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[プロレス入場テーマ曲] プロレス的音楽徒然草 燃えつきるまで

2019/03/28

歌も玄人はだし

今回は2008年に引退されたデビル雅美さんの「デビュー曲」である「燃えつきるまで」をご紹介します。デビルさんの入場テーマ曲は、また別にあるのですが、今回は「歌手」としても活躍されたデビル雅美さんとしての功績を語りたいと思います。

デビル雅美というリングネームの由来は、ヒールだからという、当時所属団体であった全日本女子プロレスの判断だったそうです。その全日本女子が牽引した、女子プロレス第1次全盛期から一度も引退することなく活動していた唯一のレスラーがデビルさんです。日本の女子プロレスラーとしての活動歴は最長になります。2000年に二番目の所属団体だったJWPを退団後、フリーランスとして活躍されていましたが、2008年12月30日の後楽園興行にて引退されています。

現在、北九州市で漬物屋さんの店長になられているデビルさんですが、料理、プロレスはもちろん、歌も玄人はだしの上手さで、「燃えつきるまで」を皮切りに、シングル盤5枚、アルバム1枚のレコードを発売しています。と言ってもデビルさんだけが特別なわけではなく、そもそもマッハ文朱さんやビューティペアが既に歌を出してヒットしているわけで、女子プロと歌はもともと密接な関係があったのです。デビルさんの歌は、そうした女子プロレス特有のライン上に位置します。

男子プロレスラーメンはまた女子プロレスとは異なる系譜でレコード化されていますが、それはまた違う機会に改めてお話しようと思います。

発売時、まだ・・・

デビルさん世代より後の、クラッシュギャルズや極悪同盟なども、この女子プロレス特有の系譜に連なっていくのですが、ヒールとしてデビューしたデビルさんの歌手デビューは、その後ベビーフェイス、ビールを問わずレコードデビューできる道筋を作ったという点では画期的だったと思います。

何よりこの類まれな歌唱力で歌い上げているデビルさんが「燃えつきるまで」発売時、まだ20歳だったというのが、今聴いても衝撃的です。確かにデビュー曲ですから、よく聞くと声に「幼さ」は感じられるのですが、近年の20代に比べたら、グッと大人の雰囲気が醸し出されています。

全日本女子時代のデビルさんといえば、この「燃えつきるまで」のジャケットにあるように、「紫の炎、悪の女王」というイメージでした。当時のトレードマークは、紫のテープをグルグルに巻いた竹刀。これを振りかざすデビルさんのイメージが未だに強く印象に残っています。

実は、北九州でデビルさんが漬物屋さんで働き出したばかりの頃、恐る恐るお店に伺ったことがあります。しかし、脳裏に紫の木刀やら、JWP時代のスーパーヒールのイメージが出てきて、結局デビルさんには会わずに尻尾巻いて逃げ帰った苦い思い出が、わたしにはあります(笑)それくらい全盛期のデビルさんというのは、コワいヒールだったのです。

さて、定かではない私の記憶によると、1982年にアナログレコードで発売されて以降、「燃えつきるまで」がデジタル音源化したケースはないはず(間違っていたらすいません)なんですが、2019年になって発売された「歌謡曲番外地トリオレコード【TV・ノヴェルティ篇】 恋のホワン・ホワン」というアルバムに収録され、しかもこれがiTunesでも買えることが判明しました。

iTunesで買えるようになった

そもそもこの「歌謡曲番外地トリオレコード【TV・ノヴェルティ篇】 恋のホワン・ホワン」というアルバムに収録されている曲の多くは、ラジオとかでよくかかっている、どう考えてもメジャーではない、マニアックな楽曲として取り上げられやすいラインナップになっています。

私がこのアルバムに行き着いたのは、故・左とん平さんの「とん平のヘイ・ユー・ブルース」を探していたからなんですが、アルバムの中にはデビルさんの他にも、レアすぎて一時は中古市場で高値で取引されていた三遊亭円丈さんの「恋のホワンホワン」や、超能力ブームで一世を風靡したユリ・ゲラーの「ムード」など、私の琴線に触れまくる曲が収録されていたため、即買いしてしまいました。

特に個人的には、そっくりさん…というか完全に「ニセ〇〇」レベルの曲、特に山内百恵さんの「蒼い衝撃」は、タイトルといい、微妙な歌唱力といい、溢れんばかりの「ニセモノ感」満載で、おススメしたいですね。残念ながら、「蒼い衝撃」はyoutubeに音源はありません。しかし、iTunesやAmazonで視聴はできますので、ぜひあなたの耳で直接聴いてお確かめください。

かつて、プロレス入場テーマ曲を集めた「プロレスQ」シリーズでも、プロレスラーが歌った、もしくはプロレスにまつわる歌を集めた「プロレスQ5」というアルバムも出ていました。しかし、そこにはデビルさんの楽曲は入っていませんでした。

プロレスQシリーズは2019年現在、中古市場のCD音源が主な入手先になりますが、プロレスQシリーズに収録されなかったデビルさんの楽曲が、時代を超えてCD化されたのみならず、iTunesで買えるようになったというのは、ある意味快挙だと私は思っています。





 

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