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[プロレス観戦記復刻版] 「GAMSHARA MANIA'2012」~時代は俺たちが変える~

2018/06/06

「GAMSHARA MANIA'2012」~時代は俺たちが変える~観戦記★11月23日(祝金)北九州パレス(17:00)

今回はがむしゃらプロレスを教えてくださったメディコさん、私、そしてとまりんさんが珍しく3人揃っての観戦。

しかし開始一時間前で既に長蛇の列。当日券が20枚しかないという盛況ぶり。公共施設のパレスは夜9時までしかいられないのに、予定されてる試合は10試合。その前後にスキットが入る事を考えると、大丈夫か?と思ったんだけどそこはしっかりしていた。

今回はアニスピダンサーズのダンスのあと、欠場中のダイナマイト九州+レフェリー陣が前説、SHIGEKICHIリングアナと「元」秘書のダイアナが見所紹介。

でここで、いつもなら正規軍入場というところに嫌われ者のなにわ愚連隊が再登場!大阪からわざわざ来たという割には定期参戦してるんだけど。

実はこのメンバーに新加入した6号(現在の陽樹)は某所で愚連隊が自らスカウトしてきた有望株。そして紹介こそなかったけどこの日「デビュー戦」でもある。実はスカウトされてるところも生で見てるだけに心中やや複雑ではあった。

で、愚連隊がさったあと選手入場で最後にLOC・・・でドン・タッカーが締めて
終了・・・のはずがなんとここで夏にはぐれ狼になった野本一輝登場!

「闘いがない」と言い放ったがむしゃらマットに闘いを呼び起こすためにタッグベルトに挑戦が決まってるDr・CHAOSを蹴散らして鉄生にチーム結成を要求!これをドンが受諾して混合チームがタッグ挑戦者になって試合が一試合減った・・・・

▼KAG大塚デビュー戦&パシフィスタ連合軍vsL.O.C.対抗戦(30分1本勝負)
①林 祥弘&TA-KI&●KAG大塚vsブルート健介&ジェロニモ&○TOSSHI

GAM1で決勝に残った林はこの日がジャストデビュー3周年。毎年勤労感謝の日に開催される大会は社会人らしく休みが取りやすいこともあって、出場率も高い。

が、ここで大塚が目立つのはある意味当たり前の事。ほかの先輩がどう危機感をもって闘ってるかを見ないといけないと思っていた。

簡単にいえば「練習しないやつはリングにあがるな」という教え通り、しっかり大塚は練習を積んできたことがひと目でわかった。真面目な試合運びと熱い情熱はきっとがむしゃらの新風景になるに違いない。逆に練習をさぼるようだといつの間にか消えて存在自体お客から忘れられてる選手にもなりかねないわけで初心は忘れないように・・・ということでデビューは十分合格でいいと思う。

しかも最初からあんな応援もらっていた新人いなかったしね。それだけでも十分仕事したと思う。

▼がむしゃらプロレスvsなにわ愚連隊RX対抗戦(30分1本勝負)
②ニコラス今中ジョリー&●ダークネス♪ニッキー&ザ・グレートフランケン
vs○なにわ1号&なにわ3号&なにわ6号(なにわ6号=陽樹デビュー戦)

鮮烈のデビューを飾りセンセーショナルに出てきた割のは小倉北であっさり敗退した愚連隊がパワーアップして再登場。

今回は前回でてない3号と新加入の即戦力にして本日デビューの6号が目玉。一方がむしゃら混成軍はニコラスにフランケンというこれまた重厚なメンバーが加入。キューティーでの出番が多かったフランケンは久々のストロングモード。

しかしながら、チームとしては混成だけに微妙なところで個人プレーにでてしまうのは仕方ないとしてこの日のがむしゃらチームはタッグにはなってなかった。個人技だけで闘えるほどタッグは甘くないし、相手はなんだかんだいって気心が知れてる上、新加入の6号が新人離れした動きでかく乱。これも誤算だったかもしれない。こちらの「デビュー戦」も十分合格だったと思う。将来的にはGAM1などで新風を巻き込んでもらいたい逸材ではあった。

前回対抗戦で大活躍したニッキーにすべてを任せた判断は間違ってはなっかたけど、要所要所での意思疎通の差が勝敗をわけて今回はがむしゃらの負け。でも春の小倉北で終わったんじゃ愚連隊の意味もなかったし群雄割拠するがむしゃらマットにまた一つ面白いものが加わったのは喜ばしい限りではある。やや思いは複雑だけど、敵は強いほどいい。6号デビューおめでとう!

