[プロレスアルバムレビュー] レッスルジャズ『プロレスジャズ~リングの伝説~』

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レッスルジャズ『プロレスジャズ~リングの伝説~

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ジャズとプロレス

レッスルジャズ『プロレスジャズ~リングの伝説~は、往年のプロレスラーのテーマソングをジャズの中でも特に人気の高いピアノトリオのジャズに大胆にアレンジしたアルバムです。

ジャズとプロレス入場テーマ曲には深い関係性があります。

ジャズからの引用

特に昭和プロレス入場テーマ曲にかぎると、意外にもジャズ系ミュージシャンのアルバムから引用されている事が多いのです。

たとえば、マスクド・スーパースター選手の「ザ・フライ(The Fly)」 や、新日時代のハルク・ホーガン選手に使われた「Theme From Battlestar Galactica」で知られる、ジャズトランペッターの、メイナード・ファーガソンさんは、非常に高い音域を正確に演奏する事で知られています。

ローリングソバットは

そして忘れてはならないレッスルジャズ『プロレスジャズ~リングの伝説~』にも収録されている、初代タイガーマスクの「ローリングソバット」をてがけたのは、日本が誇るジャズピアニスト・大野雄二さんであります。

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アニメファンでもある私は、その拙いジャズ知識を、全て大野雄二さん頼みで手に入れたので、これから書くことは、もしかしたらジャズ好きな方には「?」となるかもしれませんが、ご容赦ください。

アドリブ性が高い

個人的には、プロレスもジャズも基本、相手のいいところを引き出すとか、相手を技を受けて、おお、こう来たか、と返すところとか、特にアドリブ性が高いあたりに、親和性を感じています。

また、お客さんとの呼応であったり、その土地との関係性であったり、それをいつまでも語れてしまうのも魅力だと思われます。

より物語に近い

より、「物語」に近い世界とでもいいましょうか。

そうした親和性の高い両者を思いっきり結びつけちゃったのがこのレッスルジャズ『プロレスジャズ~リングの伝説~』なのです。

ジャズカバーは初めて?

親和性が高い割に、こんな結びつけ方は今までなぜか思いつかなかったんですね。

アニソンとかのジャズカバーは割とみかけるんですが、プロレス入場テーマ曲のジャズカバーはおそらく初めてなのではないでしょうか?

素材自体がスタンダード

一聴してわかるのは、各伝説のレスラーの入場曲が「スタンダード」になっているわけです。つまり素材自体が既に出来上がっているわけです。

しかも、それぞれに思い入れがあります。

質の悪いカバーではない

ですが、プロレステーマ曲マニアは「カバー」というフレーズに対して身構える習性があります。

無理もありません。特に昭和の時代は質の悪いカバー曲をマニアは随分掴まされてきましたからね。

しかし、ご安心ください!

演奏している人が凄い

レッスルジャズ『プロレスジャズ~リングの伝説~』はそのようなヘナチョコカバー曲とは訳が違います。

まず、演奏している参加ミュージシャンがすごい!

実力派揃い

ベース担当の山本章弘さんは、ニューヨーク在住で、共に活躍する本格ミュージシャンを率いたバンド、The Archi-tetのリーダーも務める実力派です。

また、ピアノ担当のジョージ・ダリン(George Dulin)さんは、多くの優秀なジャズ・アーティストを世に輩出し世界的な権威を誇る「セロニアスモンク・コンペティション」のコンペティションでセミファイナリストに選出された経歴を持っています。

ジャズチャート7位

この二人にフリーランスのドラマーで、セッションミュージシャンの、オースティン・ウォーカー(Austion Walker)さんが加わった最強トリオなのです。

かくして、レッスルジャズ『プロレスジャズ~リングの伝説~』は、2012年2月15日に配信リリースされ、iTunesジャズチャートで7位を記録しました!

ジャズを経て世界へ

耳馴染みのある楽曲に本格的なアレンジが、コアなジャズ好きから初心者まで幅広く受け入れられているのです。

この作品は日本以外にもイギリスなどで配信、アメリカでも配信されているようで、ジャズを通じてプロレスのテーマ曲が、世界に広がっていくことは間違いないでしょう。

上質な作品なら

YouTubeに全曲のハイライトがありますから、ぜひ聴いてみて、そして買ってください。

全7曲配信限定で838円はかなりお得だと思います。カバーもこうした上質な作品ならば全然アリです。ぜひプロレスとジャズの深みにあなたもハマってみてください!

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