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[プロレス観戦記復刻版] DDT レスリングとんこつ!2012 博多スターレーン(12・3・20 火)

2018/10/31

DDT レスリングとんこつ!2012 博多スターレーン 観衆315人(12・3・20 火)

さあ、筑前理事長のあいさつが長引いてしまったので焦った我々はもう来た地下鉄に速攻飛び乗って、一分前に博多駅に到着!そこからスターレーンまでダッシュ!さすがにこれはきつい!!しかし一試合も見逃したくない執念で会場に飛び込んだらちょうどゴングがなって試合がはじまっていた!

第一試合:大崇(だいたかし)デビュー戦
○入江茂弘(7分51秒 フライング・ソーセージ)大崇×

っていうことでカードもなんも知らんと見てしまった第一試合は福岡県福岡市出身の大崇(だい・たかし)のデビュー戦!会場着いたときは勘違いしてたけどよく考えたらがむしゃらで大社長についていた若手の選手だった!今思い出した^^

そうそうどっかで会ったことあるよなと思ってたんだけど思い出せなくて・・・相手は今や乗りに乗る入江茂弘とあっては期待のほどがうかがえる。 大はロックアップからショルダーアタックの打ち合いで向かっていくあたり負けん気の強さも新人離れしてる。

で、入江も容赦せず、エルボー合戦に打ち勝ち、馬乗りになってヒジを叩き込んでいくというアルティメット殺法を全開!どんな試合もこなす入江だがこういうコワいモードに入江はやはりすげえとしかいえなかった。

しかしここで心が折れるようならデビューを地元でというはからいにむくいられない。ブレーンバスターやショルダーアタックでやり返そうとしたが、入江は最後まで容赦なし。最後はカウンターのエルボーで大の字になったところへフライングソーセージで3カウント!こういう叩き潰すプロレスは彰人戦でもやってたけど、後輩に対して既に壁として立ち向かえる入江の度量もすごいなと。

そしてまけたけど大はこの体なら大化けの予感も大!ぜひ頑張ってほしい。なんせ博多スターレーンではあの高山善廣がデビューしてるんだから!!その同じ場所でデビュー出来たってことは幸せですよ!体つきは違うけど帝王2世を目指して頑張ってほしい。素晴らしい試合だった。

第2試合:○アントーニオ本多(12分07秒 DDT)大石真翔×

夏の一夜の幻で消えるかと思われたほもクロZがまさかの博多再上陸!!しかも勢力増大して、その勢いはとどまるところをしらない。大石・・・いや、まこりんを総出でサポートして入場してくるメンバーたちはなぜか全員敬礼!

しかし、ここまでおいしい所をもっていかれてはアントンも立つ瀬がない。ほもクロはかつてアントンとマッスル坂井が築いたハッスルの流れにも近いものがあるだけに、強さでも面白さでも圧倒しなければならない。

ところが意外とこの30すぎのバツイチアイドルは細かいこともできちゃうから一筋縄ではいかない。頭の回転も人一倍速いまこりんは上手い具合にお客さんを味方につけていく。そして隙あらばささっと勝ちをとりにくる。なんとか活路を見出したアントンはディーノと死闘を繰り広げた立ち技勝負で「とにかく勝ちゃいいんだよ」とばかりに攻めたてる。

何度も切り返されたDDTをほぼ意地になって決めたあたりはアントンのこだわりとほもクロへの強烈なライバル心だったのかもしれない。見た感じ以上に殺伐した印象があったのはそのせいだろうか?

第3試合:○アズールドラゴン&美月凛音&久保希望(14分09秒 原爆固め)DJ佐々木&DJ中澤&DJニラ×

美月には試練だったかもしれないこの対決。またしても相手はニラ!前回は実の親父さんを人質に取られた美月だったが今回は九州というくくりで久保、アズール組と初タッグ。

しかしいつの間にかニラは増殖していた!全員サングラスに雨合羽、傘といういでたちなんだがDJ中澤だけがなぜか釣竿をもっている。しかもグラサンとると全員がニラメイク^^そして試合前にニラが対戦相手にアピールしはじめた。それも試合でなく「興業」をストップさせて^^

「お前らの共通点をあててやろうか?お前ら・・・・全員九州出身だな?ということはお前らは・・・ご当地レスラーだな!
・・・というとはお前らは・・・ひこにゃんだな!」

