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[プロレス観戦記] いちょうの木クリニック開院9周年記念感謝祭・長州力FINAL ROAD IN YAMAGUCHI

いちょうの木クリニック開院9周年記念感謝祭・長州力FINAL ROAD IN YAMAGUCHI(2019年5月12日 日  いちょうの木クリニック駐車場特設リング)

以前から行きたいとは思っていた、いちょうの木クリニック周年記念感謝祭。昨年度は土砂降りの中で長州×天龍のトークショーをはじめ色んな催しがあったそうだ。そして今年はなんといってもその山口県で長州さんの試合が見られるラストチャンス!こうなっては行かねばなるまい!

しかし、月曜が早朝より予定があるため、なるべく身体に負担がかからないように、行きは関門橋経由で小郡まで高速で。帰りは山陽道から下関で降りて、トンネル経由で北九州に戻ることに決めた。ところが、私が仕事で再三再四山口まで通っていたのは、もう四半世紀前。たまたまその通っていた営業所前も通過したが、既に別会社になっていて時の流れを感じずにはいられなかった。

ということで、新山口駅近くという見事にわかりやすい場所なのに、思い切り道を大回りしてしまい、空いた駐車場に入ったのがイベント開始30分前。そこから徒歩で7分ほどの場所に「いちょうの木クリニック」はあった。

まあ、聞きしに勝るというか、いち病院の周年記念としてはかなり豪華なもので、交通整理の警備員はいるわ、東京からドキュメントでおっかけているテレビクルーはいるわ、長州が月一レギュラーで入っているTYSの「週末ちぐまや家族」のカメラも入っているわ、でなんだかとても物々しい。

そうこうしているうちに、イベントの諸注意のため、TYSの人気アナウンサー・佐藤けいさんがリングイン。一応今でも山口県民なんだけど、本物初めて見た。そして「ちぐまや」はめったに見てない(笑)TYSには大谷晋二郎のお兄さんも勤務しているはずなんで、プロレス中継はしてないけど、いろいろ浅からぬ因縁はある・・・はずなんだけどねえ。

オープニングマッチ 
○将軍岡本&横山佳知 対 ×北村彰基&岩崎永遠

この試合のみイベントでおなじみオッキー沖田リングアナと、佐藤けいさんの実況入り。ゼロワンも見なくなって久しいため、いつの間にかブードゥー・マーダース入りしていた横山と、もとIGFの将軍岡本が、若き動機コンビの北村&岩崎を迎え撃つ。武藤敬司が主宰するプロレス学校の卒業生でもある北村の年齢はなんと21歳!

ということは私が仕事で頻繁に山口にきていた時代に彼はまだ生まれてもいなかったことになる。あの時代から四半世紀、まだ変わらずにプロレスを追いかけている私に変わったところというのは、親の介護がはじまったことと、自分の体力がなくなってしまったことくらいだからなあ。考えてみたら自分の甥っ子も今年成人しているし、北村ってその甥っ子と大して歳違わないんだと思うと、いろいろ心中複雑な思いでいっぱいになる。

とはいえ、感傷に浸るだけでなく、こうした若い選手の試合を組んでくれるのはありがたい。プロレスの未来を感じることができるからだ!

しかし、山口市に新日本以外のプロレスがこなくなってかなりたつので、生のプロレスに戸惑うお客さんも。オッキーリングアナが懸命にブーイングを誘導しても、笑いがおきちゃうし。

とはいえ、そこはイベント慣れしているオッキーの実況と、何より真摯に先輩レスラーに立ち向かう北村と岩崎の姿勢が次第にお客さんに伝わり始める。

中でも北村のドロップキックはフォームも綺麗だし、実に美しい。岩崎と並んで間違いなくゼロワンの未来を託せる逸材である。しかし、大日本みたいに同世代同士で競えないというのが、今のゼロワンの泣き所でもある。その上、外国人も含めて定着率が悪すぎる。ゼロワンを出ていくと皆出世するというのは、裏返すとそれだけ今までよい人材がいることにもなる。それだけにもったいないのだ。

岩崎&北村に関してはどうか積極的に他団体にも武者修行に出して欲しい。そして同世代同士でも競えるライバルを見つけてきてほしい。プロレスにライバルは必須。長州に藤波、大谷に高岩がいるように、北村と岩崎は時に戦い、時に組みながら切磋琢磨していくことを願わずにはいられない。

