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[プロレス観戦記] デイリースポーツ Presents PURE―J女子プロレススペシャルマッチ(11月4日(日)ボートレース若松屋外特設リング)

2018/11/06

デイリースポーツ Presents PURE―J女子プロレススペシャルマッチ(11月4日(日)ボートレース若松屋外特設リング)

この日は博多でスターダムとセンダイガールズが大会を開いており、はからずも福岡で女子団体がバッティングする事態に。色々考えた末に、近場で無料のPure-Jを選択した。

そもそもギャンブル自体が嫌いな私が公営ギャンブル場に足を踏み入れることはまずない。あるとしたら、今回のようにプロレスが絡む時だけである。

前回ボートレース若松に来たのはがむしゃらプロレス以来ということになる。あの時ゲスト参戦していた曙が、よもや2018年の時点で病床の身になっていようとは、あの時露ほども思わなかった。つくづく今この一瞬が永遠ではないという現実を思い知らされる出来事である。

さて、JWPのタイトル管理をしていた関係もあるのだろうが、Pure-Jとデイリースポーツとの縁は何気に深い。そしてスポーツ紙と競艇もまた深い関係にある。ボートレース若松に着いたら、ちょうど中央ステージでPure-Jの選手たちが挨拶していた。しばらくして特設リングの方にいくと、マリ卍がひとり受け身の練習をしていた。

そして、どこかで見たような人がスタッフでいるな、と思ったらJWP OGの日向あずみだった。だいぶん体格が一般人になっていたけど、なんでも今日のレフェリーらしい。日向はプロレスの能力はともかく、レフェリーとしては未知数だからなあ。

▼3レース前 10分1本勝負
◯勝愛実 vs ×マリ卍
(ダイビングエルボードロップ)

PURE-J生え抜き一期生として 2018年の4月15日に 後楽園ホールでデビューしたのがマリ卍。対して2011年デビューの勝はJWP新人オーディションでデビューした選手。

キャリア差が7年あると、さすがに勝がリードしないと試合にならないはずだが、序盤は意外とマリ卍がスパートする。しかし、体格差で勝る勝がそれほど上手くないのと、レフェリーの日向もそんなに上手くないため、違う意味で波乱含みの試合になった。

マリ卍というだけに、卍固めにトライするが1度目は失敗。2度目のチャレンジで成功するもののパワーで跳ね返す勝。対してグラウンド卍に移行するマリ卍だったが、結局振り切られてしまう。

おまけに日向のミスジャッジも入ってどうもしまらない空気に。選手としては有能だったけど・・・・。で、手札のなくなったマリ卍に勝がキックの連打で畳み掛けていき、ダイビングエルボードロップでとどめをさした。マリ卍の健闘が光る試合だったが、まあ先輩が勝つのがJWPからの伝統なんで、これは仕方ない。

▼4レース前 10分1本勝負
◯ライディーン鋼 vs ×藤ヶ崎矢子
(ムーンサルトプレス)

勝愛実の一年後、JWP新人オーディションから出てきたのが藤ヶ崎とライディーン。福岡県嘉麻市出身のライディーンにとっては、PURE-Jでの、おそらく初凱旋になる。個人ではときたま博多の大会にはでているけれど、自分の団体ということでいうなら格別だろう。

本戦を見たことがないのでわからないが、同期同士のシングルというのは、見る側も力が入る取り組みである。まあ、強いて言うなら藤ヶ崎は「可愛い女が大嫌い」というキャラならば、相手は美人系の方が良かったかもしれない。一方相手のライディーンはなぜかジョニー・エースのテーマ曲「Kickstart My Heart」で入場。鋼には、ジョニー・エースっぽさはかけらもないけど、ナンバーワンパワーという異名があるのだから、可愛いかどうかはさておき美人系ではないだろう。

実際、その可愛い枠に藤ヶ崎自ら入ってしまったことで、ライディーンがキャメルクラッチで締め上げると、みているおっさんたちが「セクハラだ!セクハラ!」と言っていた。いや、セクハラも何も女子プロレスなんだが(笑)

試合事態はパワーのライディーンに、テクニックの藤ヶ崎という感じで非常に噛み合った好勝負に。鋼がアルゼンチンやカナディアンのバックブリーカーで攻め立てると、藤ヶ崎はジャーマンなどの各種スープレックスやバックドロップで反撃するなどお互いが一歩もひかない。

