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[プロレス入場テーマ曲] プロレス的音楽徒然草 パワーホール

2018/08/11

*にわかに信じがたい

今更ながら、有名過ぎて書くことが思いつかなかった入場テーマ曲のひとつ「パワーホール」を今回はあえて取り上げます。音楽徒然草のアーカイブ見ていたら、いわゆるニューリーダーズと呼ばれた世代で、長州力選手だけスルーしていたからです。

私は地元、山口県民の一人として郷土の英雄を悪くはいいたくないのですが、長州選手ほど「身内」に優しく、「それ以外」に厳しい人をほかに知りません。

近年ではバラエティにも進出し、かなり丸くなったらしく、控え室で一緒になった若手選手とも歓談することがあるとも聞きました。「長州対藤波・名勝負数え歌」時代の印象がいまだに色濃く記憶に刻みつけられている、私のような老害プロレスマニアにはにわかに信じがたい話です。

ただ、もしかすると長州選手も、還暦を過ぎ、年齢を経て丸くなられた可能性はありますね。しかし、「それ以外」で聞いた長州選手のエピソードが私には印象深かったので、初蔵出ししてみようと思います。

ある日、私は博多でプロレス観戦するために下関から現地に向かっていました。しかし、予定が狂ってどうしても下関駅からJRに乗らないと間に合わなくなってしまい、止むを得ずタクシーに乗りました。普通タクシーなんて滅多に乗らないのですが、たまたまこの日乗り合わせた運転手さんが大のプロレス好きだったのです。

* 「長州らしさ」は想定内

私が博多までプロレス観戦に行く話をすると、運転手さんは、嬉しそうに自分が乗せた選手の話をしてくれました。その中に長州選手のエピソードがあったのです。同じ山口県民であるにも関わらず、運転手さんの長州評は最悪で、金は渋る、態度はでかい、常にイライラしているなど、罵詈雑言を聞きまくりました(笑)

活字で読むと比較的スポイルされるような話題でも、実話として人の口から聞くと結構生々しかったですね。運転手さんの実体験だし、しかも怨念こもっているし(笑)こうして記事にしている内容は、私というフィルターを通してかなりマイルドになってますから、実際に聞いたら、そりゃもう…ね。

とはいえ、プロレスファンの私的には「想定の範囲内」でしたので、別にショックでもなんでもなかったのです。むしろそれが「長州らしい」とさえ思いました。今、バラエティにでまくっている長州選手からは、想像もつかないかもしれません。しかし、運転手さんが話してくれた長州像のしっくりくる時代の方が、実はとても長かったのです。

ちなみに、この運転手さんは、下関に武藤敬司選手が来た際にはご指名を受ける方なんだそうで、指名だけでなく、金払いまでよく「釣りはいらない」という武藤選手を絶賛してました。

ただ、「お金に細かい」のは、倹約家という見方もできますし、「釣りはいらない」というのも、悪い言い方をすれば「どんぶり勘定」ともいえます。特に武藤さんは当時、全日本プロレスの代表でしたから、代表がある種どんぶり勘定では、会社にとってはよくないという見方もできます。真偽はともかく、私が伝え聞く武藤敬司評には、そう言う話も多々ありますしね。

 *なぜ長州は鯉党なのか?

しかしながら、私には往年のジャパンプロレスにしても、WJの旗揚げ→失敗をみるにつけても、長州選手に「倹約家」のイメージはないですからね(笑)特にWJでは、長州選手にまつわる金銭トラブルが絶えませんでしたから、おそらくこの時期に、件の運転手さんが長州選手を乗せていたなら、さぞ機嫌が悪かっただろうというのは、容易に想像がつく話です。

ところで、新日本プロレスの内藤哲也選手が、プロ野球「広島東洋カープ」のファンであることは有名ですが、実は長州選手も大の鯉党として有名です。

山口県以外にお住まいのあなたには「隣県だから」という理由が思い浮かんだかもしれません。しかし、実は山口県のお隣には福岡ソフトバンクホークスも存在します。では、なぜ長州選手は長年の鯉党なのでしょうか?

たしかに長州選手が周南市(旧・徳山市)に住んでいた時代には、ホークスはまだ大阪の球団でした。しかし、福岡にはかつて西鉄からはじまる「ライオンズ」が本拠を構えていました。年齢的にホークスファンでないのはわかるにしても、ライオンズファンであってもおかしくはないわけです。

下関に住んでいると、カープ一色になるのは、広島に本社がある家電販売店「エディオン」くらいで、あとは野球シーズンが始まれば、ほぼ連日ホークス一色になるのが通常です。土地柄、下関市民は広島より福岡に行き来する機会が多いので、仕方ない部分もありますが、長州の地元、周南市まで行くと少し事情が変わります。

 *山口県の「ど真ん中」

周南市はちょうど新幹線駅的には、山口県の「ど真ん中」に位置します。先程から再三書いているように、下関市民がプロレス観に行くとしたら、周南方面に行くより、博多方面に行くことを選択します。ですので、同じ県内にいながら、周南というのは私にとっては長らく「よく知らない土地」だったのです。

しかし、近年たまたまプロレス絡みで、連続して周南に行く機会があり、そこで実は周南市民的には福岡より圧倒的に広島へ行く機会が多いことを知りました。

それは街中で下関だとウザいくらい流れるホークスの応援歌を一切聞くことがなかったのもそうでした。また、周南市のお祭りでは、一般の人がカープ好きを前提に話をしていたことで、私は思い知らされたのでした。同じ山口県内に住みながら、滅多に足を踏み入れることのなかったからこそ、知らなかった事実を。

「なぜ周南市にはカープファンが多数派なのか?」という長年の疑問がわたしにはずっとありました。その疑問の答えは、プロレスつながりで、長州力を知らなかったら、たどり着けなかったでしょう。答えはまさに周南が山口県(山陽側)の「ど真ん中」に位置していたから、だったのです。

余談ですが、マツダスタジアムで2015年に行われたオールスター戦で、長州力選手は、始球式をつとめています。もちろんその入場の際にも、パワーホールが流れたことは言うまでもありません。

今回はあえて自分の思い入れとは別な角度から長州力というプロレスラーと、入場テーマ曲である「パワーホール」をかたってみました。たまにはこう言うのもいいでしょう?

 

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