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[プロレス観戦記] 新日本プロレス・濵かつ Presents レスリングどんたく 2018(2018年5月3日 福岡国際センター・一日目)

2018/05/08

新日本プロレス・濵かつ Presents レスリングどんたく 2018(2018年5月3日 福岡国際センター・一日目)

ゴールデンウィーク突入前の金曜日、突如のどが痛くなり、あわてて医者に行って薬を処方してもらい、29日のがむしゃらプロレスでは比較的調子も持ちなおしていた。ところが、観戦で声を出しすぎたせいか?翌日になると体調が前より悪くなっていて、結局火曜まで待って再度、病院に駆け込んだものの、なかなか体調が回復しない。そこで、レスリングどんたくまでには体調を戻したい一心で、月・火・水と寝込むことに決めた。

おかげで水曜の夜半には体調も回復傾向になってきたのだが、いかんせん金曜から風呂も入れなくて、身体拭くのが精いっぱいというありさま。まあ無理して風呂入ったら間違いなくただでは済まないのだが、とんでもないゴールデンウィークになってしまった。

さて近年の新日本プロレスは大会場進出よりも、同会場で連戦を組む傾向にある。それで特別感が感じられるんだったらいいんだけど、どうもカードを見る限り、例年なら一日でみられたものを二分割したような感じがしてならない。これだと地方のビッグマッチというより、通常の地方興行をちょっと豪華にしただけという感じがしないでもない。

おまけに、今年からとってつけたように臨時バスが出だしたのはいいんだが、乗り場がいつもと違う場所にうつっていた。あやうく待ちぼうけくらうところだった。その上デジカメの電池に、肝心の1日目のチケットまで家に忘れてきた!(なぜか二日目のチケットがカバンに入っていた…)

まあ、このあたりはたまにやらかすので、あまり気にはしていない。多少ふところは痛いが、福岡市まできて今更自宅に取りに帰るより当日券買う方が現実的だし。写真はスマホの充電器があるから、カメラとしては代用できるし。まあ遠距離撮影には向かないけど仕方ない。

というわけで、今年の「どんたく」は、正直そこまで体調に気を使って、なおかつお金も使って、人ごみの中にでかけていくようなものなのか?はなはだ疑問ではあったのだが、とりあえず年に一回しか観に行かない新日本の大会だし、いってみることにした。

15時半入場開始の17時試合開始ということで、例年ならアンダーカードがあるのだが、今年はなし。だから試合開始まで間延びすることこの上ない。これは困った、困った。多分サイン会に並ぶ人に忖度した結果だろうが、サイン会関係なしに試合観に来ている人間には退屈で仕方ない。

アンダーカードがないなら遅く来てもいいかな?とも思うが、突発的に始められると損した気分になるしね。

第1試合 20分1本勝負

辻 陽太&×海野 翔太 対 〇チェーズ・オーエンズ&高橋裕二郎(5分32秒 パッケージドライバー)

1日バージョンのどんたくならば、間違いなくアンダーカードに入るだろうカード。たしかにヤングライオンをみるのは地方民としては貴重な機会ではあるけれど、対する先輩レスラーが、彼らの教育のために試合するとは限らない。そういう意味では、試練かもしれない。

ただ、裕二郎にしても、オーエンズにしても、使いようでは上で出来る才能はあるはずなんだが、どうもこのあたりが腑に落ちない。

とはいえヤングライオンが臆せず先輩選手に挑む姿は気持ちいい。辻にしろ海野にしろイキのいい若手が続々と出てくるのは新日本の魅力ではある。特に海野の向こうっ気の強さと打点の高いドロップキックは魅力的だった。

しかしこれだけスター選手になりうる素材がいるなら、そろそろ新日本の興行形態もRAWとスマックダウンのような二部制にする必要があるのではないか?

