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プロレスよありがとう!クレイジーでモンスターな好事家がマニアに捧げるメモリアルブログ(20) モンスター的プロレスコラムその17

90年6月12日に、ストロング・ホールド・イン・フクオカという大会がありました。バトルライン九州というシリーズの中のビッグマッチでした。場所は福岡国際センターで、観衆は9,170人の超満員札止め!いや、本当立錐の余地もなかったほどのお客がいました。この日は事実上のメインがハンセン対ベイダーのIWGPシングルでした。この大会は確か録画中継されていて、一番盛り上がるタイトルマッチを真ん中にもってきたり、いろいろ実験的な試みもなされていました。

試合内容のプレイバックは特にしないんですが、まだ「レスリングどんたく」ではなかった時の福岡のビッグマッチがどういうものであったかを振り返ってみようと思います。実はこの時代、まだ国際センター前は駐車OKでした。今だとありえない話ですが、玄関前は普通に車が止められたんですよね。で、やはり早くいかないと駐車はできないので、試合開始の3時間前くらいには国際センターの前に到着。その車を縫うように列ができていきました。ふと奥に一台の車が止まり、中からスタン・ハンセンが出てきたときはまわりから大「ハンセンコール」がおきました。普通リング外では紳士でおとなしいハンセンがこの日ばかりは車を降りるなり戦闘モードになっておりました。したがって入場同様に周りにむらがるファンを蹴散らして、国際センターの中に入っていきました。結構これで心の中に火が付いたというか、すげえテンションがあがったのを覚えています。

当時としては珍しく、会場前にパンフレットを売り出したりしていたので、列に並んでいてもそれほど退屈もせずにあっという間に入場開始。実はこの日だけゲーリー・オブライトが参戦してなかったり、北尾が長州ともめて?欠場になったりといろいろごたごたもあったのですが、いざふたをあけたら超満員。私はしばらく一階のフロアにあった、ソファーに座っていましたが、そこへ新日のジャージ着た馳浩と、少年ファンが談笑しながら通り過ぎていくのがみえました。当時の馳はまだジュニアヘビーの選手で、黒タイツ。のちに黄色のタイツで腰をグラインドさせる選手になるとは思いもしませんでしたが、なんかその少年ファンとの談笑の光景がいいなあと思ってみていました。

あとで、その馳がとんでもないことになるとはつゆほどにも思いませんでしたけどね。試合はどの試合も白熱。前半戦で拾い物だったのはのちにWWFでパパ・シャンゴとして活躍するザ・ソウルテイカーが見られたことでした。マサさんとの一騎打ちはこれぞアメリカンプロレスといえる迫力ある一戦で、これだけでも見に来てよかったなあと思いました。個人的には青柳館長対ライガーの異種格闘技戦で、ライガーのマスクをはいで流血させた館長が、怒りの獣神を呼び覚ましてしまい、血染めのライガーにぼこぼこにされた試合と、東京ドーム以上と評価の高いハンセン対ベイダーの試合でもうお金以上の大満足を得てました。

実をいうとこの大会の一か月前に、買って一か月もしない車をぶつけられ、やっと修理して治ってきたら今度は自分が人身事故をやらかすという悲劇に見舞われ正直かなり落ち込んでいました。正直一生ものの後悔に近い一年を過ごした私は、この大会のおかげで生き延びることができたといっても過言ではなかったと思っています。といってもこの2か月後、私にプロレスを教えてくれた祖母が交通事故によって亡くなるということもあって、この年はどっちかというと本当に苦しいことしかおぼえていないんですけどね。

ちなみに私はこの大会が福岡市ではじめて生観戦した大会でした。闘魂三銃士を売り出すために行われたスポニチ杯のトーナメントはG1級の面白さでしたし、本当にいうことがなかったですね。ですから、この春先から夏前に行われる福岡の大会がブランド化したのはひとえにこの大会があったからこそと私は思っています。この大会の成功をもって「レスリングどんたく」が福岡に定着していくわけですが、その初っ端にこの大会があったことは非常に意義深いことですね。正直福岡ドームの開催自体にはどれほどこだわりもないのですが、福岡国際センターのビッグマッチというのはやはり東京で実現してないか、東京ドーム以外の場所でくまれていないカードが目白押しというのが前提条件ですので、2015年のようなしょぼいカードが並んだレスリングどんたくとかは正直みたくないですね。この伝統はぜひとも続けていってほしいですね。

STRONG HOLD IN FUKUOKA

第1試合 シングルマッチ
飯塚孝之 vs 松田納
○飯塚孝之(12分06秒、ブリザード固め)松田納×

第2試合 シングルマッチ
小林邦昭 vs ペガサス・キッド
×小林邦昭(10分10秒、ダイビング・ヘッドバッドから片エビ固め)ペガサス・キッド○

第3試合 タッグマッチ
木村健悟・星野勘太郎・越中詩郎・馳浩vs スーパー・ストロング・マシン
後藤達俊・ヒロ斉藤・保永昇男
×星野勘太郎(14分41秒、キチンシンクを丸め込みエビ固め)ヒロ斉藤○

第4試合 バトルライン九州杯争奪トーナメント1回戦
橋本真也 vs 佐々木健介
○橋本真也(12分50秒、原爆固め)佐々木健介×

第5試合 バトルライン九州杯争奪トーナメント1回戦
武藤敬司 vs 蝶野正洋
○武藤敬司(26分26秒、ムーンサルトプレスから片エビ固め)蝶野正洋×

第6試合 シングルマッチ
マサ斎藤 vs ザ・ソウルテイカー
○マサ斎藤(4分41秒、バックドロップから片エビ固め)ザ・ソウルテイカー×
本来は北尾 vs ソウルテイカーだったのが北尾の負傷欠場により変更

第7試合 異種格闘技戦1R3分無制限ラウンド
獣神サンダーライガー vs 青柳政司
○獣神サンダーライガー(4R 2分12秒、TKO)青柳政司×

第8試合 IWGPヘビー級選手権試合
ビックバン・ベイダー vs スタン・ハンセン

ビックバン・ベイダー(22分11秒、両者反則)スタン・ハンセンベイダーが4度目の防衛に成功

セミファイナル バトルライン九州杯争奪トーナメント決勝戦
橋本真也 vs 武藤敬司
○橋本真也(17分54秒、フライング・ニールキックから片エビ固め)武藤敬司×

メインイベント
長州力 vs アニマル浜口
○長州力(5分58秒、ラリアットから体固め)アニマル浜口×

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