・・・いや、ひこにゃん九州と関係ないし!「DDTはこのご当地レスラーの前で俺たちが悪い事をして負けて花をもたせるという考えのようだがそうはいかない」といって正統派ぶっていたかと思えば突如不意打ちのロケットパンチ^^

かと思ったら、「俺たちな悪い事をしたくはないんだ!」といきなり味方をこきおろしはじめたもんだから、アズールも美月も
どうしていいもんだか・・・といった感じ。ここに初参戦として久保がまぜられたのはある種DDTからの「試し」だったんだろう。一通り技は繰り出せたし、松井レフェリーから「矢口っちゃん?」といいフリをもらえたし結構いじられていたけどやっぱDJタイムを前にはちょっと荷が重いか。

でも「これも」こなせないと、ただできるだけじゃDDTマットでは生き残れない。まあでもいい経験にはなっただろう。あえて入江とか石井にぶつけないで難易度の高いニラの相手をさせられたのかを考えると期待値としては決して低くなかったと思う。

次につながったかどうかはやや微妙だけどそこへいくとやっぱ経験値が高いアズールだとなんでも対応できちゃうんで、残った美月は所属ということでこの立ち位置ならもうちょっと焦らないとウソになる。

そこはもう一つくいたらなかったかな?結局ニラワールドは誰も崩せることなく試合は唐突にジャーマン一発でアズールがニラをピンフォールしたけど^^

あ、そういえばマイケル・・・あの「ほてってきたぜ~!」を一回もやらなかったな。健介オフィスの博多大会でも「やらかし
て」和田京平レフェリーに反則負けくらったほどしつこくやってたのに^^

DJ中澤は彼の中ではマイケルではないのかもしれない^^

第3試合:○石井慧介(8分47秒ニールキック)マサ高梨×

これは伸び盛りの石井に対しての試練だったのかもしれない。相手は百戦練磨のマサ高梨である。しかもどんな態勢からでも隙あらばあっという間に形勢を逆転させていく手管はもうベテランならでは!

これに対して石井がとれる策は若さで押し切ることだけ。しかし、入江ほどでかくない石井にとっては同体格の高梨相手ではやはりプレッシャーをかけられるところまでいききれない。とにかく高梨の隙はないに等しいわけだからそうやって石井がそれを突破していくかというのはある意味彼にとってこれは大きな宿題だったと思う。

しかし石井はそれをはねのけた。9割9分高梨の試合だった展開を強引にニールキック一発で見事逆転勝利!なんとか勝つには勝ったけどこの内容ならもう一声言っときたい所である。高梨が押してたという印象しか残らなかったのは石井にもまだ越えねばならない壁があるってことで、それはたぶん期待ゆえに試されてるんだと思うから。

さてこの試合で休憩に入ったんで大急ぎでパンフを買ってカードを確認したらとんでもないカードが組まれていた・・・それが休憩あけのカードだった・・・・

第4試合:○佐藤光留(12分12秒 アキレス腱固め)ばってん多摩川×

ええ~~~~~~!!!!!というのがまず最初に思った第一声^^だって、どう考えても第一試合要員のばってんが休憩あけっておかしいでしょ^^実際、カード見る前までは入江の試合が第二試合だとばかり思っていたんで^^まさか休憩あけにばってんの試合を見る事になろうとは・・・

しかも相手は自称パンクラシスト^^(この理由は後程)の佐藤光留。もとK-OD無差別王者にして、48総選挙で1位をとった
男である。

そりゃ、ばってんが名門九産大OBで実はプロレスができることは誰でもしってるけど、彼の方向性はあくまでよごれどんたく。つまりさぶい芸人ばってん多摩川が佐藤光留相手に貫けるのか?これも考えようによっては試練の一戦!

そう、ばってんがばってんである以上あくまで彼があびるべきはブーイングなのだ!だがこのシチュエーションではばってんが
勝つ以外にブーイングをあびる手段がない。というか、ひかるんが負ける絵が想像できないし!!

