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[プロレス観戦記復刻版] 新日本プロレスNJPW 40th anniversary Tour NEW JAPAN BRAVE 2012下関大会

2018/07/24

NJPW 40th anniversary Tour NEW JAPAN BRAVE 2012新日本プロレス下関大会観戦記
(12・4・24 火 於:海峡メッセ下関:600人)

下関では約8年ぶりの新日本。すっかり中身も変わっててほとんどの選手は初来関。ましてやブシロード体制になって初の大会ということもあってそれなりに期待はしていた。やってくれないより来てくれる方が絶対いいし。ましてや国際センターでは豆粒にしか見えない選手が真近で見られるのは有難い限り!そして今が旬のレインメーカーを生でみられる喜びはなにものにも代えがたい。

ということで自然ととりになったんだけど会場は行ってみたらやっぱ違う!入場ゲートはあるし、照明もある。グッズも豊富だし、見てすぐメジャーとわかる雰囲気作り・・・ここがやっぱほかの団体とは大きく違う。

第1試合20分1本
●渡辺 高章&井上 亘 対 ○タマ・トンガ&KUSHIDA
[11分00秒]ヘッドシュリンカー→片エビ固め

新日期待の若手渡辺が登場。対するは現・新日一押しのKUSHIDAで、これまた派手な登場。移籍組だけどもう一年たつんですっかり溶け込んでいる。

試合はやはり渡辺の試練マッチの様相に。トンガは、突進して来た渡辺を受け止め、3連続バックブリーカーで厳しい洗礼。なおも変わったKUSHIDAの逆エビ固めが容赦なく決まる。、ヤングライオンへのかわいがりとくればこの技!KUSHIDAも心得てる!
攻め込まれた渡辺だったが、ここを自力でしのいだ。やっぱこの辺もメジャーゆえの誇りみたいなものを感じた。だてに老舗ではない。もはや名ばかりメジャーの団体とは訳が違う。

ようやくタッチを受けた井上は、キチンシンク、串刺しジャンピングエルボー、逆水平チョップ連射でKUSHIDAに追撃。さらに、KUSHIDAとトンガをまとめてスピアーでなぎ倒すと、トライアングルランサーでKUSHIDAを捕獲するなどヘビーの力を見せつける。

しかし、KUSHIDAがトップロープを支点にしたバク宙キックで流れを変え、スワンダイブミサイルキックで反撃して井上を捕獲。粘る渡辺は必死だが、トンガはリープフロッグを連続で繰り出し、空手チョップ。さらに、KUSHIDAのエレファントキック、トンガのタマスペシャルの波状攻撃からヘッドシュリンカーで渡辺にトドメを刺した。

KUSHIDAはやはり試合数が増えたせいか自信にあふれてたし、渡辺はさすが新日の若手という印象で好感がもてた。こういう中から未来のレインメーカーがでてくるんだとしたらやはり今から見ておきたいものである。

第2試合20分1本勝負
○田口 隆祐&プリンス・デヴィット 対 ●外道&ロウ・キー
[10分00秒]外道クラッチガエシーノ

5月3日福岡におけるIWGP Jr.ヘビー級選手権試合・デヴィットvsロウ・キーの前哨戦。まあ地方ではよくある事だけど、この日の
外道組はえげつなかった。とにかくデヴィッドの痛めた脇腹を徹底破壊に出たのだ。それも一点集中式に・・・

ゼロワン以来久々に見たロウキーは相変わらずコンディションがいい。外道のナイスアシストもあってデヴィットを場外で鉄柵攻撃。動きを止めてしまった。ロウ・キーはコブラツイストやパントキック、外道がストンピングやニードロップでデヴィットの脇を攻め立てる。しかしデヴィットは、突進して来た外道をカウンターエルボーで迎撃し、その背中を踏み台にしてロウ・キーにドロップキックして一矢。

かわった田口に外道は、チンクラッシャー、コンプリートショットで追撃し、低空ドロップキックから外道クラッチに行く。ところが、田口が外道クラッチガエシーノに切り返し、電光石火の3カウントを奪った。しかし、試合には勝ったもののアポロ55の試合ではなかった。完全にロウキーと外道に翻弄されっぱなしでいいところがなかったのは残念。

