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[プロレス観戦記] DDTレスリングとんこつ2013(2013年3月3日)

更新日:

DDTレスリングとんこつ2013観戦記(13.3.3 さいとぴあ多目的ホール:観衆348人:超満員)

イントロダクション

この日は華☆激とのW興行。会場費折半するのが基本のDDTはリングを華☆激に提供してもらう代わりに届出系の事務処理を担当したらしい。さいとぴあってぶっちゃけ狭くしようと思ったらできる会場なんだけど、なんとフルスペース使ってしかもアリーナにも椅子を並べている。

地元団体でもやらないような事をさらっとやってしかも超満員にしてみせるのが今のDDTなのだ。

レスリングとんこつはスタート時から見てるけどその最初で因縁を作ったアステカさんとまさか合同興行を行う日が来ようとは・・・・^^

オープニング

今回はゲスト参戦もなくだいたいDDT本隊のみのメンツでカードが組まれていた。司会はいつもどおり福岡出身の鶴見亜門GMとマイク井上さん。

で、前説で見所説明に出てきたGMは自信たっぷりに「この後出てきます、高木・大鷲組はハンセン・ブロディ組・鶴田・天龍組に匹敵するほどの実力をもったタッグチームだと思います」と
やけにハードルをあげるようなことを力説していたらその高木・大鷲の両名が入場。

2人は前回の新木場で用意されていた合体テーマ曲の出来が「ヒドい!」といちゃもんを付け始めた。確かに合体テーマといえばタッグチームの華。先の2チームに限らず、昨今では天コジ
タッグも合体テーマを使っている。しかも新木場では散々不安視されたコンビネーションも不安的中で誤爆だらけだったという。もはやタッグの体すらなしてない。

しかしGM曰く「今度はいいものを用意しましたので」と2人をなだめて入場のリハーサルを行うことにしたが作り直した合体テーマ曲はサビの手前で曲がチェンジするガタガタぶりで大社長と大鷲は「これじゃできねえ!」と文句たらたら。

「俺の仕事は入場6割、マイク3割、試合1割」と言い放つ大鷲はとうてい納得してない。

散々もめた末に、それぞれのテーマで入場を選択したが、今度はどちらが後入場かでモメだす始末。大の大人が・・・と呆れたGMは「じゃんけんで決めましょう」と仲裁した結果、大鷲が後入場に決定。なんとか収まって大会はスタートした。

▼オープニングマッチ 30分一本勝負

◯佐々木大輔 vs 遠藤哲哉●
(9分59秒 片エビ固め※ナパーム・オブ・ラブ)

モンスターアーミーはなんかすぐ消えそうなチームだなあと思っていたら、いつの間にかDDTの6人タッグ王座も獲得。なんかえらい勢いづいている。対する遠藤は前回見たときはまだ線の細い印象だったけど大分レスラーらしくなってきたのと飯伏に憧れた世代として、あえて飯伏とは
同じ路線にはいかないようにしてる感じがした。まださすがにモンスターアーミーの寸劇をさばくスキルはないけれど、だんだん本当のプロレスラーっぽい感じになってきた。

とはいっても相手は実は硬軟自在の実力者・佐々木だけに簡単にはいかないところ。まあ試合結果だけ残してもなかなか生き残れないのがDDTなんでもっともっと頭を使って欲しいところではある。

正直佐々木の余裕を崩せるところまではまだいってなかった。

▼第二試合 30分一本勝負

◯マサ高梨 vs DJニラ●
(9分7秒 タカタニック)

これもGM曰く「東京で名勝負になった」好カードらしい。でもまあどこの位置にいても仕事のできる高梨といつもどおりのニラならそう外しはしないだろうと思っていたが、なんとニラの甘言に高梨が面白いように引っかかっていく。おまけに全く頑張る気がないニラは高梨の繰り出す技にかかろうともしない、いわゆる「ヨシヒコ」状態になってるもんだから途中で高梨が「もうこんなの嫌だー」と絶叫すればするほどニラペースで試合が進んでいく。