でもひかるんはあろうことかリングにあがると険しい表情でシャドーボクシングをはじめた。もう臨戦態勢満々。あきらかにパンクラスモードである。そこでばってんはこうでてきた。やおらマイクをつかむと「私、ばってん多摩川どこへいってもブーイングをあびてますがここ博多だけは日本で唯一ブーイングをあびない会場・・・アウェイではありません!」といったもんだからもうこれは「やれ」という前ふりとしか思えない^^当然スタ―レーンは大ブーイング・・・・というか今まで声援飛んだことないはずなんだが^^

「おかしいでしょ!」とばってん頭を抱える。これでひかるんも安心して成敗できるとまあのっけから厳しいけりを内足部に蹴りこんでいく。あきらかな足殺しである。巨漢相手には有効打だが、一応相手は自称でも芸人なんでここまできついことはやんなくていいはずなんだが、場内大喝采^^

まあばってんがばってんを貫いたことで試合は成立した。後はまあゴミクズのように蹴飛ばされなすすべもなく負けてしまうのがばってんらしい最後・・・・と思ったらこの試合予想外の展開を見せ始める・・・・

なんとばってんは隠し持っていて滅多にみせないプロレスラーモードを見せ始めたのである。それもばってんのまんまでそれをやりはじめたんだから驚いた。しつこいくらいみせられてる「ミネソタ・アイダホ・ミシシッピ」からのばってんエルボーはことごとくアキレス腱固めや膝十字にきってとられるのだがそれでも繰り返すのだ。そしてあきらかに入ってるひかるんの関節技を必死でこらえ、エスケープしていくばってん!

最初は「おお!」となっていた観客も「まあ、1回2回ならキックアウトできても・・・」という感じはあったようだが予想外の頑張りに「なんか応援しないと・・・」という空気になってきてしまった。

とうとう会場が一体になって「ミネソタ・アイダホ・ミシシッピ」を決めたときは歓声が本当に初めてスターレーンにおこって
しまった。やばい、ばってんの試合なのに感動してしまってる・・・・立てばサンドバッグ、寝れば関節地獄。まるでジュニア時代の越中ではないか!

しかしこれでいいのか?ブーイングもらってなんぼのばってん多摩川じゃないのか!!ばってんなんだから頑張るなよ!というか芸人なら感動はいらんだろう!笑いとれよ!^^;

というプロレスラーモードのばってんという予想外なものが見られてこの日一番の試合になってしまったが、やはりひかるんの非情な膝への波状攻撃の前にはなすすべなく力尽きたばってん・・・・というか書いててこれほど表現に困った試合はないぞ!どういう視点で書いたらばってん多摩川の「営業妨害」にならないか気使いながら再現するなんて!

救いは試合後玄関で「ナイスファイト」と私が声をかけたとき「当たり前じゃないですか」とばってんがドヤ顔してくれたこと
で、次回からまた安心してブーイングが飛ばせることかな?

しかし、参ったなあ・・・こんなに見る側にハードルあげる試合されるとなあ・・・・^^:

第5試合:○HARASHIMA(16分30秒蒼魔刀)ヤス・ウラノ×

まあ、この日は東京残留組が多くいたりして全員集合とはいかなかったが、その分、普段エンタメの陰に隠れてる闘いという要素を十分に堪能できたのは幸運だった。ばってんの感動は余計だったけど^^で、こういうシングルも普段地方ではまずみられないシングルマッチ。世が世ならK-OD選手権試合になってもおかしくないカードである。

なぜか異種格闘技戦のようなモードでヤスとセコンドのアントンが入ってきて先に入場するや否や首相撲をはじめて臨戦態勢を整える。いや、確かにHARASHIMAは強敵ではあるけどノンタイトルだし、ヤスとアントンの異様に高いモチベーションに見る側もなんか引き締まってきた。

そしてはたして、試合はこの両者らしい裏のかきあい、読みあいの連続。特にヤスの2手3手先をHARASHIMAが読み返すという展開はまさに理詰めのプロレスリング!しかもこれがマニアにしかわからないんではなく誰が見ても白熱した攻防になっていた事が凄いのだ。

そしてまるでそれにあいの手をいれるようにアントンが絶妙な声掛けをしていくんで^^ここで空気がちょっとなごんだりして飽きさせないのである。緊迫感と弛緩を上手に使い分けていたのはさすがDDT!

ヤスはしかしこの試合本気で勝ちにきていた。大声攻撃もなかったし、蒼魔刀も読んでいたし、なにより本気モードになった
ヤスはバンダナが飛ぼうがなにしようがおかまいなしにしゃにむに攻め立ててきたのだ。

もちろんHARASHIMAがいつも以上に容赦なかったというのもまた事実ではあるがこういう展開になればどっちが奥の手を辛抱
して出せるか、という点に尽きるだろう。そこへ行くとフィニッシュにこだわりの蒼魔刀をもつHARASHIMAの執念が最後に上回ったかもしれない^^

いや、見事な試合でした!