試合後なおもロウ・キーがデヴィットのボディを本部席のテーブルに叩きつける。そして、勝手にIWGP Jr.ベルトを持ち出し、デヴィットを見下ろした。防衛戦に暗雲垂れ込めた一戦になった。

第3試合20分1本勝負
タイガーマスク&獣神サンダー・ライガー&○小島 聡&天山 広吉 対 邪道&ロッキー・ロメロ&飯塚 高史&矢野 通
[12分18秒]ラリアット→体固め

5月3日福岡で行なわれるIWGPタッグ戦では天山&小島vs矢野&飯塚が、IWGP Jr.タッグ戦ではイビー・リチャーズ&ロメロvsライガー&タイガーの前哨戦。というかこれを休憩前に持ってくる意味は?うーんこの内容ならセミでもよかった気がする。前半戦のトリでやるのは勿体ない気がした。確かにベテラン率は高いけど。

この中で要注目はやはりタイガー。もう年齢的にもラストチャンスだろう。ライガーはなんだかんだいってもうタイトルとってもとらなくてもやっていけるけど、タイガーはもう一花さかせないと厳しい末路になってしまう。

CHAOSの奇襲を合図に試合がスタート。だが、天山と小島が矢野と飯塚を蹴散らし、得意の連携攻撃を披露した。試合は場外でタイガーが邪道を羽交い絞めにし、ライガーがスライディングキックに続いて、ロープに走るものの、ロメロが場外から脚を引っ張って妨害し、鉄柵攻撃を食らわせ、これをきっかけにCHAOSがライガーの捕獲に成功。代わる代わるの攻撃で攻め立てていく。ひたすらライガーがつかまって耐えしのぐ。団体最年長でも汚れ役を進んで受けるあたりはたいしたもんである。

そしておなじみ掌底から天山にスイッチ。1人で矢野たち4人を次々と蹴散らし、飯塚にはモンゴリアンチョップ連射やカーフブランディング、そして、アナコンダバイスを極めるものの、矢野がカットに入り、なんと逆モンゴリアンチョップ連射。だが、天山がニールキックで撃退し、小島とスイッチ。その小島は、飯塚に対して「いっちゃうぞバカヤロー!」からのダイビングエルボードロップを早くも披露。だが、飯塚はマンハッタンドロップ、ペディグリーで逆襲。

スイッチした邪道に小島が腕へのラリアットで迎撃し、コジコジカッター。右腕のサポーターを投げ捨ててロープへダッシュ。ところが、邪道が腕に絡みつき、クロスフェースオブJADOで巻き返し。その直後、ライガーがエプロンからのトペコンヒーロ、タイガーがプランチャでロメロたちを分断。一方、リング上では小島が邪道にコジコジカッター。そして、今度こそラリアットをさく裂させ、3カウントを奪った。

この試合はもう人気者4人と悪役という非常に地方大会色溢れた感じの顔見世試合でよかったと思う。こういうのは逆に言うとビッグマッチでは絶対組まれないし、前哨戦と割り切ってみても損はなかった。

試合後、ロメロがIWGP Jr.タッグベルトを掲げ、ライガーとタイガーを挑発。「俺が永遠にチャンピオンだ!! フォーエバーー!!……」と、絶叫したのだが意外とマイク率高かったなあ。この辺はブシロード体制になっての変化なのかな?

休憩中はライガーが売店にたち、メキシコ産小銭入れをうっていた。しかし新日の売店は本当カラフルでみてて飽きない。内藤もサイン会にでてて、対象商品者のみだったけど撮影は自由。この辺はドラゲーや全日の渋ちんぶりとは違うところである。第4試合開始前、クイズ大会が行なわれ、プレゼンターとしてKUSHIDAが登場。

「下関、会いたかったぜーー!! 本日は熱い声援、ありがとうございます」と、ファンに挨拶。実は吉田松陰を愛するKUSHIDAは、
ずっと下関に来たかったそう。

そしてKUSHIDAは、中学1年生の男の子を選出。クイズに正解した賞品として、サイン入りマフラータオルを贈呈。しかも後半戦開始ゴングをならせるという大役まで!これはいい記念になった!そもそも子供率が異様に高かったのも今回の特徴で、さすがこの辺はぬかりないというかヴァンガードで子供層に訴えかけてるブシロードならではというか。でもこのサービスはいいね。