裕二郎にしろ、オーエンズにしろ、できるだけに、なんか勿体ないんだよなあ。

第2試合 20分1本勝負
岡 倫之&×成田 蓮&永田 裕志
VS
〇田口 隆祐 &4代目タイガーマスク& 獣神サンダー・ライガー
(7分12秒 どどん→体固め)

ヤングライオンと、その監督役としての永田にはある程度意味があるけど、ライガーもタイガーも若手の踏み台にされるというのはやはりもったいない。というか田口がすでにこの位置で使われるというのもなんか意味が見い出し辛い。まあどの位置にいても田口は自由に試合するんだろうけど。

試合はライガーが時に厳しく、でも若手に愛のあるファイトで上の厳しさを叩きこんでいた。見た感じ岡には特に厳しいあたりをしていたように思えた。

一方、いつも自由な田口監督は敬礼入りヒップアタックでヤングライオンを攻撃して、永田を挑発。永田が年甲斐もなく、乗ってくれたらなお良かったんだが、こちらは引率という意味での監督としての役割を全うしようとしているようにみえた。

永田が一歩ひいたからヤングライオンが目立ったな、という感じの試合だったので、永田が我先に出ないと出番がないくらいに、岡や成田にはもっと永田監督を焦らせてほしい。まだ永田やライガーが整えたお膳立ての上で試合しているようでは、メインイベンターもIWGPも遠いままだろう。

第3試合 20分1本勝負
〇SHO &YOH&ロッキー・ロメロ
VS
デイビーボーイ・スミスJr. &ランス・アーチャー& ×飯塚高史(2分4秒 横入式エビ固め)

Roppongi 3Kについてはかねがね言いたいことがあったので、この機会に書いておこう。彼らに対する「これじゃない感」。その正体について、3つ理由を推測してみた。

①六本木とは縁も所縁もない人間が都会人ぶっている
②ロッキー監督の立ち位置が、田口ジャパンの田口監督と被っている
③ロッキー・ロメロ&バレッタのオリジナル・ROPPONGI VICEとどうしても比較したくなる

①は、このご時世、うまくやれば「そういうキャラ」として、受け入れてもらえるはず。で、ないということは、SHO &YOHは、まだ田中翔と小松洋平の影を消し去りきれていない、ということになろう。

②は、田口の方が先行しているわけだし、誰がやっても二番煎じ感は否めないから、これはロッキー監督が悪いのではなく、こういうキャラクターでゴーサイン出した人間の感性が問題なのだ。

そして大切なのが、③。オリジナルROPPONGI VICEが解散して間もない上に、前任者のカラーがついたブランドの中で仮にSHO &YOHがどれだけ頑張っても、観客の思い出の中にいるROPPONGI VICEの影は消し去りにくいだろう。

以上を踏まえて、鈴木軍の中でも際立って個性を確立しているKESと飯塚相手に、SHO &YOHがどう闘うのかみてみたい。

と、思ったらまさかSHOが暴れる飯塚を丸め込んで、Roppongi 3Kがよもやの秒殺。こんな形でスーパーヘビー級がジュニアにコロコロ負けたおかげで、スーパーヘビー級の価値が下がるとは考えなかったのかなあ?

特にSHO &YOHにはもう少し泥にまみれた方がプロレスラーとしての味がでる。今のまま温室育ちの速成栽培みたいな売り出し方は、長い目でみても彼らのキャリアのためにはならないだろう。1.2.3キッドみたいなやり方にしたいにしても、このタイミングでやるべきものではないだろう。

しかし、鈴木軍の中でもKESの扱いはほんとにひどい。特にランス・アーチャーなんて、入場で水噴くのと、試合後ヤングライオンをワンハンドネックブリーカーでKOしたくらいしか動いてない。こんな貴重な人材を雑に使うんじゃ新日の未来もどうだかなあ…。まだWWEのほうがうまい使い方をしてるんだけどなあ。

第4試合 20分1本勝負
×トーア・ヘナーレ&マイケル・エルガン&真壁刀義&デビット・フィンレ―&ジュース・ロビンソン
VS
YOSHI-HASHI&矢野通&石井智宏&〇ジェイ・ホワイト&後藤洋央紀
(10分25秒 ブレードランナー→片エビ固め)

形だけの正規軍対形だけヒールのユニット、CHAOS。まあ、矢野がいる分、CHAOSがいつもよりヒール寄りに見られるけど、矢野すらもベビー的人気を生み出している以上、CHAOSというユニットにどんな意味があるのやら。

更に、Roppongi 3Kに勝るとも劣らないゴリ押し感満載のUS王者、ジェイ・ホワイトが10人の中で唯一単独テーマ曲で単独入場というのも興ざめした。いくら売り出し中のチャンピオンとはいえ、あれはさすがにドン引きである。

そもそも鈴木軍とロスインゴのように明確なユニットとしての立ち位置がこの両チームにはない。助っ人だらけの新日正規軍、形だけヒールなCHAOSが闘っても、ただ人数が多くてどたばたしているだけという印象しか残らない。