第6試合:KO-Dタッグ選手権試合
○高木三四郎&高尾蒼馬(20分01秒 高尾ボマイェ→大社長自らタイツを下ろし→男色ドライバー)KUDO&男色ディーノ×
※第42代王者組・反体制軍(高木三四郎&高尾蒼馬)が3度目の防衛に成功。

反体制軍の高木三四郎&高尾蒼馬は3度目の防衛戦に臨む。迎え撃つ相手は因縁のほもクロより、男色ディーノ&KUDOという新旧KO-D王者コンビ。この試合では男色殺法の通用しない大社長相手にディーノがどうでるか?逆にまだ大社長ほど免疫がない高尾が男色殺法をどうしのげるか?

油断してると、KUDOの厳しい攻めが隙をねらっている。王者組・・・というより高尾にとって厳しい試練が予想され・・・・

ところが・・・・大社長を相手に4・1後楽園でKO-D無差別級王座の防衛戦を行なうディーノは、さっそく挑戦者の大社長にKO-Dベルトを見せつけて挑発開始。しかしディーノが先発で男色殺法でペースを奪おうとしても、大社長は全く意に介さない。これでいったんペースを崩されかかったディーノだったが高尾に変わったとたん、男色殺法大爆発!

ここから長く高尾がつかまってしまう。男色殺法に免疫がないと相手の思うつぼ。一気に形勢が怪しくなった王者組・・・・・

しかし高尾も大社長あっての王者と思われたくはない。自力でシュバインに切り返してピンチを脱出して大社長にタッチ。GTSをディーノに繰り出し、高尾に高尾ボマイェを促すが、KUDOに迎撃されてまた寸断。KUDOは高尾にGTSを決めると、ディーノがホモイェをかまして再び高尾大ピンチ!

それでも大社長に繋いでのシットダウンひまわりボムはディーノが意地でキックアウト!しかしフィニッシュ狙いのリバース・えび反りジャンプは大社長がかわしてしまいとどめがさせない!

大社長はディーノにシットダウンひまわりボムを決めると、ディーノの股を広げて、高尾に急所へのボマイェを指示するが
またしてもこれをKUDOがカット。するとGTS→高尾のボマイェが今度こそ決まって、あろうことか大社長はアンダータイツ一丁になって掟破りの逆男色殺法!

ついに孤立したディーノに高尾が高尾ボマイェ。フラつくディーノに大社長がタイツにディーノの頭を差し込んで逆男色ドライバーでピンフォール勝ち!!前哨戦を挑戦者が直接王者を下しタッグ王座防衛にも成功して反体制派が完全勝利!ディーノがフラフラのままKO-D無差別級のベルトをリング上に忘れて引き揚げようとしたところへ大社長がベルトを2つ取り上げ、その場で勝手に2冠王宣言。4月のタイトルマッチでも正式に自分のものにしてやると豪語!

ラストは殊勲の高尾を紹介したのち東京で一番はやっているという例の「やる気!元気!高木!ドントストップだ!コノヤロー!」が炸裂!!!試合後、売店でも元気、ヤル気、高木をやっていたが恒例の集会はなぜかひかるんに任せて王者組はかえってしまった。

そしてひかるんはなぜか「パンクラスも昔はこのスターレーンでやりましたが当時はなにがおもしろいんじゃ、こんなの?と思ってました!」といきなりぶっちゃけはじめた^^

「でもそんな僕も今や立派なパンクラシストです!」とはいってたけど^^

いやあ、でも内容は濃かったなあ・・・もしかすると一番IGFを意識しないようでしっかりIGFにケンカ売ってたのはDDTだったかもしれない。やりようによってはそれこそ武道館への道でもやった方がよかったのだろう。去年は実際それをやったわけだし・・・でもあえてそれをせず、普段意識しにくい闘いを前面に押し出して成功したんだからDDTはやはり侮れない・・・・

いや、おそれいりました・・・

次回は7月14日でまさかの平日開催だけどなんとか都合つけていかないとね^^やっぱ2連戦はしごして思ったけど自分は本当にプロレスが好きで好きでたまらないということなんだなあということだった。

この気持ちに上下はないし人と比べるつもりは毛頭ないけど、やっぱ自分からプロレスとったらなにも残らない!今頑張っていられるのもこの瞬間のためだもの!!ね!

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