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[プロレス] 私的プロレススーパースター烈伝#67 ザ・ウルフ

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私的プロレススーパースター烈伝#67 ザ・ウルフ

一度も試合を見ていない

今回はザ・ウルフ選手についてお話をしてみたいと思います。

ウルフ選手は、実質3年ぐらいしか、現役生活を送っておらず、また初代と二代目がいたため、なかなか調べるのが、大変だったっていうのもあります。そして、活躍していたのがもう二十数年前の話ですので、本当に映像も資料も残ってなかったのです。

そういう状態の中で話をしないといけばならないことにくわえて、私自身ウルフ選手の試合を一度も見たことがないというのは、致命的にネックになっておりました。その見たことのない選手を、どういう風にしたらいいのか、非常に悩みました。

ですが、試合を見た友人たちという話を聞きまして、私の心の中に引っかかりとして残っていたのが「ザウルフ」という名前の選手だったのです。今回は二代目ウルフという選手のことを調べるにあたっていろんな文献を漁りました。そしてネットでもいろいろな記事を探して検索を致しました。

きいてないぞ!

その中で当時の ザ・ウルフ 選手の試合の状況を克明に書いているものがありましたので一部抜粋してご紹介いたしたいと思います。ザ・ウルフ選手は、とにかく、試合の中で何度も何度も、叩きつけられたり、投げ飛ばされたりしていたんだそうです。

しかしその度に「きいてないぞ」という、負け惜しみの叫びを上げて、立ち向かっていったわけですね。きいているのは、もちろん明白であったわけです。見てるほうが辛くなるほどだったそうでづからね。

それでもザ・ウルフは食らいついていき、そして負け、そういった試合を、何回も何回も、繰り返していたんだそうです。それが、多くの人の心の中に残って、今もなお、ザウルフという名前を、大切にしている人たちが、たくさんいます。

これは紛れもない事実であります。プロレスというのは、勝ち負けを超えたところに、価値があるという風にも言われます。もちろん勝つに越したことはないんですけれども、負けても人々の心の中に20年も住み続けるような、そういう存在感を持つだけでも、印象に残ったザウルフは、凄いプロレスラーだったんだなと私は思います。

二度の優勝!

ザウルフ選手には後日談があります。2014年全日本マスターズ選手権の、実施部門のひとつ、社会人になってからレスリングを始めた選手の闘いである「フレッシュマンズの部」76キロ級に出場していたのです。

そして、その四年後の2018年には、なんとこのマスターズ大会で、優勝を果たしてしまいます。しかも2020年にも二度目の優勝をしています。最初はけがで一回戦敗退でしたが、負けても負けても、諦めず、立ち向かっていた 、ザ・ウルフの魂が生きているということは、これで証明できたのではないだろうか、というふうに私は考えます。

そう考えますと、ザウルフというレスラーは、確かに引退していなくなったかもしれませんけど、ザ・ウルフの魂は、今も生き続けているんですね。

夢ファク時代、道場に通うようにしても、ザ・ウルフ選手は、住み込みではなく、通いで仕事のない時だけ、練習に来るというスタイルだったんだそうです。

プロレスと共に・・・

しかし、それでも練習に参加をして、毎回逃げ出したい、と思いながらも、厳しい練習についていった、その結果が、こうした形で実を、結んだということは、非常に素晴らしいなという風に思います

そして戦う舞台もプロレスリングから、アマチュアレスリングに変わりましたけど、それでも、ザ・ウルフの精神が生き続けていたという事実に、私は非常に感動したのです。

ザ・ウルフという選手は、確かにプロレスの中では小さな点だったかもしれません。しかしながら引退した後も、その魂は生き続けていて、一つの大きな勲章を手に入れることができました。これはやはり、プロレスというものは、人生をかけた壮大なドラマだったんだな、という風に私は思ったりもします。

それが仮にマスクを、脱いで、引退したとしても、その人の一生とともに、プロレスは生き続けているから、ザ・ウルフというレスラーも、同時に生き続けているんだな、という風に思わざるを得なかったわけですね。

夢の続きは・・・?

そして、2021年4月3日、東京の闘道館において、レッスル夢ファクトリーのイベントが行われました。コロナ禍の中、過去最高の動員を記録したそうで、ゲストとして、ザ・ウルフ選手と永山レフェリー、加藤茂郎リングアナウンサーが登壇されました。

亡くなった福田選手の10カウントもあったそうで、盛りだくさんのイベントとなり、大盛況だったそうです。お客さんの反応もよかったし、もっと話を聞きたいという声もあったそうです。

ザ・ウルフ選手は、自身のマスクを、制作者であるアステカ選手に新調してもらい、イベントに臨まれたのですが、ご自分の事をたくさんの方が覚えてくれていることに、非常に感激されたそうです。アステカ選手からは「次はリングの上で会おう」といわれたようで、もしかすると、夢の続きを期待してもいいのかな?と私は勝手に思っています。

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