戦記は、自分でブログの核にしたいという気持ちがあったんですが、プロレス入場テーマ曲記事「プロレス的音楽徒然草」に関して言うと、そこまで能動的な理由はありませんでした...






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