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[プロレス観戦記] DDT Audience 2021 TOUR in FUKUOKA(夜)

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DDT Audience 2021 TOUR in FUKUOKA(夜)(2021年5月29日土・西鉄ホール:215人(満員)

昼の部はこちらから

昼の部が終わったのが3時すぎ。試合後のサイン会に並んでから地下に降りて遅い昼食。普段は昼飯食べないんだが、プロレス観戦の時はエネルギー補給も兼ねて食べるようにしている。

西鉄ホールの地下でお店を探していたら、飯食いにきたらしい岡田選手が真向かいから歩いてきた。これは、プロレス会場のあるある。

同じく地下に食堂があった博多スターレーンでもよくあった光景。場所が変わってもこういう景色は昔から変わらない。

地下で食事を済ませて、カフェで観戦記を書く。スマホとWi-Fiがあると、どこでも観戦記が書ける。

これはここ10年で一番変わったポイントかもしれない。意外と時間が経つのは早いもんで、気がついたら開場時間が迫っていた。

今回も取り置きお願いしたアズール・ドラゴン選手のおかげで、いい席を確保できた。感謝!コロナ渦による、チケットの裏側に必要事項を記入する時間を考えると、ギリギリの移動は避けたいところ。

昼の部は南側だったが、夜の部は北側。西鉄ホールで北側席座るの、はじめてかもしれない。入場口近いし、意外と新鮮。

オープニングコールは彰人が登場。UNIVERSAL戦に向け「僕が楽しさでも強さでも全て上回って今日は勝ちたいと思います!」と意気込みをかたって大会はスタートした。

第一試合:

坂口征夫&赤井沙希& ●岡谷英樹(10分51秒 チョークスラム→エビ固め)クリス・ブルックス&アントーニオ本多&○納谷幸男

イラプションに岡谷を加えた編成と、普段から仲のいいクリス&アントンに、納谷が加わった6人タッグ。

ところが序盤からアントンのごんぎつねを、実は「ゲラ」な坂口が妨害…したか、と思いきや、今度は自分が創作昔話を披露しだした。なるほど、笑う前に笑わせるとは考えたな!

しかし、坂口の昔話は、タイトルがまんま「ごんぎつね」だったため、アントンが激怒。結局ゴタゴタの最中、試合中は、ごんぎつねは使われなかった。

ところが試合後、思い出したように転んで、思い出したように、イラプションまで呼び止めて、ごんぎつねを披露するアントン。

 

アイアンマンヘビーメタル級選手権試合

<王者> ●クリス・ブルックス(17時47分 横入り式エビ固め)<挑戦者>
○アントーニオ本多 (※クリスが防衛に失敗、アントンが第1510代王者となる。)

その狙いは、イラプションではなく味方のはずのクリスにあった。担架まで用意してくれたクリスを素早く丸め込んだアントンは、クリスからアイアンマンベルトを強奪!

アイアンマンヘビーメタル級選手権試合

<王者> ●アントーニオ本多(17時48分 横入り式エビ固め)<挑戦者>○赤井沙希
※アントンが防衛に失敗、赤井が第1511代王者となる

これをみていた前々王者の赤井沙希が素早くアントンを丸め込み、アイアンマンは赤井沙希のもとにかえってくることに!

退場時しきりにクリスに謝るアントンだったが、あとの祭り。こういう抜け目ないところを、納谷は見習わないと、なかなか上で試合は組まれにくいだろうな。

 

第二試合:

高木三四郎& 男色ディーノ(0分12秒 無効試合)大鷲透&小嶋斗偉
※収拾つかず

昼の部で、The 37KAMIINA入りを懇願していた小嶋は、大鷲班長と組んで、大社長 &男色先生組との対戦。見た目より強心臓っぽい小嶋がこの強者だらけのジャングルに放り込まれるというのは、ある意味試練!

大社長組が奇襲をしかけ開始のゴング。いきなりディーノが小嶋のタイツを下ろし掘り始めてしまうと、松井レフェリーが試合終了のゴングを要求。ノーコンテスト裁定となってしまう。

今林GMが「何やってんだお前! コンプライアンス考えろ!社長の顔が見てみたいもんだな! 再試合だな!」と即座に再試合を要求して試合が始まった。

再試合;:

高木三四郎& ○男色ディーノ(7分35秒 男色ドライバー→漢固め)大鷲透&●小嶋斗偉

なし崩し的にGM権限で再試合となり、相変わらず小嶋がディーノにおそわれ、たびたび戦線離脱。

その都度、大鷲班長が小嶋を説得してリングに戻す。大社長組はすっかり悪の軍団モードになっているのだが、途中から小嶋が開き直り、リップロックを受け止めて自力で跳ね返した!