まあ、本当はエルガンとかヘナーレみたいに、どんな位置でも頑張って試合する選手を応援したいのに、結局おいしいところはジェイ・ホワイトがかっさらっていった。こんなあからさまな差別は誰が得するんだろう。見ていても全然乗れない試合だった。

第5試合 60分1本勝負

NEVER無差別級6人タッグ選手権試合

×タンガ・ロア&タマ・トンガ&バッドラック・ファレ対マーティ―・スカル&ニック・ジャクソン&〇マット・ジャクソン
(12分45秒 モア・バンク・フォー・ユア・バンク→片エビ固め)

期待はしてないけど、面白くなるかもしれないカード。ヘビーに転向したとはいえ、その中でも実質軽量クラスのヤングバックスと、ジュニアのマーティー・スカル。対スーパーヘビー級ということでいうと、チームカラーがハッキリしている。

バレットクラブが一枚岩だったころならともかく、Cody派とケニー派が曖昧なまま別れている現在のバレットクラブでは、この試合いかんでまた流れが変わりそうな予感がする。

この試合も結果だけいうとスーパーヘビー級がジュニアに負けるという形だが、さすがにヤングバックスはプロレスのツボを心得ている。兄弟連携だけでなく、スカルとのトリプル連携でもヘビー級のメンバーを翻弄していたし、勝ち方にも説得力があった。

ただ、あれだけの体格がありながらファレは相変わらず自分の巨体を持て余しているような試合しかできないなあ。かつてアンドレ・ザ・ジャイアントが自分より体格の劣る選手には、わざと対戦相手に見せ場を作るために、総身に知恵が回らない巨人を演じてみせていた(でも、最後には負けない)。

だが、今のファレがやっているプロレスはほんとに知恵が回らない大男にしかなっていない。その上、バッドラックとかいうわりには、自分たちが巻いていたベルトをあっさりスカルとヤングバックスに渡してしまう始末。バレットの抗争をわかりにくくしてるのは、悪い意味でファレがいい人になりすぎているのも、原因の一つではないだろうか?

なんかスポーツライクな結末なのに、モヤっとした終わり方した試合になってしまった。

第六試合
高橋ヒロム&BUSHI&〇“キング・オブ・ダークネス”EVIL&SANADA&内藤哲也

エル・デスペラード&×金丸義信&タイチ&ザック・セイバー・ジュニア&鈴木みのる
(13分36秒 EVIL→片エビ固め)

熊本のインターコンチ戦で終止符が打たれた?はずの、鈴木軍対ロスインゴの全面対抗戦カード。ロスインゴは翌四日もメンバー変えただけの鈴木軍だから、二日続けて何がみえるのか?イマイチよくわからない。一応ベルトが移動したことで、決着すればいいのに。なんでだらだら続けちゃうかなあ。

両軍ともに才能を無駄遣いしている感じが否めない。まあ、内藤の初防衛がもし噂通り、ジェリコを迎えてということなら、この二日で動きがあっても良さげだが、そもそも春先のジェリコはバンドのツアーに出ていて、WWEにもパートタイム出場しているくらい忙しいので、可能性としては極めて薄いか。

ただ、これだけ仕事ができるタレントが揃っていると、そうそう試合のツボは外さないものだ。この日試合のないTAKAがもはや恒例となったザックの紹介スピーチからの、鈴木軍総出の奇襲攻撃。内藤を場外でいたぶった後は、みのるとザックの関節技リレーにダブル攻撃。

ヒロムとデスペラードがやり合えば、やはり金丸が渋い形でサポートに入るし、ヘビーに転向したタイチも因縁浅からぬ内藤と絡んでいく。幾重にも折り重なってドラマが紡がれているので、無駄な顔合わせが一つもない。

更に長いローンバトルから生還した内藤に会場は大・内藤コールで後押し。内藤が息を吹き返すと、合図したかのように、ロスインゴの連携が噛み合い出す。

試合は、熊本に続いてロスインゴが制覇。意気揚々と引き上げようとしたSANADAとEIVLに、先程NENER6人タッグ王者になったばかりのヤングバックスがあがり、2人のタッグベルトに挑戦表明。断る理由もないんでロスインゴも、快諾…したのはいいんだが、せっかく2日あるんだから、決着は博多でつけて欲しかったなあ。

