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[プロレス観戦記復刻版] がむしゃらプロレス:アニソン×プロレス緊急コラボイベント!がむしゃらプロレス心に愛がなければスーパーヒーローじゃないのさ。

2018/09/03

アニソン×プロレス緊急コラボイベント!がむしゃらプロレス 心に愛がなければスーパーヒーローじゃないのさ。観戦記(11・11.3 於:北九州パレス)

今回はアニウタSPIRITSと、がむしゃらの合同イベントという体で行われたんだが、実際は9日で引退する、がむしゃらに最も縁の深いレスラー・澤宗紀選手を壮行する意味での大会だった。

もちろん震災復興チャリティーでもあったんだが、前回ほどしんみりしたものではなく、お祭り色が強くなっていた。それはそれでいいことだと思う。

ほどなくして会場入り。しかしいつものイベント以上にお客が多い!最終的には増席してもなお、立ち見がでたくらいだから、単に澤効果だけではないことは明らか!!正直、ギラヴァンツでもそうだが地元のチームやスポーツに対して愛情が薄いのが北九の特徴でもあるんでこの入りと熱気は異常!!がむしゃらが10年かけて地道に掘り起こして温め育てけた「熱」なのだ。

会場BGMはアニソン一色なんだがお客はアニメファンばかりではないんで選曲もわかりやすいものに終始していた。それでもレイヤーさんたちが駆けつけてる会場はいつもと違う。プロレス会場と、アニメイベントの両方をホームグラウンドにしてる私でも
この異世界同士の邂逅に関しては第一種接近遭遇だったように感じた。もともとこういうのを嗜好する人種って根っこはおんなじなんだけど、今は分化しちゃったからね。

さてアニソンコラボらしくOPはSOS団によるハレ晴レユカイ(涼宮ハルヒED)がダンス付で披露された。次にSHIGEKICHIリングアナと秘書ダイアナさんが入って、前説。なぜかAKBの「あいたかった」の振り付けを会場全員でやる事に・・・巌流島で味をしめたのか?^^

そのあと選手入場。悪の集団LOCを除く一人ひとりがマイクを握って抱負を語る。本日デビューのHANZOは「オタクの意地をみせてやります」と力強く宣言!

そして選手代表でマイクを握ったこの日が怪我あけで一年ぶりの復帰戦となる七海健大が挨拶。ところがその内容は・・・・・ジャンボ原とともにタッグベルトをねらいたいというものだったが、「こんな生ぬるいことしてたらベルトはとれない」とまさかのがむスターズ脱退宣言!これにはメンバーのTA-KIも驚いて「ぬるま湯はねえだろ!お前ら自分からはいりたいっていってきて、ジャンボは査定マッチまでやったじゃないか」と至極まっとうなつっこみ。

しかし「TAーKIさんはベルトどり失敗したし、SMITHさんはベルト取られたじゃないですか」と言い返される始末。そこへ、御大SMITH登場!実はこの日試合が組まれてなく、ここにしか出番がないそうで^^

でも、意外なくらいあっさりと二人の離脱を承認。二人も敬意を表して法被をSMITHに変換。「正直(ベルト取られて)、ぬるま湯になってた部分はあると思う。でもこれからはもっと面白い事をしていくからね」と宣言。

すると暗転して、極悪ヒール集団LOCの出番である。なんと、アニソンしばりなのにいつも通りのテーマ曲で、いきなり掟破り!しかも、何と御大マスクドPTが二人に増殖!マシン軍団というかストロングマシンはもともとキン肉マンになるはずが大人の事情で叶わなかった経緯があるんだが、まさかそんな遠回しにアニメリスペクトを彼らがするはずもない!

案の上、リングを占拠したLOCはやりたい放題。自己紹介タイムでPT自ら、「俺はLOCに新人はいれねえ主義なんだがこいつは別だ!マスクドPT2号だ!」といいながら2号はマスクを脱ぐと、その正体は今夜デビューする鉄生(てっしょう)だった!