▼スペシャルミクスドタッグマッチ(30分1本勝負)
③阿蘇山&アップルみゆきvs藤田ミノル&セクシーロージィ

前半戦最後のプロの試合。しかもアップルが女子と絡む珍しいカード。でも女子・・・・まあ藤田曰く「セクシーだろ!お前(アップル)にはセクシーさのかけらもないじゃねえか」といわれちゃねえ。

そのセクシーにして唯一プロではないロージーが大活躍!といってもやはりプロのみなさんが上手にお膳だてをしてくれてる部分が大なんだけど、それでもロージーの頑張りがなかったら霞んでいてもおかしくはない。

だいたいプロの試合にアマが混じるのはかなり勇気のいることだし、それを毎回こなしてるポテンシャルはやはりただものではないのだ。それに毎回うまくなっていってるし。

この試合に関していうことはない。アップルと阿蘇山の「お約束」も十分見られたし。藤田の口八丁手八丁も楽しめたし、前半で収めるのはもったいないくらいの試合だった。

▼がむプロおまけの6人タッグマッチ(22分1本勝負)
⑤GAMA&パンチくん&○アリマティvs●ブラック☆スティック&ガムコツくん&竹ちゃんマン

GAMAというのはドラゲーのCIMAのもじり^^いつか本物との共演もみたいなあ。昔のCIMAだと考えられないけど今のCIMAなら十分やれそうな気がする。

この試合疲れん程度といいながらプロが混じることもあるのがお約束。ガムコツくんの正体はあいかわらずわからないけど夏の人とは別人かな?体型が少し違ってたし。

普段だとお笑い要素全開になるところが結構激しい感じもあって、まあこの試合で時間調整しないとほかが伸びそうだし・・・と思ってみてたらなんとアリマティバスターが決まってアリマティ勝利!意外は意外だったけどTシャツ脱いだらシップだらけで、本当は痛々しいんだけど笑えてしまうのはアリマティのキャラのおかげだよなあ。

試合前、GWA実行委員長澤宗紀がテーマ曲「リボルバージャンキー」と共に入場!おお!なつかしい!ちゃんとGWA最高責任者として九州にもどってきたのは本当に嬉しい。

ぶっちゃけ、澤宗紀に認められた王者というのはそこらへんの自称世界王者より遥かに泊がつく。マイク持って「用意していただいた飛行機に乗り損ねました!」と遅刻をカミングアウトする委員長。変わってないなあ。あいかわらずやりすぎてる感じは現役時代のまま。

一般人としては東京近郊でしか見ることのできない生・澤委員長は九州ではやっぱしレアな存在。であるからして、パンフにもしっかり顔がのってるのだ。

▼GWA Jrヘビー級選手権試合
(60分1本勝負)
⑥〔挑戦者〕○YASUvs●DIEZEL
〔王者〕(YASU初戴冠!)

春の挑戦時にはその若さがモロに裏目に出て巧者DIEZELに完敗したYASUが二度目の挑戦!入場式でもリベンジを誓っていたYASUだが、序盤は王者DEIZELの老獪さにまたも翻弄。セコンドを上手に介入させ、流れを断ち切って挑戦者に隙をみせないDEIZELは序盤でYASUに毒霧攻撃をお見舞い!

これで形成は一気に王者ペースかと思われたがYASUも春先と同じではない。失速した前回とは違い驚異的な粘りで王者の攻撃をしのいでいく。

しかしDEIZELもYASUのフットスタンプをかわして、再び攻勢に転じ、試合は一進一退。強いて言うならここで本気になってYASUを叩くならセコンドの再介入もあっただろう。DEIZELは度々レフェリーを誤爆して無法地帯にしながらあと一歩詰められなった。

逆に言うとYASUがそれだけ成長してたということでそこを見誤ったのが前王者の敗因だろう。

フィニッシュの二発のムーンサルトは説得力十分でこれが入っては万事休す。

試合後マイクで反省の弁を述べていた新王者だけどまだまだ伸びる余地は十分あると思うのでベルトの価値をあげていってほしい。

▼スペシャルプレゼントタッグ
マッチ(30分1本勝負)
⑦佐々木貴(FREEDOMS)&白波佑助vs関本大介(大日本)&アステカ(華☆激)