結局、時期的には6月の大阪・ドミニオンでやるんだろうけど、ここまできて、予告編かよ、と思ってしまい、この試合もモヤモヤが残ってしまった。

第7試合 30分1本勝負
スペシャルタッグマッチ
棚橋弘至&×KUSHIDA対オカダカズチカ&〇ウィル・オスプレイ
(16分15秒 レインメーカー→体固め)

翌日のジュニアとヘビー級選手権の前哨戦。まあ、結末が東京ではなく、博多でつけられるだけマシとはいえ、このあたりに水増し感が溢れているように思えてならない。

まあ、KUSHIDAがセミファイナルに値するチャレンジャーかどうかはともかく、この試合に限ってはオスプレイの飛び技を関節技で封印したり、オスプレイの蹴り主体の引き出しをあけたりと、なかなか活躍していたと思う。

対オカダに対しても臆することなく、体格差を生かした攻撃が見られたのは単なるタイトルマッチの前哨戦に収まらなかったのは評価できる点だと私は思う。

一方で、会場の大・棚橋コールを受けた棚橋はどうだったか?あからさまな判官びいきではあるにせよ、棚橋にしてみたら心強いといえるだろう。

試合自体は特別前哨戦めいたものは見られなかったが、試合後オカダと棚橋が激しく睨み合う。そして、オカダが自分と棚橋を指差し、観客の反応を確かめる。そこから2人が再び睨み合い、棚橋がファンの声援を煽った。まあ付け足しでもこういうのは大事。

オカダは立ち去る棚橋に向かってコーナーにのぼり、IWGPヘビーベルトを誇示する。その棚橋は入場ゲートの前に立ち、腰にベルトを巻く仕草を見せて、棚橋が完全に姿を消すと、オカダは再びコーナーへのぼり、客席に向かってベルトを掲げた。

見た感じ、オカダはもっと泰然としていてもいいはずなのに、なぜか焦ってみえるのが不思議なんだよなあ。防衛失敗のフラグだとしてもやや雑だし。

第8試合 60分1本勝負
スペシャルシングルマッチ
×飯伏幸太対〇Cody
(23分36秒 DIN'S FIRE→片エビ固め)

東京ドームの再戦にして、バレット分裂問題のきっかけとなった試合を福岡で組んできた。まあ、東京ドームの焼き直しというのもしっくりこないが、もともとドームでの飯伏とCodyの試合は内容も良かったし、軍団の介入とかうまい具合に絡めたら、違う味がでるかもしれない。そうでなくても、もともと両者の顔合わせ自体、面白くならないはずはないので、内容でも期待したいカード。なんでも後楽園での前哨戦では、Codyが飯伏をきってとったらしい。まあ、シングルだと飯伏の一勝なんで、Cody的にはリベンジを果たしたいだろう。

試合前にCodyは場外に下りると自身の指輪を英語圏の実況ブースに手渡す、いつもの儀式。ゴングが鳴っても、Codyはロープに上って筋肉ポーズを誇示。この間合いを微妙に外すCodyに場内からはブーイングが起こる。飯伏は冷静にロックアップで押し込むが、Codyはすばやく身体を入れ替え、再び距離を取っていく。序盤は完全にCodyの間合いで試合が進んでいった。

飯伏に主権がうつりそうになるとCodyはさっと場外に下り、フェンスを蹴り飛ばして苛立ちを見せるパフォーマンス。そしてイスをリング内に放り投げるが、飯伏はそのイスを冷静に場外に戻していく。今思うとこの椅子の投げ入れはその後の展開の予告だったのかもしれない。

中盤、テーブルを引きずり出したCodyは飯伏をその上に寝かせようとするが、逆に飯伏に主導権を奪われ、テーブルに寝かされコーナー最上段からのフットスタンプを二連発浴びてしまう。この攻撃でCodyの体はテーブルにめり込んでしまった。さすが人外の飯伏はこういうところが全く容赦ない。ってかこれでラダーがあったら、完全にTLCマッチなんだが、いっそ次回はそれでやってみても面白いかもしれないなと思った。

終盤、Codyが飯伏を捕獲してドラゴンスリーパーでリングに引きずり込み、一気にクロスローズを敢行し、続けて飯伏をリバースゴリースペシャルで担ぎ上げ、そのまま頭部から落とすDIN’S FIREを決めた。これによって粘る飯伏はとうとう力尽きた。

異次元プロレス対アメリカンプロレスという両者の異なるカラーがよくでた面白い試合だった。特にCodyは新日本参戦以降、自身のアメリカンスタイルを微妙に日本寄りに変化させてきている。

