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[プロレスアルバムレビュー] NJPWグレーテストミュージックⅠ

今回のアルバムレビューは、NJPWグレイテストミュージックシリーズの「Ⅰ」をお届けします。このアルバムにはワールドプロレスリングのOPテーマである、「ザ・スコアー」や、真壁刀義のテーマ「Immigrant Song」(布袋寅泰バージョン)など、オリジナルで制作されたものではない入場曲も収められています。シリーズ唯一の全三枚組になっているのも特徴で、現役選手はもとよりレジェンド選手、外国人選手のテーマ曲もはいっています。プロレスQシリーズを世に出したキングレコードならではの渾身のアルバムといっていいでしょう。

新日本プロレス25周年の時にウッドベルからでた「超戦士の闘争」はカバー曲ばかりでげんなりした記憶があるだけに、一部マニアからは「グレイテストとかいいながらまたカバー盤なんだろ?」という声も聞かれていました。

このアルバムが出るタイミングもちょうどブシロード新体制になり、プロレス冬の時代が終わりを告げた時期と重なりました。そして2012年は新日本プロレス創設40周年の節目の年で、もありました。それまで棚橋弘至の「HIGH ENERGY 」や中邑真輔の「Subconscious」 など単品で商品化されたものはありましたが、こうして会場使用音源が一枚のアルバムに収められるというのはある種感慨深いものがありました。

ちなみに、棚橋も中邑も内藤も、テーマ曲が収録されているのは、このアルバムだけです。棚橋の場合、新入場テーマである「GO ACE」が℣までは未収録のため、今後発売されるシリーズに収められる可能性はありますが、すべてのシリーズにテーマ曲が収録されているのは、レインメーカー・オカダカズチカだけです。今 人気絶頂の内藤哲也ですらなしえていない(内藤の場合、テーマ曲自体を変えていない)ですから、いかにオカダがプッシュされているかわかりますよね。

ちなみに2種類のアルバムにバージョン違いの入場テーマが収録された例は、飯塚高史、後藤洋央紀、ケニー・オメガ、カール・アンダーソン、プリンス・ディヴィットくらいですね。このメンツになぜ飯塚が?とも思うんですが(笑)テーマ曲自体は悪くないので、よしとしましょう。

2012年ということで当時ヤングライオン扱いだった、渡辺高章や高橋広夢、ヒールターンする前のキング・ファレ(バッドラック・ファレ)や、タマ・トンガのテーマ曲や、素顔時代の三上恭佑らのテーマ曲が収録されています。既に使われていないテーマ曲も含めて楽しむことができるのもこのアルバムの利点でしょう。

しかし入場テーマ曲マニアというのは古くからいるものなのですが、マニアが溜飲を下げるまでずいぶん時間がかかってしまいました。マニア的にはおそらく今後もこのシリーズを買い続けるでしょうけど、新日本の選手のテーマ曲を一通り集めたいという方にはお勧めのアルバムだと思います。全三枚組で4600円(定価)というのは正直破格だと私は思っています。まあ強いて難をいえば、25周年には収録されていた蝶野の「CRUSH」など一部未収録の曲があるのですが、版権の問題等でやむをえなかったのかもしれません。完全版というのはファンが求めてやまないものですが、なかなか発売となると難しいものですよね。












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