実を言うとこの大会の裏テーマが札幌で病に倒れ現在もリハビリ中のGENTAROエイド。新しいファンは知らないだろうけど、GENTAROは九州とはとても縁深い選手。

そこでかつてGENTAROと共に戦っていたアステカと、今共に戦っている佐々木貴が対角線にいることは非常に意味があったのだ。とはいっても関本はまだしも白波が試合に埋没してしまうと、意味がない。序盤こそ関本との遭遇を楽しんでいた佐々木も中盤は白波の奮闘にかけた。

そこでアステカが表に出るか、関本が表にでるかなんだけど、ここはやはりキャリアが長い選手同士、関本が白波の壁になり、アステカがサポートに徹する最高の形になったのはさすがだてにキャリアは積んでないよなあと思った。

体が一回り小さい白波が関本という普段ぶつかりそうにない壁に挑む図式は逆に白波の頑張りをお客に印象付け、関本の化物ぶりをアピールすることができる。

そういう意味では理想的な形にはなったと思う。結末の意外性は最初から求めてなかったんで、どこまで白波がやってくれるかというのが一番のポイントだったけど、驚異的なパワーに屈することなく耐え抜いて、しかしそれでもあのジャーマンに屈したのは致し方ないだろう。

いや終わってみれば白波よくやった!という感じになっていたんでこれはある意味よかったんじゃないかな?関本のあれだけの攻撃を耐えた白波はきっとこの試合を財産にできると思う。

▼スペシャルチャレンジマッチ
(30分1本勝負)
⑧久保希望vsTAJIRI(WNC)

カード発表時点で一番興奮したのがこのカード。実力は全国区の久保が世界のTAJIRIというまた大きな壁にぶつかっていくのがいい。

久保は新コスチュームで登場。しかし世界をまたにかけて戦ってきた元WWEスーパースターの登場に会場は一気に雰囲気が変わる・・・・

かつて試合中に毒霧を出していた時代に比べると、入場時に噴射する元祖カブキスタイルを踏襲したことでTAJIRIもより進化したと思う。

やっぱ試合中に武器として使うのもいいんだけど、オリエンタルムードを演出するのがもともと毒霧だったわけでムタ以降の毒霧の安売りをやめた時点TAJIRIはカブキの系譜を受け継ぐ人材になりえたんではないだろうか。

そしてWNC旗揚げ以降繰り返し言葉にしてきたNew Classicの部分をこれでもかというくらい発揮するTAJIRI。そうこの古くて新しい攻防こそ今まで培ってきたTAJIRIのすべて。それをおしげもなく久保に見舞っていくことが「お前が時代をかえろ」というTAJIRI流の激だったのかもしれない。

本当頭から指先まできっちり緊張感をまとい、会場の大きさも何もかもが頭に入ってる。これが世界のレベルでありその世界にくらいついた久保も間違いなく次世代の世界を担う存在である事をしらしめた。

大谷戦のような耐える試合もいいけどこういう世界を体感できる試合が経験できるっていうのは幸せなことだと思う。

虎の子のバズソーキックもこれ以上ない説得力だったし、そこまで引き出した久保希望は間違いないく世界にいける選手にまた一歩近づいたんではないかと思う。

お見事でした!

▼GWA無差別級タッグ選手権試合
(45分1本勝負)
⑨〔挑戦者〕●鉄生&野本一輝vs○七海健大&ジャンボ原〔王者〕
(王者初防衛成功)

今の野本はかつて全日マットでヒットマンとして鳴らした頃の阿修羅原的立ち位置になりつつある。天龍を襲撃し、長州をボコるあの時のギラギラしたものを感じるのだ。

結局阿修羅原は後に国際血盟軍入りしたのち、天龍同盟に加入してアウトサイダーまっしぐらだったわけだがあえて群れない選択をするのかと思っていたんで鉄生とコンビを組むという選択は意外ではあった。

が、もともと林と組んでタッグ王者だった頃もタッグ屋としてのスキルを磨くというより個々のレベルアップに邁進していた感のある野本にしてみれば闘える場所さえあればパートナーも手段も関係ないんだろう。

であるならば試合後ゴッチ式パイルで全員沈めて逃走するというのも一つ手だとは思ったんだけど、タッグスキルを地道に磨いてきた七海・原はまたしても4月と同じコンビネーションで野本の相方を沈めてしまった。これはやはりタッグとの決別を意味してるのかもしれない。誰とも組まない、全員が敵というシチュエーションなら野本が望む闘いだらけの世界になる。そこはもうつっきっていってもいいような気がする。どっかに属した時点で今の魅力は消えてしまうだろうから。

さて野本一輝はどこへいく・・・??

