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[プロレスブログ] 200%元気になれる!世界プロレス式コミュニケーションガイド研究所長による発想の転換のすすめ(17) 表現の仕方

2016/11/29

今回は表現の仕方のお話です。プロレスではしばしば選手が自分を大きく見せる工夫をしています。そのひとつが構えを大きくすることですね。

通常、自分には最小のダメージで、相手には最大のダメージを残して勝つのが格闘技なんですが、そのためには防御の一つとして相手に狙われる的を小さくする必要があります。

上の動画はボクシングの基本的な構えをレクチャーしているものです。いわゆるガードを固めるというやつですね。しかしこれだけだと試合がおもしろくならないので、プロ競技には積極性を促されたり、ブレイクがあったりしてなんとか攻めの試合になるようすすめていきます。プロでもチャンピオンクラス同士の試合になれば、攻撃力はもとより、防御力も超人レベルの実力者が最強の盾と矛を擁してぶつかり合うわけです。

しかしプロレスの場合、相手に打たせることもひとつの魅力ですので、動画にあるようなボクシングの基本的なガードの仕方のように、的を小さくして相手の攻撃を当たりにくくしてしまうと、ある意味プロレスにはならなくなってしまうわけです。あくまでボクシングの表現の仕方としては適切ですが、プロレスではあまり馴染まないということです。

とはいえ、いくら肉体を鍛え抜いたプロレスラーでも的を大きくするだけで、ずっと受け続けていてはダメージがどんどん身体に蓄積されていきます。いかに頑丈な体をもっていてもそこは人間なんで、防御は必要です。

ただしプロレスの場合この防御が非常にわかりにくいわけです。見た目派手にガードを固めていく格闘技の方が防御のみに関していえばわかりやすいのです。

だって誰でも痛いのは嫌ですからね。誰だって殴られたりしたくないので、守りを固めるというのは理にもかなっているわけです。

プロレスではそれと真逆なことをあえて行います。もちろん鍛え抜かれた肉体や精神力をお客さんの前に披露するという目的もありますが、いかにギリギリでかわす技術があっても的を大きく見せるということは相手の攻撃もあたりやすくなっていくわけですね。これもプロレスならではの表現の仕方です。

そこまでするリスクをあえて引き受けることで、プロレスラーは尊敬の対象になっているわけです。あえて痛い思いをして、身体にダメージを刻んで、相手のいいところを引き出してそのうえで勝つ、というのは実に高度なテクニックと強い精神力が要求されます。もちろん他の格闘技にもそれぞれの魅力があり、それぞれ体を張って闘っています。ただその見せ方、表現の仕方が異なるだけなんですね。

そこは注意深く見ていくとまた自分の見方が変わっていくかもしれないですね。

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