WWE時代には見られなかったことで、さすがにローデス家のDNAはすごいなあとうならされた。この顔合わせなら20分といわず90分でも見ていたかった。バレット内紛というストーリーがどっかへいってしまったほど濃い内容の試合をみせてもらえたのは、個人的に3日にきてよかったと思えるところのひとつになった。

第9試合 60分1本勝負
スペシャルシングルマッチ
〇ケニー・オメガ対×ハングマン・ペイジ(18分23秒 Vトリガーからの片翼の天使)

個人的には飯伏とCodyの再戦より、ノンタイトルでいいから、ケニー対Codyが見たかった。ペイジも悪いレスラーではないんだが、どんたくの1日目のメインがこれか?と思うと、正直頭を悩ませる。というか鈴木軍対ロスインゴもそうだけど、バレットの内紛もいい加減あきてきたので、博多で決着をつけるくらいはしてほしかったなあ。

それにケニー対Codyならバレット内紛の決着戦ともとれるが、そうでない以上このストーリーにはまだ続きがあるんだろうとしか思えないしね。そうなると気になるのは、Codyたちの介入だが、インディの地方大会なら、飯伏対Codyか、メインに、バレットクラブのメンバーがなだれこんでそのままボーナストラックでもうひと試合ということになるのかもしれないが、新日本だと絶対やらないのは目に見えている。

とはいえ試合内容でケニーが外すとは思えないので、メインにふさわしい試合になることを祈るだけである。

案の定、ケニーがリングインした途端、セミで試合を終えたばかりのCodyが襲撃。ペイジがケニーを羽交い絞めにし、Codyがリング下からテーブルを持ち出す。しかし、ケニーが脱出してテーブルに低空ドロップキックを打ち込み、Codyの頭部へ激突させる。

序盤ですごすごとCodyは退場するのだが、どうせ決着つける気がないなら、でてこなくてもよかったと思う。介入のさせ方が新日本は本当にへたくそ。

さて、試合開始のゴングが鳴ってからは、純粋にペイジ対ケニーのシングル戦になっていった。序盤ペイジが背後から襲い掛かり、ジャーマンスープレックスホイップで逆襲。これでケニーが場外へ落ちると、コーナー最上段からムーンサルトアタックを敢行するペイジ。こうしてみると、オーラこそ足りないんだけどハングマン・ペイジっていい選手なんだよなあ。スキットがつまらないだけで、普通に試合として面白いものになっていればOKだった私としてはうれしい限り。

しかし、場外マット上に畳んだテーブルを置き、ペイジがライト・オブ・パッセージを炸裂させ、ケニーは頭頂部付近から流血してしまうが、辛うじてリングへ戻る。すると、さらにペイジがDDTでケニーの頭をパイプイスへ叩きつけた。これで完全にケニーがベビーとして扱われるおぜん立てが整った。試合の中でこうしたことを自然にできるのは、ケニーの力はもちろん、ペイジの実力にもよるところが大きいと思う。

中盤から終盤にかけてVトリガーを狙うケニーと、それをことごとく封じていくペイジの攻防は非常にレベルが高かった。それだけに一回失敗した片翼の天使をケニーが最後に決められた時にはすごい説得力が生まれていた。やはりこの2人にはバレット絡みのスキットなしで、純粋にもう一回闘ってほしいと思う。

締めはケニーが日本語マイクを解禁。もうこれで実質ケニーのバレットが悪役ではなくなっている証拠でもあるんで、ヒールをやりたい選手はCodyについていくんだろう。

しかしDDTを卒業した飯伏とケニーが新日本プロレスのビッグマッチのセミ・メインを飾る日がくるとはなあ。ついぞ近くで見られた2人の姿が今はあんなに遠い。そんな感傷にひたりながら、でも二人の活躍をうれしく思いながら外にでたら、昼の厚さが嘘みたいに寒い!あわてて上着を着たが、もってきてなかったらやばかったなあ。

それともうひとつ。臨時バスって行きだけで帰りはないんだなあということを知った。まあ、サンパレスのコンサート客に対しての計らい(とお祭りの方のどんたくのお客)なんだろうけど、プロレスは眼中になしっていうのが、福岡市・・・というか西鉄の結論なんだろう。

メジャー、メジャーっていっているけどまだまだプロレスに対する世間の評価はこんなもの。だとすると、新日本も国際センター二連戦くらいであぐらをかいている場合ではないと思いながら。徒歩コースで博多駅へ向かったのだった。

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