第4試合30分1本勝負
ストロングマン&永田 裕志&○真壁 刀義 対 ●タイチ&TAKAみちのく&鈴木 みのる
[13分07秒]キングコングニードロップ→体固め

全日本プロレスの『2012チャンピオン・カーニバル』に出場中の永田がシリーズに合流。真壁、ストロングマンと組み、因縁の鈴木軍との対決。

永田はみのるを挑発するもTAKA~タイチへとスイッチ。リングインしたタイチは、相手がストロングマンに変わるとすぐにロープエスケープしてまともに闘おうとせず、ポークジング対決でもストロングマンが圧倒、力比べを挑むものの、またもストロングマンが軽々と片手で押し込み、乱入したTAKAもろとも串刺しボディアタックの洗礼。

この辺はさすがWWEでもまれてきたTAKAの仕事が光った。しかしかわった真壁は鈴木軍の好アシストもあって場外戦で大ダメージを負って失速。そこから孤立してしまい、タイチとTAKAのトレイン攻撃、タイチの急所攻撃、鈴木の打撃、TAKAのランニングニーアタックなどを食らい続けローンバトルに。

しかし真壁は、パワースラムでTAKAに反撃してようやく自軍コーナーへ帰還。スイッチしたストロングマンは、懐かしい中西の野人ダンス式両腕ラリアットでTAKAとタイチをなぎ倒し、アルゼンチンバックブリーカーをTAKAに極めるが、みのるがカット。そしてついに因縁の永田vs鈴木。永田がミドルキック連射、カウンターフロントハイキック。しかし、エルボー合戦からみのるが張り手で逆襲し、スリーパーホールド。そして、ゴッチ式パイルドライバーを狙うが、永田がエクスプロイダーに切り返した。

がみのるはかわった真壁にもスリーパーホールドの洗礼を与え形勢を一気に逆転!さらに、ストロングマンがTAKAをアルゼンチン
バックブリーカーで捕らえると、真壁がタイチにラリアットをお見舞い。そして、永田がボディスラムで叩きつけ、最後は真壁が
キングコングニードロップでトドメを刺した。

試合後、真壁、永田、ストロングマンはなおもタイチをおしおき。これほどやられっぷりがいいと本当面白いというか、いい悪役になったよなあ。タイチ。

第5試合30分1本勝負
●キャプテン・ニュージャパン&“ザ・マシンガン”カール・アンダーソン対石井 智宏&〇中邑 真輔
[11分41秒]ボマイェ→片エビ固め

5月3日福岡で中邑とシングル対戦するアンダーソンが、キャプテンと初コンビを結成したんだがなぜセミでキャプテン?この辺の迷走も含めて「らしい」っちゃらしいカードなんだけど、果たして迷走っぷりが如実に出たカードとなった。

キャプテンが両手を腰にあて、「私と勝負したまえ!」と石井を挑発。だが、石井がショルダースルーでキャプテンをコーナー最上段に固定。すかさず中邑がランニングニーアタックを食らわせ、場外で鉄柵攻撃を浴びたキャプテンが、中邑組に捕まってしまう。そのまま長時間のローンバトルを強いられたキャプテンだったが、なぜかライガーと違ってやられても応援する気になれないというか違った意味でトホホ感があってこれは逆に面白いかなとすら思えるようになった。

ジャンピングショルダータックルで石井に逆襲してアンダーソンにスイッチ。逆水平チョップ連射、セントーンで石井を追撃。さらに、乱入して来た中邑をゼロ戦キックで排除すると、ジャンピングフロントハイキック、飛び付きネックブリーカードロップで追い討ち。だが、石井が旋回式ガンスタンを阻止し、バワースラムでやり返した。

中邑がボマイェを発射するものの、アンダーソンがかわしてジャンピングフロントハイキックで反撃。これでキャプテン対中邑に。キャプテンはコーナー最上段にのぼり、ダイビングヘッドバット。しかし中邑がかわして自爆。さらに、石井が後頭部へラリアットを打ち込み、中邑がボマイェを発射。しかし、アンダーソンが飛び込んでスピニングスパインバスターを見舞い、石井を旋回式ガンスタンで排除。

すると、キャプテンがキャプテンチャージからカリビアンデスグリップを決める。しかし、中邑は下から腕を取って腕ひしぎ逆十字固めで逆襲。それでもキャプテンは、乱入した石井にカリビアンデスグリップを食らわせるが、中邑が背後から組みついてリバースパワースラム。そして最後は、ボマイェがクリーンヒット!