一時は精神崩壊までしそうになった高梨が寸での所で我慢した末に勝利こそしたものの終わってみればぐったりしてるのは高梨の方というある意味恐ろしい試合だった・・・

▼第三試合 30分一本勝負

男色ディーノ&●大石真翔 vs MIKAMI◯&聖闘士凛音
(9分48秒 片エビ固め※スワントーンボム)

聖闘士としては初凱旋の凛音。「星矢」のペガサス幻想を生歌で歌いながら入ってくる。さすがホストだけあって歌はうまい。しかもMIKAMIがコーラスしてるし^^

ディーノと大石に向かって「君は小宇宙(コスモ)を感じたことがあるか?」と決めたまではよかったがこれを逆手にとったディーノ組が逆にコスモを凛音に感じさせる展開に・・・もちろん中身は男色殺法なんだが、ナイトメアで「セブンセンシズを感じさせてあげるわよ」といったのには爆笑してしまった。なにげに星矢に詳しい男色先生(まあ、男色なんだから当然か)はキャラで聖闘士になった凛音との違いを見せつけるかのようにペガサス流星拳を脇固めにきってとるテクニシャンぶりも披露。さらにディーノは凛音のケツに股間を突きながら「小宇宙を感じてんの?」と言う始末。

それでもなんとか意地で流星拳を決めた凛音はあとをMIKAMIに託す。ディーノがコーナー最上段で生尻を出し、大石が凛音を顔からケツに突っ込ませて失神させる。続いてMIKAMIをケツの餌食にしようとしたが、MIKAMIはこれを切り返して大石をディーノのケツに突っ込ませて誤爆失神。

コーナーのディーノをドロップキックで蹴散らしたMIKAMIはグロッキーの大石にスワントーンボムを投下して勝利を収めた。が、これはもう完全にディーノ組の勝利に近い感じがした。

小宇宙を感じるには道のり険しそう^^

▼第四試合 30分一本勝負

●高木三四郎&大鷲透 vs 相島勇人&アズール・ドラゴン◯
(13分32秒 横入り式エビ固め)

さてズンドコなタッグを迎え撃つは九州が誇る二大ヒールコンビ、アズールと相島。やっぱ九プロではないんで相島にもちゃんと声援が飛ぶ。そしてあまりに九州組に声援が集まるととたん
に不機嫌になった大鷲は「せっかく久しぶりに博多までわざわざ来たのに!」とアズールの紙テープを破いて拗ねる。

しかし試合がはじまるとさすがに実力者同士のバチバチしたぶつかりあいを見せる。だが途中でわざと相島を冴島と呼んでみたりしたもんだから場内大「冴島」コールに包まれる始末。そのうえ、呼んでおいて「冴島って誰だよ!」と言い放つ大社長コンビ。もう好き勝手にしてるとしか思えない。

「最高の離婚いくぞ!」とドラマ『最高の離婚』の劇中で見せたアルゼンチン・バックブリーカーに勝手に名前つけて奮闘する大社長。えらく張り切ってる^^

その相島のピンチにアズールがトラッシュ缶を持ち込もうとするが、大鷲がこれを取り上げる。高木がアズールを羽交い絞めにして、トラッシュ缶を手にした大鷲に「絶対に誤爆するなよ!」と前フリ^^もうこれは完全誤爆フラグなことはいうまでもない^^

そして大鷲が振り下さんとすると、やはりアズールに逃げられてしまった。が、大鷲の寸止めで誤爆を逃れセーフ・・・・と思ったところからの相島ナイスな背面攻撃で、大鷲の手にしたトラッシュ缶は大社長に直撃。すぐさま高木がアズールに丸め込まれて敗北!