しかし、小嶋の頑張りも最後は力尽き、男色ドライバーの前に沈む結果となった。まあ、大鷲班長が言っていたとおり、DDTで這い上がるには、男色ディーノを越えていかないといけない。

小嶋はその一歩を踏み出せたという意味では、評価できると思う。

第三試合:

○高尾蒼馬& アズールドラゴン(9分55秒 公認エンドレスワルツ)樋口和貞&●飯野雄貴

樋口&飯野というチームは、ハマれば爆発力ではDDT随一になるだろう。だが、樋口も飯野もチームプレイはそれほどうまくない。イラプションにいて、タッグ王者にもなった樋口はまだしも、実績が足りない飯野としては、一つのチャンスでもある。

しかし、相手は急造とはいえ、自在な連携を誇る高尾&アズール。どちらを崩すにしても壁は非常に高い。

こうしたテクニカルな相手がでてくると、樋口も飯野も揃って翻弄されてしまう。素質はピカイチなんだが、それが存分に発揮されないと、このような内容になってしまう。それだけ高尾とアズールがうますぎたとしかいいようがない。

特にアズールのように、変幻自在で多種多様な蹴りのバリエーションをもつ使い手は、DDTにはなかなかいないため、樋口も飯野も面食らった部分があったのかもしれない。

それにしても、急造チームとは思えないくらい高尾&アズールは、呼吸もピッタリ。普段からテクニックよし、コンビネーションよし、の職人レスラー、アズールドラゴンの本領発揮といえる試合になった。

 

第四試合:DAMNATIONvsThe 37KAMIINA!

佐々木大輔& 遠藤哲哉& ○火野裕士(12分54秒 FuckingBOMB→体固め)竹下幸之介&勝俣瞬馬&●MAO

DAMNATION対The 37KAMIINAの対抗戦。考えてみれば、3年前の冬に西鉄ホールで開催されたD王グランプリで、竹下と遠藤は一騎討ちをしたのである。

しかし、あの時は今ほど盛り上がらず試合は終わってしまった。つくづくプロレスというのは難しいものである。そして時はたち、遠藤はKO-Dチャンピオンとなって、プロレス大賞技能賞までかちとった。名実ともにDDTの顔になったのである。対照的に竹下は、秋山戦二連敗から、低空飛行が続いている。

試合は、氷野のパワーファイトぶりが際立つ結果となって、軽量級が多いThe 37KAMIINAは大苦戦。パワーではひけをとらない竹下がいるとはいえ、氷野のパワーはやはり規格外である。終わってみたらDAMNATIONの完勝だった。

セミファイナル:天神名物!親孝行スペシャル6人タッグマッチ

秋山準&大石真翔&● 岡田佑介(19分55秒 フロント・ネックロック)○HARASHIMA&吉村直巳&平田一喜

1月にはかなわなかった「DDT所属」の秋山準を生で初めて見るのが、この試合。夜の部だけの参戦ということもあってか、お客さんは圧倒的に夜の部が多かった。これは仕方ないかな?

さて、昼の部では翌日の前哨戦が行われたのだが、DISASTER BOXとしては、前に立ちはだかる秋山準というのも、いろいろ厄介な相手である。HARASHIMA個人としては、6.6でKO-Dに挑戦するための前哨戦としての意味もあるが、特に吉村としては、秋山の視界に自分をいれておきたいところだろう。

ところが、秋山は平田をさして「お前、踊らないのか?」と詰め寄っていく。昼の部でも夜の部でもお笑いを封印していた平田だが、半ば脅されるように、ダンスをはじめた。エプロンで秋山の背に隠れて大石がこっそり踊っていたのが笑えた。

踊り切って安どの表情を浮かべた平田に、秋山が握手・・・するかと思いきや、強烈なヘッドバット!ここから、出番が来るたびに平田のローンバトル地獄が始まっていく。

これでもかというくらいやられまくってぼろぼろになった平田とスイッチしたHARASHIMAは秋山と、ピリピリした攻防を展開。こういう今までのDDTにはなかった緊張感は、独特の空気でもある。

この中にわって入ろうとした吉村は、試合後のコメントで「漢字の小テストしますよみたいな、凄い嫌な気分」と秋山との邂逅を表現していたが、秋山は意に介していなかった様子。