押さえ込みや丸め込みであわやと言う場面を作り出した藤ヶ崎も、最後はライディーンのパワー殺法の前に万事休す。コーナー最上段からの、重爆ムーンサルトが決まって、ライディーン鋼が故郷に錦を飾った。

この試合のあと、中休み。レースが優先されるのは公営ギャンブル場の常なんで仕方ないが、ややせわしない。ちなみにこの試合の裏で柏原芳恵がライブやっていたらしく、プロレスサイドにはあまり人が来ていなかった。さすが昭和アイドルの知名度は半端ない。

幕間イベント:手押し相撲

人数が少ない団体の性で、試合組めないところに、手押し相撲を入れてきた。観客から参加者を募り、勝てば好きな選手とのツーショット権が得られるというもの。ここでは押し相撲に滅法弱いというマリ卍が、集中的にターゲットにされる。

時々大人げないくらい子どもに勝とうとしていたが、見なかったことにしておこう・・・

なかなか出番がないライディーンにもようやく出番がきたが、無敵というわけでもなかった。結局、ツーショットではなく、参加選手全員と記念撮影という形に落ち着いていたが…(笑)

▼6レース前 15分1本勝負
中森華子&×KAZUKI vs 〇コマンドボリショイ&Leon
(旋回式飛びつき脇固め→ギブアップ)

吉本女子プロレスJd'でデビューし、フリーランスを経て2005年にJWPに入ったKAZUKI、2011年付でJWPに入団した中森。一方で引退を控えたコマンドボリショイとLeonがタッグを組む。ボリショイの試合は飽きるほど見てきたけど、こっちではおそらく最後だろうと思うと、いろいろ感慨深い。

たぶん普通にPURE―Jが来てもいかないと思うのだけど、東京でやる引退試合をわざわざ観にはいけないし、そういう意味でもしっかりこの目で焼き付けておきたい。

KAZUKIのテーマ曲が、あの「スナイパー・フロム・サ・ダークネス」(元々はバッドニュース・アレンのテーマ)なんで、楽しみにしていたんだが、残念ながらシングルチャンピオンの中森のテーマで入場してきた。ちょっと残念。

誰の趣味かはわからないが、テーマ曲の選び方だったり、KAZUKIの二つ名が「わがままな膝小僧」だったり、と昭和新日本を知らないとわからないネタがてんこ盛り。

そのせいか、全体的にクラシカルな技がたくさん見られたのは、興味深かった。時折、女子プロらしいムーブを挟むが、基本四方のお客さんに伝わるような試合をしていた。

ボリショイも年齢重ねているはずなのに、相変わらずグッドコンディションをキープしているし、動きも衰えがない。引退理由が病気なんで致し方ないが、後進の指導でもう一花咲かせてほしい。

試合は足技の中森組と、空中戦主体のボリショイ組という感じではっきりカラーが分かれていた。ただ、タッグチャンピオンらしくマスクウーマンコンビは連携もしっかりしていた反面、中森とKAZUKIは単体で試合していて、どうしてもローンバトルになる。

たぶんタ―ゲットにしていたのはLEONなんだろうけど、ちょっとその狙いは安直だったかな。引退する事が決まっているからこそ、ボリショイと絡む機会はそう多くないのだから、もっと絡んでいってほしかった。

途中、レフェリーの日向を巻き込んでのトリプルブレンバスターを決めたところまではよかったのだが、あとが続かなかった。しかし日向が何気にうれしそうだなあ。下手したら現役復帰もあるのかな?(笑)

結局、中森と分断されたKAZUKIがローンバトルになって、タッグ王者チームから集中砲火をあび、最後はボリショイの絡みつくような関節技にたまらずギブアップ。

試合後マイクを持ったボリショイは「皆さんに応援していただいたので、今度は我々が皆さんのレース(が当たるように)応援します!」とアピールしたが、本当にレースに向けて夢中になっている層はプロレス見てないと思う(笑)

気が付くと、昼間は暑いくらいだったのに、いつの間にか肌寒くなっていた。まあPURE-JとJWPがどう違うのかはさっぱりわからないけれど、たぶんJWPを知っている世代がリングからいなくなってからが、この団体の真価が問われるときだろう。それこそ日向あずみが本格復帰しないと成り立たないようでは、お先真っ暗なわけだし、そういう意味では前途洋々とはいいがたいかな。

正直、テーマ曲は何回も飛ぶし、リングアナ氏はメインで噛むし・・・これを有料で見たいかと思ったらかなり微妙だなあ・・・・。地方のイベント試合だからこそ許される「緩さ」がいい意味でも悪い意味でも支配していた大会だった。

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