「おい!お前ら」で始まる古典的な悪態のつき方は堂に入っていてなかなか。そのオーラは確かに新人ばなれしてる。そこでご丁寧に「そういえば俺が追放したドン・タッカーはどうした?」とPTがいうと、いつもの威風堂々が・・・・いきなりチェンジして串田アキラさんの太い声が!

そう、ここもキン肉マン繋がり。しかもドン自ら歌いながら入場!!!呆れてLOC勢は退散。しかしおかまいなしにワンマンショーを繰り広げるドンに会場も大乗り!すっかり明るいキャラにシフトチェンジしたドンは、澤選手のラストマッチに際して用意した紙テを自分が「澤」コールした後に投げ入れて「澤選手を泣かせましょう!」というと会場大拍手。

第一試合 鉄生デビュー戦
●Dr・CHAOS&鉄生 対 ○TA-KI&七海健大

今回に限りアニソンしばりの入場テーマという不文率を見事に無視したLOCはキモ入りの新人デビューを総出で送り出す。入場テーマは・・・あれ?これは日曜朝に聞いたことが・・・・

そういえば、LOCで土曜がどんなに遅くなってもニチアサはリアルタイムでスーパーヒーロータイムを見てる選手がいるんだがまさか今回のCHAOSの中身は・・・・まさか選曲で出オチってしまうとは・・・

期待の新人鉄生は噂にたがわぬ肉体派。今までにないタイプの大型新人。特に片羽締めに移行したあたりなかなかやるなと。多分正体が師匠格になるCHAOSも普段できないグラウンドの展開で前半有利に進行・・・・・

と、ここで、なぜかLOCの大ボスマスクドPTがいきなり私の前に現れた。目が合ってしまったんでやばっ!と思ったんだが時すでに遅し・・・・

「ここは俺の席だ!どけ!」と慇懃無礼に私を追い払ったPTはそのまま試合を観戦しだしてしまった・・・・おかげで通路で邪魔にならないよう撮影してるのは案外大変だった・・・・あいにく私の位置だとLOCサイドになってしまうんで、TA-KI組の活躍がほとんど見えなかったんだが。

そのLOCは自軍のコーナーにもってきてはチェーンを使い、黙って観戦していたはずのPTも当然加担。悪事の限りを尽くしていたんだが、離脱したとはいえ、手があうTA-KI組は途中毒蛇DIESELの毒霧やあまり役には立ってなかったけどBEE那須レフェリーにも助けられてLOCサイドへの流れを徐々に自分サイドへもってきた。

やはりTA-KIが練習してるという膝蹴りが徐々に効果を発揮しだし、とどめに放ったスピアー&ラリアットは圧巻。とどめに七海が放ったダイビングボディプレス(スーパーノヴァ)はもう本当完璧に息の音をとめた感じの一撃で見事一年ぶりの復帰戦を勝利でかざったのだった。

しかし鉄生はこれから本当どう化けるかわかんないスキルをまだまだ持ってそうなんでこれからが本当に楽しみ!いや逸材がこうも早く現れるのはさすがとしか言いようがない!

第2試合・アニウタSPIRITSプレゼンツ8人タッグマッチ

○あずにゃん仔&キューティーフランケン&ゴーカイシルバー☆スティック&阿蘇山
対 ●セクシーロージー&GAM闘士聖矢&台風15号&ランジェリー武藤

この混沌とした顔ぶれはもう試合展開を振り返るより個々人をレビューした方がよさそう。なんで・・・・・あずにゃん仔・・・・個人的に何度かあっててプロレスが好き
とはいっていたが、レスリングシューズをちゃんと作っていたのは感心。そして短期間ながらできる範囲で一所懸命練習もしたんだろう。普通素人ではこなせないムーブやロープワークもこなしていたし、努力の跡が見えた。

ちなみにあずにゃんなんで、「迷い猫オーバーラン」で入場したわけね。キューティーフランケンは存在自体がイエローカード。ーかこの試合出てきただけで、ケニー田中レフェリー(九プロ)がホイッスルでイエローカード連発してたけどその最たるもの。あれはあんまりだ^^