HARASHIMAに対しても終始余裕を崩すことはなかったように見えた。HARASHIMAというのは、ベテランの割には、良くも悪くもまっすぐな性格で、駆け引きという点では、秋山には及ばない。

昼間のメインはHARASHIMAが得意とする世界観だったが、この試合では秋山をなんとか振り向かせようとする「らしくない」HARASHIMAが顔をのぞかせていた気がした。

DDTの長男として、DDTの世界観を守るために、あえて殻を破ったともいえるが、秋山がコメントしていた通り、岡田に決めた「フロントネックロック」は、秋山へのメッセージとしてはやや弱かったように思えた。

実際、あの程度の挑発では秋山の感情を動かすことはできない。となれば対秋山が目の前に迫る中、HARASHIMAができることは限られてくる。サイバーフェスで、秋山しか見ていないHARASHIMAと、HARASHIMAを通してその先まで見ている秋山。

前哨戦では秋山の余裕を崩せなかった。勝ってはずみがついたとは、とても思えない試合だった。

 

メインイベント: DDT UNIVERAL選手権試合

<王者> ○上野勇希(28分9秒 WR→体固め)<挑戦者>●彰人
(第4代王者・上野が6度目の防衛に成功。)

上野の強さというのは、これぞという必殺技があって、そこにつないでいくというプロレスのセオリーをもっていないところだと思う。実際、同級生である竹下の試合を見るまでは、プロレスそのものを知らなかった上野は、そこを弱みではなく強みに変えているのだ。

対する彰人はあくまでプロレスのセオリーで、昼間の前哨戦も含めて地味に足殺しという一点集中で、上野にゆさぶりをかけてきた。だが、昼間の試合をみていても気になったのだが、前哨戦でいくら負けても本番で勝てばいいという上野の「割り切り方」は、今までのチャンピオン像にはなかなか例をみないと思う。

チャンピオンだから、負けられないとかいうプレッシャーは、おそらく上野にはないのだろう。もしかすると秋山を倒せるのは、上野のようなタイプかもしれない。

とはいえ、彰人の攻めは実にえげつなく、これでもかというくらい上野の膝をピンポイントで集中攻撃してきた。上野は試合の大半、悲鳴を上げていたし、実際足を引きずる場面も多々見られた。

だが、あれだけ足を攻められながら、終盤にドロップキックをうてる上野には、「これ以上受けたらヤバイ」というポイントが、わかっていたのだろう。

ただ、受けるだけではなく、かえすところはしっかり返していく。そして近距離からのスタンディング式シャイニング・ウィザードで、彰人の動きを止めた。

彰人も意地で雄叫びをあげながら、なおも足を取りに行くが、引き離した上野が顔面にさらにドロップキック。すぐさまWRに繋ぐと、彰人も返せず3カウントをきいてしまった。

試合後、彰人への感謝をのべた上野は「1人なのも寂しいので、The 37KAMIINAの皆さん上がってください!」と言うと、竹下、勝俣、MAOがリングへあがった。

なぜか、小嶋もさりげなくリングインするが、4人に諭されてリングから降ろされたのだが、最後の記念撮影ではエプロン越しにしっかり混ざっていた。やはり小嶋は食えないキャラだなあ。

でも、上野が今までにないチャンピオン像を作りだしているのは間違いない事実だし、いつかKO-D絡みで秋山と対峙することもあるのかもしれない。そうなったときにどうなるのか?楽しみでならない。

後記

昼夜ともすごく盛り上がって、楽しく帰路につこうとしたんだけど、帰りにちょっと嫌な光景をみてしまった。

西鉄ホールはエレベーター横が関係者控室になっていてたまに選手も出入りするのだが、ひとりの女性が連れの女性をおいて、勝手に控室にはいっていったのだ。

確かに選手に招き入れられたのは事実だけど、関係者パスとかももっていなかったし、スタッフということではないだろう。ただ、一般の目があるところで、招き入れた選手も不用意ではなかったかと思う。

あれだけ感染対策を一般のお客さんに強いている中で、たった一人の特別扱いが、クラスターを引き起こす可能性だってあるのだ。それを考えるとこの一人の女性の身勝手さが非常に不愉快になってきて、帰りの電車でもずっともやもやしていた。

せっかくいい大会だったのに・・・せめて何事もなく、九州ツアーが終わってくれることを祈るしかないが。

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