だいたい試合前のスキットでこうなるよ、とはわかってはいたがやっぱ面白かった^^

試合後、口論を繰り広げる高木と大鷲を亜門GMがなんとか仲裁に入り「6月は俺と大鷲のタッグで頑張りたいと思います!」と誓う大社長は「俺の曲をかけろ、ミュージックスタート!」といつもどおり自分のテーマ曲で締めようとすると、大鷲が反発。「何負けたのに自分のテーマかけてるんだよ!」とまたまたケンカに。亜門GMが「今度はいいのが
できたので、これで退場してください!」と合体テーマ曲で帰らせようとしたが、その仕上がりは・・・・前説の時よりひどい出来。

そのズンドコな合体テーマの中口論を繰り広げながら二人は引き揚げていった。いや~、誤爆のフラグは予想できても合体テーマでこれだけいじることができるというのは大したものだ。それでいて過去合体テーマを使ったチームへのリスペクトも感じられて、にやっとしてしまった。面白いし6月も是非やってほしいなあ^^

▼第五試合 30分一本勝負

◯入江茂弘 vs ばってん多摩川●
(10分7秒 体固め※フライングソーセージ)

今年から正式にDDTに所属して頑張ってる入江。KO-Dへの挑戦も決まりノリに乗ってるこの男にはある弱点があった。

実は前説でGMから「なぜか誰も笑わないばってんギャグで一人だけ笑ってるのが入江」という紹介をされた通り、実は
ばってんの存在こそが入江の最大の弱点であることが判明!

なんとこのカードだとどう考えてもばってんのチャレンジマッチなのに入江がばってんの牙城を崩し、苦手意識を払拭しないといけないというねじれたカードだったのだ。DDT細かいこと考えるねえ^^

入場時になぜか高田総統のような帽子をかぶり、誰も今更隠さなくていいと思ってる頭頂部を敢えて隠してでてきたばってん。しかし握手はお客に拒否られ後でばってんシールを配ったら受け取ってもらえないくらい嫌われてるという始末。

地元なのに全く声援が飛ばないばってんはとうとう開き直って「俺は博多を捨てたんだよ、俺は東京都民だ」と東京の人が聞いたら激怒しそうなマイクで「カエレコール」を誘発。かえす刀で入江に「オマエはもう負けている。なぜならオマエは俺のギャグが大好きだからだ!」と一方的に勝利宣言。

だが言われたとおり確かにばってんTシャツを着込んでいた入江は身も心もばってん芸のトリコになっていた。入江はばってんのギャグに終始笑いっぱなし。あまりに受けてるので松井レフェリーが「どこが面白いんだよ!」と怒り出す始末。

ばってんは会場後方からアイダホ!ミネソタ!ミシシッピ!エルボーを決めるべくゆっくり入江に近づくが、距離が長すぎて三言では収まらず、しかも途中でネタを噛むという芸人にあるまじきことをして大ブーイング。これを受けきった入江はお返しのばってんボンバー一発でばってんを伸すと、コーナーにのぼってなんとか瞬殺を試みる。

するとばってんが「ばってんストップ!」と入江の動きを止めて「御仏壇の裏側~♪」と渾身のギャグを披露したものの笑いながら入江は間髪入れずフライング・ソーセージを浴びせてばってんを大の字にのしてしまった。

が、退場時も笑い転げてる入江にとってはこれは試練の勝負だったのかもしれない。

ちなみにここまで試合みてたアステカさんが地味にこの試合の時だけ途中で控え室にかえっていた^^

▼セミファイナル 30分一本勝負

◯KUDO&ヤス・ウラノ vs 石井慧介&高尾蒼馬●
11分13秒 片エビ固め※ダイビング・ダブルニードロップ

セミファイナルはKUDO&ヤス・ウラノvs石井慧介&高尾蒼馬のタッグマッチ。チームドリフとしては復帰直後とはいえウラシマクドウは高い壁でもある。

試合はやはりKUDO&ヤスのペースで展開していく。1~2年前だとこのまま押しきられてしまうところだったが今の石井や高尾は違う。リアルに仲がいい入江を含めたドリフの結束力は実力を伯仲するほどに成長していた。

