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[プロレスラー] プロレススーパー仕事人列伝 プロレスよありがとう!クレイジーでモンスターな好事家がマニアに捧げるメモリアルブログ

プロレスよありがとう!クレイジーでモンスターな好事家がマニアに捧げるメモリアルブログ(22) プロレススーパー仕事人列伝➄ケンドー・ナガサキ編.1

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今回のスーパー仕事人列伝は、ケンドーナガサキ編をお届けします。今回ナガサキさんをとりあげるにあたり、私が考える仕事人の基準を改めて振り返ってみました。ナガサキさんは確かにSWSから派生したNOW、そして初期の大日本プロレスを牽引したエース選手でもありました。また、本名の桜田一男をはじめ、数々のリングネーム、キャラクターを使い分けたことでも有名です。

で、私的にはこのキャラクターの使い分けにプラス、オリジナル?の「プロレススーパースター列伝」に主役で登場していないことを考慮した上で、私基準?の仕事人案件を満たすものとして記事にしてみました。

さて、日本人として海外で活躍したペイントレスラーといえば、顔に隈取を施したザ・グレート・カブキさんが有名です。私的にはカブキさんも好きな選手の1人ではありますが、カブキさんは「プロレススーパースター列伝」に主役で登場しているため、仕事人列伝には出さないつもりです。別な機会は設けるかもしれませんが。

話はそれましたが、今回どうしてもナガサキさんをとりあげたかったのは、ナガサキさん絡みで探し当てた二つのシングルマッチがあるからです。

その一つが今回ご紹介するAWA世界戦、チャンピオン・ニック・ボックウィンクル対チャレンジャー・ケンドー・ナガサキの一戦です。

この試合はニックさんがベビーで、ナガサキさんがヒールの扱い。ニックさんも全盛期ではなく、多分年代的にはだいぶキャリアの晩年で戴冠したものでしょう。サーオリバーフンパーディンクというマサ斉藤さんのマネージャーでもあった悪役マネージャーがナガサキさんについています。

しかし、このタイトルマッチのキモはやはり「(相手が)ワルツを踊ればワルツで」という有名すぎるプロレス哲学をもつニックさんに、ナガサキさんが一歩も引かずにくらいついている…どころか、ミスターAWAを圧倒さえしているのです。またナガサキさんのテクニカルな攻防にニックさんの円熟したグラウンドワークが噛み合った重厚さは、まさにAWA世界戦と呼ぶにふさわしい濃厚なプロレスが展開されています。

白眉は3分すぎにナガサキさんがニックさんの腕ぜめからするっと抜けて、ニックさんの両足をデスロックに決めていく流れがゾクゾクするくらい素晴らしくて、「ああ、プロレスファンとして生きてきて良かった!」と心から思いました。

ラストはサーオリバーフンパーディンクが、ニックさんの足を微妙なタイミングで引っ掛けてナガサキさんを援護するのですが、なんとブラインドをついたはずのレフェリーがしっかり反則をみており、ナガサキさんのフォールを数えず、即座にニックさんの反則勝ち→王座防衛と判定した裁定が実に素晴らしいのです。

得てしてアメリカンプロレスとはレフェリーが反則を見逃して、汚い手で王座移動のイメージがあるかとは思いますが、このようなクリーンなレフェリングでAWAの品格を守り抜いたレフェリーこそこの試合のMVPといえるのかもしれません。実はナガサキさん、ニックさん以上に、レフェリーもいい仕事をしているのがこの試合を世界三大タイトルにふさわしい内容に高めていると私は思うのです。

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