試合はキャリアで勝るブードゥーが若い岩崎&北村を圧倒。場外乱闘と反則で始終試合を作っていた。こういうのもいいんだけど、やっばフレッシュな対決とかも見たいかな。

余談だが、オッキーさん実況で興が乗ったせいか、いつのまにか佐藤けいアナを「けいちゃん」呼ばわりしていたけど、地元さじゃ超人気のアナに対していきなり馴れ馴れしくすると、プロレスに興味はない佐藤けいファンから恨まれそう(笑)まあ、佐藤アナはそういうのも慣れてるせいか?特に問題なく進行していたけど。

メインイベント 長州力FINAL ROAD IN YAMAGUCHI
○長州力&大谷晋二郎&FUJITA 対 藤波辰爾&×高岩竜一&NOSAWA論外

プロレスというのは長く見ているといろんなことがおきる。まさかFUJITAがゼロワンのリングにあがり、大谷の隣に並ぶ日が再び来ようとは!

それを言ったら高岩のゼロワン復帰もそうだし、生前の破壊王と長州の関係性を考えたら、いくら破壊王がいないとはいえ、長州のゼロワン再登場だってありえない話。もっと言えば名勝負数え歌時代に、まさか長州と藤波が笑顔でリングに立つ絵面など想像もできなかった。

さて、山口県トリオは3人ともアマレスベースの出自がある。長州は日大桜ヶ丘、大谷&FUJITAは、山口鴻城という県内有数のアマレス名門校出身の、いわばエリートなのだ。対する藤波組がまさに雑草なのとは対照的である。

長州&藤波の年齢を考えたら、当然レジェンドの二人に他の4人が気を使うのは当たり前。ましてや、この日の山口市は気温33度のピーカン。正直長州・藤波より若い私がへばりそうになりながら観戦しているのに、当のご本人たちは、6人タッグ1試合、スペシャル1試合に、餅まきにまで参加しているんだから、スタミナの化け物としか思えない!しかもあの体格を維持しているのは驚異的ですらある。

もう一つ驚異的だったのは、長州と藤波が手四つで組んだだけで、観客からどよめきが起きたことだった。もちろん長州が口にする闘いがほかの組み合わせになかったわけではない。しかし、この2人には大谷対高岩ですら及ばない「歴史」があり、それは初心者にも伝わるものなのだ。これがプロレスの力か、と改めて感服した。

試合は途中からNOSAWAが省エネモードに入り(第3試合出場のため)、二対三になって、高岩が大谷にダメージを与えられると、長州がリキラリアット一閃で勝負あり!

スペシャルエキストララウンド
長州力&長州小力&〇いちょクリマシーン 対 藤波辰爾&×ユリオカ超特Q&NOSAWA論外

さて、試合終了後再びパワーホールと、ドラゴンスープレックスが流れて、長州小力とユリオカ超特Qの登場。ここからは二人が序盤にプロレスを披露して「すいません。プロレスやっていました」という流れからネタ合戦で決着をつけるというもの。

しかし、いつもの舞台と違うのはネタを本人たちの前で見せるという事で、多少緊張気味にネタを披露する小力とユリオカ。たが、基本サッカーでもラグビーでも同じ蹴り方をみせる小力のネタより、ユリオカのドラゴンものまねの方が芸が細かい。橋本対長州の時の「ドラゴンストップ」は当の長州や藤波まで笑っているありさまだったし。

そのうえ、ユリオカはこの日の本物が着ていた、ピンクのジャケット時代に使用していた入場曲「マッチョドラゴン」の歌入りバージョンを本人の目の前で歌うという暴挙(笑)にでた。これには味方なのに思わず詰め寄るドラゴン。しかしユリオカも「人間だれしも消したい過去はあるんだ」といいつつ「ジャイアンリサイタル」だの「youtubeで検索してください」といって爆笑をさらった。

そして出てきたいちょクリマシーン・・・といっても素顔の院長先生なんだが、ここはやはりユリオカが相手になった・・・が、マシーンはなんとNOSAWAを指名。しかしいくらレジェンド相手に気を使っているとはいえ、一般人に気を遣うわけはなく、長州の助太刀で院長のボディスラムを受けていた程度。

その分、ユリオカにはがっちりサソリ固めを決めて試合終了。終始笑顔の長州はマイクをもって謝意を述べるともち巻きの間に集合写真を三方に向かって行うサービスぶり。

最後はもちまきで多くのお餅やお菓子がふるまわれ、最後にドラゴンがマイクを持ち「彼(長州の引退は)残念ですけど、これからもプロレスを応援してください」で締めた。

正直、内臓疾患のせいもあって結構過酷な往復だったけど、見に来てよかったと思った。高速代はチケット代だと思っておけばそう悔いはない。何より炎天下の中、素晴らしいイベントにしてくださった皆さんには感謝しかない。ありがとうございました。

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