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[プロレスラー] プロレススーパー仕事人列伝 キース・ハワード②

赤コーナーにいるハワード

仕事人列伝「キース・ハワード」編の二回目です。youtubeでハワードの試合について検索をかけても一番の有名どころ(あくまでも日本において、という意味で)がピート・ロバーツくらいしかいなかったのですが、「仕事人」という形に当てはまる試合を見つけたので、今回はそのご紹介をしたいと思います。

対戦相手のスティーブ・グレイという選手は70年代末から80年代にかけて活躍していたらしい選手で、タイトル歴も英国ウエルター級や、PWF(おそらく全日のものとは別)タッグなど数々のベルトを手中に収めています。

映像ではハワードより色んな意味で若く、またグレイがチャンピオンなのに青コーナーにいる(通常はチャンピオンが赤コーナー)のも、「格の差」なのかな?と勘ぐってしまいます。

面白いのは、「1.2.3」でフォール負けという形ではなく、両肩がついた時点でレフェリーが「勝ち負け」を判定していることと、グラウンドでも厳格にダウンカウントをとっていることで、若干ハワードが有利なルールのように私には見えます。

色んな意味で若いグレイ

さて、先ほど「色んな意味で若い」といったグレイですが、一本目から派手な動きや無駄な動きが散見され、またチャンピオンなのにハワードのまわりをグルグル回ったりしていて、「らしくない動き」がみられます。とはいえ、さすがにウエルター級のチャンピオンにもなった人材だけあって、吊り天井に行く際、膝裏を足裏でがっちり決めて手を決めに行くなど、基本は非常にしっかりしています。

グレイの吊り天井は三度目でやっと成功するのですが、どうも折に触れて仕掛けていこうとしているので、グレイの得意技かと思われます。しかし、やはり獣神サンダー・ライガーほどの完成度はないかなと私は思います。

一方、ハワードはロバーツ戦でもみせていた片足とられてからの、相手の頭を回ってのスクールボーイはこの試合でも見せています。しかし珍しくみせたドロップキックは空振りするなど、いかんせん打撃技には難があるようです。

実力のある仕事師

また、ハワードはいわゆる「パワーボム」も使っているのですが、フォール目的のせいか叩きつけるというより、ふわっと相手を寝かせて、そこからフォールに行こうとしているのは、大変興味深いところです(これもフォール重視ということなのでしょう。相手を破壊するのではなく、あくまで肩をつかせるという点を重視している点では非常に私は面白いと思っています)。

更に圧巻なのは10分過ぎにハワードがスリーパーでグレイを締め落としてしまっている点ですね。この後、グレイは吊り天井を成功させ一矢報いてはいるものの、結果三本目はドローに終わっています。

グレイはチャンピオンとしてはなんとか面目を保ったけれど、ハワードの実力の前に「若さ」をさらけ出したという点で、ハワードの価値もさがらないという素晴らしい「仕事」だったと私は感心しました。

ただ、やはり打撃には難があるし、この試合で見せているようなパワーボムはおそらく日本の観客には受け入れられなかったでしょう。地味だけど実力のある仕事師・キース・ハワード。もっと来日していてくれたなら、見る機会があったのかもしれないですね。









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