しかしどうしても難敵ヤスがでてくると流れを自分たちの方にもってこられない。勢いだけではどうにもならないのが
ウラシマクドウのすごいところでやっぱこれを崩すには若さだけでは難しいのかもしれない。

高尾がKUDOにシュバイン~ボマイェを狙いにいっても、エプロンサイドからヤスが高尾の足をキャッチ。高尾がヤスの手を振りほどくのに手間取り、なんとか払った直後にKUDOのバックスピンキック。ここが勝負どころと見たら畳み掛けるのも早いのがベテランのなせる技。すぐさまダイビング・ダブルニードロップを投下し、3カウントを奪った。やっぱチームドリフが一発食うにはちょっとハードルが高かったか?

▼メインイベント 30分一本勝負

◯飯伏幸太&竹下幸之介 vs アントーニオ本多●&火野裕士
16分33秒 エビ固め※シットダウン式ラストライド

メインイベントにはまたしてもモンスターアーミー。しかも相手は博多初登場にして現役高校生レスラー竹下。その上いきなりメイン。これは試練というか、思い切ったことをしたねえ。そんなにレインメーカーみたいな素材はごろごろいないとは思うけど、現役高校生がDDTのメインを締めるというのはある意味すごい。

試合前相変わらずアピールしまくるが軍曹はなぜかアントンに耳打ちして「通訳」を頼む始末。まあ実際しゃべらないのは確かなんだけど、なんかアントンが勝手に意訳してるような感じだった。

モンスター軍は想像通り奇襲でスタート。そのままペースを握られてしまい苦戦する飯伏&竹下。が、しかし火野軍曹の匍匐前進競走に竹下が名乗り出た!これをアントンは「軍曹に勝とうなんて5万年早い」とせせら笑う。

しかし、いざスタートすればお約束通り圧倒的なスピードで竹下が勝利という結果。さすが軍曹の匍匐前進は世界一である^^

意気消沈の軍曹に観客は「軍曹」コールをしぶしぶ送ってなんとか機嫌を直した軍曹は竹下を今度はパワーで圧殺しにかかる。こうなると圧倒的に部が悪い。防戦一方になる竹下。かなりのローンバトルを強いられ、青息吐息になる竹下。
が、伸びのあるドロップキックでようやくピンチを抜け出し、替わった飯伏がバミューダ・トライアングルなどで盛り返す。

再び竹下に替わると、佐々木が松井レフェリーのブラインドを突いて介入し、アントンとともに攻撃。火野のロケット
ランチャーを発射させたが、これを飯伏がカット。再び介入した佐々木を、今度は松井レフェリーはめざとく見つけてしまい失敗。

ここで竹下からスイッチした飯伏がナックルパンチ連打で奮闘するアントンにハイキック一撃からの瞬殺ハーフネルソン・スープレックスからシットダウン式ラストライドを炸裂させて見事勝利。

試合後、カンペをもってない飯伏は「僕はやっぱり締められないので」と竹下にマイクを渡してなんとか逃れようと
する。「今日福岡で初めて試合できたし、勝てて超嬉しいです。でも、勝てたのは飯伏さんの力が大きいので、飯伏さんに締めてもらいます」とまさかのマイク返し!

困り果てた飯伏は売店のGMにアイコンタクトで泣きつく。今回はセコンド業務といいやたらこき使われてるGMは困る飯伏に「また6月に戻ってきます」と言わせようとしたが、当の飯伏は「また6月に帰って…合っていますよね?今日はありがとうございました!」と勝手に文章縮めてそのまま締めてしまった。

後記

いや~今回はおそらくこのあとの華☆激を意識してお笑い配分の強めな大会になっていたが、これはすべて計算ずく。欲をいえばここで帰った人にはなんか「ネタ色強いね」という印象だけを与えたかもしれない。

だがやっぱ後半の大会との差別化をきちんと打ち出して同じ色の興行を提供しない芸当ができるDDTならではの大会だったともいえよう。

このあとの華☆激がある意味想像外な興行になってしまっただけに余計そう思えた大会だった。






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