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WWCG Hall of Fame 2018 試合編

珍しく2018年内にアップ

拙ブログはプロレスに特化して、主に観戦記とプロレス入場テーマ曲記事の二本立てで構成しています。数あるMVP系の賞は巷にたくさんありますので、私はあえてWWE方式で「殿堂入り」という形にしています。殿堂ということは、一回受賞してしまうと「次はない」点が特徴であり、しかもたくさん項目を作らないで済むので、管理人兼ライターの私としては非常にありがたいわけです。

さて、今年もテーマ曲、試合、選手の三つに対して「殿堂入り」してもらうわけですが、2018年に関しては、試合編が既に決定していたため、この項目は珍しく2018年内にアップできました。通常は、短い正月休みの間にぼんやり考えるんですけど、年末の長い病院の待ち時間を潰す意味でも、先に決めておいてよかったな、と心から思いました(笑)

さて、観戦記内でも触れたWWCG Hall of Fameの試合編を受賞したのは…

DDT D王グランプリ2019公式戦

竹下幸之介対青木真也
(2018年12月9日 日曜・博多スターレーン)

です!

いつ決まるかわからない緊張感

殿堂入り理由は至って簡単。プロレスの根幹にある「闘い」がこの試合にあったからです。古くは新日本対UWF、あるいは2000年代初頭のプロレス対グレイシーのような、いつ決まるかわからない緊張感、いつ終わるかわからないドキドキ感が詰まったこの試合は、正直カメラのシャッターを切ることさえ忘れそうになるくらい、久々に集中してみてしまいました。

青木真也という選手は色々言われていますが、個人的には全く違う畑からきて、プロレスルールの中で戦いながら、自分のスタイルは変えないという点は大いに評価しています。

そして、DDTプロレスの申し子とも言える竹下が、リングシューズを履かず、青木の土俵に降りてきたのも衝撃的でした。どちらもプロレスという枠の中で闘いを魅せる表現者としては、大変優秀だったとも思っています。

私が考える理想のプロレスというのは、両肩がマットについて、レフェリーのカウントが3つ入って決着する形です。もちろんKOやギブアップ、リングアウトや反則でも勝ちは勝ちですが、リングアウトは別にして、両肩がマットについてのフォールという勝ち方は、プロレスというスポーツエンターテインメントの最たる特徴であります。

カウント3つとるためには

だからこそ、ほかのどの勝ち方より、カウント3つが入る決着を私は好むわけです。そこで、竹下対青木の結末です。

○Bブロック公式リーグ戦 30分一本勝負
〇竹下幸之介 vs ×青木真也(8分53秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド)

このジャーマン・スープレックス・「ホールド」というところがミソなのです。投げっぱなしジャーマンでは、KOはできてもフォールはとれません。カウント3つとるためには、ホールドが必要なのです。

ジャーマン・スープレックス・ホールドはかつて、プロレスの芸術品とまで呼ばれたワザです。しかし近年はフィニッシュホールドではなく、繋ぎ技になってしまっています。

しかし、日体大の卒論テーマにジャーマン・スープレックス・ホールドを選ぶくらい、竹下にはこの技に強い拘りを持っています。その竹下が自身で最も大切にしているプロレスの芸術品で、青木からフォール勝ちした、という事実が重要なのです。

この試合はプロレスが勝った、総合格闘技が負けたとかいう単純なものではありません。お互いが自身のプライドをかけて、プロレスルールで闘い、プロレスの芸術品で決着がついたということが1つ。

そして時代は移り変わり、格闘技がプロレスの外敵ではなくなった現代に、真剣で切り結ぶかのような緊張感を、プロレスの試合で作り出したということが何より素晴らしいという点が2つ目で、この試合に関しては、文句なく殿堂入りで問題ないと私は考えています。

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