▼GWAヘビー級選手権試合(60分1本勝負)
⑩〔挑戦者〕○SMITHvs●マスクド・PT〔王者〕
(絶対王者PT王座陥落!前王者SMITH返り咲き!)

で、メイン。ここまでくるのにはいろんな、本当にいろんなストーリーがあった。2年前のSMITH王座陥落。PTの絶対王者化、夏のGAM1でのSMITHの驚異的粘り。そしてPT自身が待望してやまなかった強い挑戦者の登場。

すべてのお膳立てが揃った。特に夏の三連勝を生で見ていたPTにとってあのSMITHの頑張りは脅威でもあり、また自分が望んだ闘いができる相手にやっと会えた喜びが混ざったものがあったに違いない。

故にLOC他メンバーの不信もよそにSMITHの「真っ向勝負」の申し込みを受諾した。それは既にSMITHの手のうちにのっかっていたのかもしれない。しかし、悪のドンであるならば約束も反故にできたはずだった。しかし自分のやりたいことが明確に見えている
PTにとっては、立場など些細なものでしかなかった。

だから本当に真っ向勝負にでたのだ。それもマスク越しに「嬉しい」が伝わるような感じで。お互いフラフラになりながら笑顔でシバきあう。漫画の世界ならよくある光景だが現実にそういう闘いを見ることはまず稀。

お互いが認め合った者同士の妥協ないファイトはたしかにこれぞメインであり、これぞタイトルマッチだった。

負けたのはPT。でもそれは全力を尽くした負けであった。試合後、PTを揶揄したLOC勢はくるみんを頭に新軍団台頭を宣言し、TA-KIを味方に入れ、PTとは決別。そして鉄生はPTと共にLOC残留の道をえらんだ。認め合ったSMITHとの残留を拒否したのは「また
闘いたい」というPTの意思表示だったんではないだろうか?

だが波乱はこれで終わりではない。連合軍の若手陣は時代が変わらないことに反発しSMITHのもとを去る。

戴冠し、分裂劇で長時間ほったらかされていたSMITHは「お客さんあってのがむしゃらプロレス、いい試合、いいマイク、そしていい年してこの格好」と舌の方も好調^^で、なんと残ったベテラン軍を呼び寄せ、新軍団結成。

TA-KIのヒールターンに関してはぶっちゃけ連合軍にいてTA-KIのチャンス自体が減っていたし。タイトル挑戦の直訴も何回も反故にされ続け、その間に後輩が立て続けに挑戦・・・こういう図式からいつ反旗を翻してもおかしくはないと思っていた。

でもそのときはLOC自体勢いがあって入る余地がなかった。だがYASUのタイトル戦を厳しい目線を送って見ていたTA-KIをみて「あ、今日動くな」と直感した。正直これからの新LOCは方向性から一からやり直さないといけないし、今までの色ではない新しいものを提示できる今ならちょうど「動く」タイミングだったんだろう。PTと鉄生が抜けたことで年齢的にも「中堅軍」になった新LOCはどういう立ち位置にくるのか?

実際問題本当のヒールがなにわ愚連隊なのはみんな認知してるんで新しい様相を提示しないといけない時期にはきていたとは思う。なんで連合軍含めて群雄割拠の状態にしたことで、新しい戦いの図式をこれから作っていくことになるだろう。

しかしチャンピオンのSMITHのタフネスぶりは皆が認めているのであの牙城を崩すのはそう簡単ではない。みな本気にならないとSMITHが一人勝ちしてしまう可能性だってあるんだから。

試合後なぜかくるみん撮影会をやっていた。悪の総帥の割には気前よくて丁寧^^しかもなぜかお客に混じって運営部がやたら記念撮影をしてるし・・・

全体的に一試合減ったとは思えないボリュームでお腹いっぱい。もう凄かったとしかいいようがない。立ち見もたくさんでて酸欠になりそうなくらい超満員札止め!

こんな中で見るプロレスはまた格別なんだよなあ^^本当素晴らしい大会だった!みなさん、ありがとう!次は真冬の野外だけど熱いファイト期待してます!

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