[プロレス観戦記] ダブプロレス博多天神BAR BRAWL(2022年5月14日)

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ダブプロレス博多天神BAR BRAWL

(2022年5月14日・土・福岡天神・エクストラカフェ:20時30分START)

[プロレス観戦記] MY WAY RANMAデビュー22周年記念興行 A Mi Manera (2022年5月8日)
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イントロダクション

実はダブプロレス開催日をずっと平日だと勘違いしており、14日が土曜だと知ったのがMY WAY終わりだった。

そもそもダブプロレスの博多大会は過去2回とも平日開催だったので、今回もそうに違いないと私は勝手に思い込んでいたのだ。

しかし、MY WAYからの帰り道、ダブプロレスの話をしていたら、なぜか急に見に行きたくなり、体調を考慮した上でチケットがとれなければいかない、とれたら行く、という事にして、連絡を待った。

結果チケットは無事とれたので、これで博多行きは決定事項になった。

ダブプロレスが、もともと開催する予定だった3月5日はちょうど最後の抗がん剤治療中で、とても行けるタイミングではなかった。

行けたとしても同日にDDTが開催予定だった(こちらは大会自体が中止になった)し、ダブとのはしご観戦は体力的に無理だった。

それがコロナ禍で順延となり、5月開催になった。幸い同日開催の大会もない。これも何かの縁だろう。

ダブに関しては本場広島で見たいという願望もあった。広島は約40年前に4年間住んでいた思い出の地だからだ。

ただ、現状介護とガンとの二刀流では、なかなか難しい。行けても博多がせいぜいなのだ。

チケットを取った後になって、当初発表されたヴァンヴェール親子だけでなく、新たにMY WAY勢が大挙参戦することになってしまったのは、想定外だった。

もちろんこれは嬉しい事でもある。MY WAY対ダブプロというのもなかなか刺激的だと思うからだ。

オープニング

天神で遅めの夕食すませて、エクストラカフェまで徒歩移動。10分ほど歩くとお目当ての会場に到着。

いわゆる酒場に音楽がガンガン流れる中でプロレスを見るというのは、なかなかない体験。

プロレスなかったらこういう場所こないしね。

オープニングアクトは”brother”YASSHIが務めた。こういう場所を盛り上げるテクニックを熟知しているなあ、と妙に感心してしまった。

本当はアルコールがんがん飲んで、観戦記なんか書かないで、ライブとしてイベント楽しめたらいいんだけど、そうもいかない事情があるので、これは仕方ない。

“brother”YASSHIによると、このイベントは「何がおこるかわからない」「酒場の喧嘩」がウリらしい。

結構密な空間で、マスク着用とはいえ、声出しOKな空間は少し違和感があった。もっともマスクの着用はこの日音響をやっていたグンソも徹底して呼びかけていた。

まあ、それだけコロナ禍の生活に慣れてしまったからだろうなあ。

第一試合:タッグマッチ20分一本勝負

○ヴァンヴェール・ジャック&”brother”YASSHI 対 ×ユーセー☆エストレージャ&聖氣
(11分26秒:ウラカンラナ)

この時点で何試合あるか、誰がどういう順番ででてくるのかは、全くわからない。

ということで、まず”brother”YASSHIが先に入場。ダブのシングルタイトルに挑戦したいといいつつ、この試合がタッグマッチであることを告げると、パートナーを呼び込んだ。

そして出てきたのが、ヴァンヴェール・ジャック。神戸メリケンプロレスなどにも参戦しているジャックにとっては、頼れるアニキと組むわけだ。

一方対戦相手はユーセーのテーマに乗って、ユーセー&聖氣のリアル親子タッグ。これもなかなか興味深い。

ただ、試合はほとんどユーセーとジャックが支配していた。

そういう流れになっても、”brother”YASSHIは決して埋没したりはしないのだが、かわりに聖氣の存在感が薄まってしまった。

もともと注目が集まりやすい、ほかの3人に比べるとやはり爪痕が残せなかったのは痛い。

MY WAYオートスタジオでは基本マットを敷いた状態でやっているらしいが、そのせいか10代の二人は空間把握能力がすごい!

