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[プロレス入場テーマ曲] プロレス的音楽徒然草 Magic&Ecstasy

2017/07/03

今回は昭和末期の新日本プロレスの混迷の象徴とも言える海賊亡霊ガスパーズの入場テーマ曲「Magic&Ecstasy」をご紹介します。

Magic&Ecstasyは、ホラー映画の古典的名作である「エクソシスト」の続編「エクソシスト2」のサウンドトラック盤に収録されています。

作曲者のエンニオ・モリコーネ(Ennio Morricone)は1928年生まれ。イタリア出身の音楽家で、エクソシスト2の他にも、「夕陽のガンマン」「Mr.レディMr.マダム」シリーズや、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」など数多くの映画音楽を手がけられています。

ガスパーズは基本正体不明の謎のマスクマンではあるのですが、不気味な悪役という点では、Magic&Ecstasyはお似合いの入場テーマ曲だと思います。

ガスパーズの中身は私が知る限りかなりの実力者ではあるのですが、素顔のイメージにMagic&Ecstasyは、合わないですね。

Magic&Ecstasyは名曲ではあるものの、いかんせん冒頭で書いた通り、海賊亡霊ガスパーズは新日本プロレスの混迷期を象徴するキャラクターであるため、あまりオールドファンからもかえりみられないキャラクターなんですが、個人的には、今の新日本でリメイク版をだしてくれないかなあ、なんて思ってもいます。

とはいえマシン軍団ほど汎用性もないし、全身海賊風のコスチュームでは試合しても動きづらいでしょうし、なにより今の新日本には選手が飽和状態ですから、海賊の出番はなさそうです。

新日本の混迷期は、ある意味海賊のおかげで暴動がおきた時代ですからね。ガチに嫌われていたヒール…というよりは矛先が定まらない新日本プロレスとアントニオ猪木に向けられるはずの憎しみをひとえに買ってましたからね。

しかし、あの暴動がおきるほどの怒りが今の会場にはカケラも感じられないのは、時代の変化で片付けるには少々勿体無くも感じるのです。

確かに昨今の猪木対IGFの泥沼的訴訟合戦はあまり面白くはありませんが、なんとなく私はIGF側に海賊亡霊の匂いを感じるんですよね。

アントニオ猪木はその類い稀なきプロレスの才能をいかんなく発揮したまぎれもない天才です。猪木さんが光り輝いている時には対峙するライバルもキラ星のごとく輝いていました。タイガー・ジェット・シンしかり、スタン・ハンセンしかり、アンドレ・ザ・ジャイアントしかり。まさに彼らは天才・アントニオ猪木の合わせ鏡でした。

しかし、そんな猪木さんでもぶれることはあるわけです。そんな時に対峙していたのは、マシン軍団だったり、海賊亡霊だったり、TPGたけしプロレス軍団だったりしたわけですね。まさに彼らもその時の猪木さんの合わせ鏡だったのです。

そういう意味では、今の新日本には混沌の要素が少ないのではないでしょうか?確かにCHAOSというユニットは存在してますが、いうほど混沌とはしてないよな、と感じているのが正直な私の気持ちです。

確かに今の新日本に海賊亡霊を混ぜる意義は少ないのかもしれません。

しかし、私が考えるプロレスにはある種混沌をも楽しめる奥深さがあるので、そういうことでいうのならば、今のきれいすぎる新日本に海賊亡霊ガスパーズの要素を無性にぶち込みたくなるのです。果たして劇薬となるか、それとも霞のように消え去るか?

混沌の新日本プロレスをリアルタイムで体験している私には、ふとあのブレブレな時代がなんとなく懐かしく感じるんですよ。

オールドマニアのノスタルジーかもしれないですけどね。












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