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[プロレス入場テーマ曲] プロレス的音楽徒然草 カミン・ホーム(Comin' Home)

2017/04/12

今回はジャパンプロレス時代の谷津嘉章選手のテーマ曲、カミン・ホーム(Comin' Home)です。実はこの曲は、前奏と間奏、エンディングだけを編集し、冒頭になぜか「ヘイ!ヘイ!ヘイヘイヘイヘイ!」という合いの手が入るという、オリジナルとは、全くの別物になっているため、最初はてっきりインストゥルメンタルの曲だとばかり思っていました。

ですからディープ・パープルが演奏する原曲をはじめて聞いた時は「なんで歌詞があるの?」という疑問しかなくて、最初は別な曲だと信じて疑いませんでした。もっとも30年くらい前は、かなり好き勝手に音源を再編集して、独自のテーマ曲のような名曲がたくさんできていました。ロードウォリアーズの入場テーマ曲であるアイアンマンも当初は、前奏と間奏を繋いだ再編集バージョンでしたが、後年は歌入りのまま入場してくるようになりました。

カミンホームは、ディープパープルの巨頭ギタリストだった リッチー・ブラックモア(Ritchie Blackmore) が脱退して、代わりに トミー・ボーリン(Tommy Bolin )が加入して完成させたアルバム Come Taste The BandのA面のトップを飾っていたナンバーで、言ってみれば新生ディープ・パープルの挨拶代わりとなった曲です。

シングル 「You Keep On Moving」 のB面としてもリリースされていますが、これは日本盤だけの話で、欧米ではB面は 「Love Child」 でした。トミー・ボーリンは加入早々いきなりの大活躍で、この曲ではベースとギターを演奏し、さらにはバック・ボーカルにも参加しています。そして曲作りにも積極的に関わっていて、リッチー・ブラックモアの不在を埋めるべく大車輪の活躍を見せています。

「カミン・ホーム」 は生きの良いロックンロール・ナンバーで、やはりオリジナルを改めて聴いても、トミー・ボーリンのギターはやはり傑出しています。しかし、多分谷津選手の入場テーマ曲が歌入りのオリジナル音源だったら、私はトミー・ボーリンのこともろくに調べないまま、「ディープパープルのギターだから、リッチーのソロパートに違いない」と勘違いしたまま過ごしていたかもしれません。

いずれにせよ、ケガの功名でオリジナルとかけ離れた編集をされたおかげで、名ギタリスト、トミー・ボーリンの名を知ることができたのは、私的には幸いでした。

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