まあ難なく終わったというか、なんというか・・・・こういう微妙なところはまだ新体制に移行できてないんだなあ。

第6試合30分1本勝負
内藤 哲也・棚橋 弘至・○後藤 洋央紀 対 ●YOSHI-HASHI・高橋 裕二郎・オカダ・カズチカ
[16分50秒]昇天・改→片エビ固め

いつのまにか選手のテーマ曲を登場順にメドレーで流すという演出を取り入れていた新日本。でもこれは上手いやり方だと思った。やっぱちょっとしたことだけどこういうやり方で特別感がだせてこそのメジャーなのだ。

そんな中、後藤対オカダで試合が始まり、後藤が強烈なショルダータックルからキックを食らわせ、棚橋とタッチ。棚橋がコーナー2段目からのフライングボディアタック。さらに、内藤とのダブルドロップキックで追い討ちをかけ序盤は正規軍が優先。

しかしかわった内藤は鉄柵攻撃を浴びて動きをストップされてしまう。オカダのフラップジャック、セントーン、高橋の逆水平チョップ、串刺しフロントハイキック、ジャーマンスープレックスホールドなどを食らい続け、ローンバトルに。

ヘッドシザースホイップでYOSHI-HASHI、ジャンピングエルボーアタックで高橋に逆襲した内藤はようやく自軍コーナーへ生還。
棚橋対高橋の場面。棚橋がドラゴンスクリュー、ダイビングサンセットフリップ。さらに、場外に落とされそうになってもトップロープを掴んで逆上がりで復活し、スリングブレイドで追い討ちをかける。続いて棚橋はコーナー最上段にのぼるが、YOSHI-HASHIが攻撃を妨害。すかさず高橋が、雪崩式フロントスープレックスとラリアットで逆襲し、オカダにタッチ。

棚橋は膝への低空ドロップキックですぐにお返し。これで後藤対オカダとなり、後藤が串刺しニールキック、バックドロップ、ジャーマンスープレックスホールドと畳み掛ける。しかし、オカダはフロントキックで流れを引き戻し、変型ネックブリーカー、ダイビングエルボードロップで反撃。続いてのレインメーカーは阻止されたものの、リバースネックブリーカーに繋いだ。

かわったYOSHI-HASHIは、チャクラムで後藤を叩きつけ、ネックブリーカーからスワントーンボム。しかし、かわした後藤がショートレンジラリアットで逆襲し、棚橋と内藤が2人同時のプランチャでオカダと高橋を分断。そして最後は、後藤が牛殺し→昇天・改の必殺フルコースで、YOSHI-HASHIを葬った。

試合後、後藤がIWGPインターコンチネンタルベルト、オカダがIWGPヘビー級ベルトを肩に下げ、睨み合いを展開。そこからオカダが退場して行くと、後藤が「オカダ! オカダ、よく聞け、オラ!オマエが福岡で味わう痛みは、こんなもんじゃないぞ、コラ!! オマエのベルトは、この俺が必ず剥がしてやる!!」とマイクアピール。そして、「5月3日『レスリングどんたく』、この俺が必ずあのベルトを奪う!! 皆さん、応援よろしくお願いします。本日はありがとうございました!!」としめ。棚橋の「あいしてま~す!」が聞けなかったのは残念だったが、G1の頃には嫌われ度がかなり高かった後藤が春を制して一気にファンの心をつかんだことで大いに流れが変わったと思う。まあタイトル移動はないにしてもレインメーカーに対する挑戦者としての立ち位置はアピールできたんじゃないかな?

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