このまま市ヶ谷のチョコレート広場で試合しても何の違和感もないだろう。それくらい二人の攻防はレベルが高かった。

ユーセーとジャックを第一試合に持ってきた、マッチメーカーのアイディア勝ちと言っていいだろう。

第二試合:タッグマッチ20分一本勝負

○椎葉おうじ&木下亨平対エル・ファルコ&×TOSSHI
(バズソーキック→片エビ固め)

ダブプロレスは、この日音響等を担当していたグンソや、レイ・パロマらのほかに、谷嵜なおきや、近野剣心、この試合にでていたフリーランスの椎葉みたいな、もとドラゴンゲート勢も多数登場する傾向がある。

ドラゲー出身で現在はNOAHにいるYO-HEYも、一時期ダブプロレスを主戦場にしていた。

そう考えると、ダブプロレスは、クオリティの高い選手が集まりやすい「場」であるともいえる。

対するMY WAY勢は決して押されていたわけではないし、蹴り合いでも一歩もひかない姿勢もみせた。

しかし、場数の差なのか?気がつくと椎葉&木下が主導権を握っていた。プロレスはつくづく難しい。雰囲気でも場を支配していたのは椎葉と木下だったように思う。

結局、張り合っているようにみえたMY WAYタッグは、特に椎葉が作った見せ場で踊らされていた感じがした。

狭い場所で闘うのなら、椎葉や木下よりMY WAY勢の方が、経験値も上のはずなんだが、結果はTOSSHIが椎葉のバズソーキック二連発で沈む結果になった。

メイン後にネグロがぶち上げたダブ対MY WAYの全面対抗戦を行うのであれば、MY WAYのキーマンにならなければならないのがファルコとTOSSHI。

今回出ていない曲者もたくさんいるダブとの対抗戦に向けて、より一層のレベルアップが必要になるかもしれない。

休憩

スタンディングのイベントは休憩なしで突っ切ってもらった方が個人的にはありがたい。

しかし、歓談タイムやドリンク注文タイムに休憩時間が設けられたため、一旦盛り上がったテンションがグーっと下がって我にかえってしまった。

試合あると疲れも感じないのだが、酒飲めないし、アフターなしですぐ帰らないといけない理由もあるため、休憩中はひたすら隅っこで大人しくしていた。

そうこうしているうちに、盛り上げ役が”brother”YASSHIからいつのまにか、ファルコにマイクが渡っていた。

コールドブラッドの異名をもつファルコだが、この時ばかりは”brother”ファルコになってメインイベント前のMCを頑張っていた。

第三試合・メインイベント・インディペンデント・ワールド・ジュニア選手権3WAYドランカーズマッチ

谷埼なおき対ヴァンヴェール・ネグロ対青木魔太郎
(31分26秒○谷嵜 スタンディング式クロスフェイスロック ×ネグロ *チャンピオン谷嵜なおきが勝ち残り防衛)

メインイベントは、3WAYドランカーズマッチと称し、1分半ごとにテキーラを飲んで、試合を続行するという過酷なルール。

しかも勝ち残り式なんで、先に負けた人間が出ても試合は続行される。3WAYはタイトルもたない選手同士で決着がついても、王座が移動するケースがあるので、個人的には勝ち残り式の方が好みではある。

ただ、ドランカーズマッチの性質上、90秒ごとにテキーラタイムがくるので、試合がブツブツ中断してしまう。

酔客に囲まれた異様なテンションだからこそ成立するともいえるけど、あまりに度々飲まされてへべれけになったネグロの要求で、試合中にテキーラタイムが2分に延びた。

ところが、ここからがこの試合の本利発揮で、狭い会場に谷嵜がラダーを持ち込むと、一気に試合はインディペンデントワールドの匂いがする内容になっていった。

こういう試合形式はネグロもイキイキするらしく、椅子とラダーを敷いた床にかわず落としを見せるなど、試合終盤はハードコアカラー全開になっていった。

ただ、先に魔太郎から勝ちをおさめたネグロが勢いで突破できるほどチャンピオンは甘くない。

確かにFMWっぽいテイストを演出していたが、これももしかしたら谷嵜なおきの計算だったのかもしれない。

あれだけハードコアテイストな試合を繰り広げておきながら、決め技のインプラント、リバースインプラントを惜しみなく繰り出し、最後はスタンディング式クロスフェイスロックでねばるネグロからタップアウトを奪ってみせた。

こういう荒れた試合を関節技で終わらせるあたりに、谷嵜の非凡なセンスがみてとれたし、やはりMY WAYが上を目指すなら、こうした試合から盗めるものは盗んでおいた方がいいだろう。

試合後、お客さんに謝意を述べて谷嵜が大会を締めようとしたが、ネグロが割って入り、ダブプロレスとMY WAYの全面対抗戦を要求した。

最後はお互いの健闘を讃えあいハッピーエンドで大会は終了したが、MY WAYがダブと互角に渡り合えるかどうかは、今の段階では微妙。

とはいえ、上に向かってチャレンジしていく姿勢は決して悪くはない。勝ち負け以上に大切なお宝が手に入れられるのであれば、やるべきだと私も思う。

後記

会場はアフターパーティーの準備のため、全員一旦外に出ることになり、このタイミングでお暇させていただいた。

結構スケジュール的にも体力的にも無茶苦茶した、今回のダブプロレス観戦だったけど、終わってみれば満足感が残った。

久々に午前様になったし、身体はあちこち痛かったけど、楽しかった。またいつか機会があれば、見に行きたい。ありがとうございました!

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