ゴーカイシルバーは・・・・・ いや、オーズといい、シルバーといい全部自作でここまでのクオリティー・・・素晴らしいんだが絶対●映に訴えられる!特に今回のシルバーは完成度高すぎ!ゴールドモードも見たかったがさすがにそこまでは無理か^^

阿蘇山は・・・彼ほどのベテランに注文は全くない。セクシーロージーが出てきたときの必死の後ずさりは大笑い。でも台風との攻防ではプロらしいテクニックとぶつかり合いを見せるという硬軟自在な闘いを見せてくれた、ある意味立役者ですね。見事!

その台風15号。プロなんでアニソン縛りはなし。まあ、彼の場合は入場も一つの売り

なんで、これはこれでありかと。どうせならいつもどおり「暴風波浪警報発令」もコールに加えて欲しかったな。九プロではどっちかといえば色もん担当なのに今回はしっかりテクニシャンぶりをアピール。見せ場が少ない分余計なことして時間取るよりこっち

の選択は大正解。「できる」台風をアピールすることができたのは結果よかったんではないかと^^負けたけど^^

そしてセクシーロージー。いや、もう最初のダンスからして規格外・・・・もう何もかも想像の針を軽くぶっちぎってくれた。存在自体が反則に近い!!!!身体もでかいが存在感もでかい!!!コラボイベントなら主役になっても不思議ではないんだけどそこはちゃんと一歩引いていた。さりげなくプロへの敬意も持って試合していた。

GAM闘士聖矢は・・・この人には一杯いいたい事があるんだが。。。。まず「ペガサス幻想曲」で入場したらあかんでしょ?歌詞にもろ「聖闘士星●」ってでてるし、「少年はみんな・・・」ってとこも・・・あんた少年ちゃうし!

個人的には菊タローモードをしっかり盗んでたところがツボでした^^

ランジェリー武藤は今回はシンバルもってきてったけ?ちょっと確認できなかった。ここのところ偽物のランジェリー深見にまさかの苦杯をなめた後だけあって「膝の具合は相当悪そう」ではあったが、それでも一生懸命、スペースローリングエルボーやドラスクなんかを華麗に決めたかと思えば、ムーンサルトをコーナーで自爆するなどこの濃いメンツにあって存在感だしまくり。

そう彼も実は見納めだったのだ。だからやりすぎくらいがちょうどいいサービスぶりを発揮。しかしなんといってもこの恰好で巌流島で試合してるんだからなあ^^ある意味よかったんだか悪かったんだか^^

第3試合・HANZO SASAKIデビュー戦
○尾原毅 対 ●HANZO SASAKI

これがシングルになった時点で、相当やばいって顔してたHANZO。一方尾原は「(HANZO)よく知らないんですよ」といっていた。つまりほぼ練習含めて初めて顔合わせするわけでこれは興味深かった。尾原のスタイルは敬愛してやまないUスタイルでこのタイプの闘いでは有効である。

実際未知の強豪を相手にするかのような鋭くて正確無比はキックはかつての高田クラスのものといってもいい。試合自体久しぶりなのに、練習でむしろ強くなってるのがすごい!一方のHANZO。レイヤーさんたちから必死の応援をもらいながら、負けてはしまった。

でもそれを悔やむことはない。確かに試合自体は昭和っぽいがむしろはやりの回し蹴りとかでその道のオーソリティーである尾原と真っ向勝負しなかったのは正解。

ただケンカキックで流れを作ってそこからもういくつか畳かけられるとよかったな。でもあれは個性にはなると思う。後はどこまで改善できるか。あと、コスはシルエットでそれとわかるヤツを選んだ方がいいと思う。あと顔隠れるやつもマイナス。

ライティングの関係もあるんで普通の明るいとこでやるコスとは少し変えて置いた方がいいと思う。今回は武器をもったんでそれとわかったけど、次回までの課題ね。

というところでやっと前半終了。

第四試合

●ジャンボ原&TOSSHI&YASU対◯マスクドPT&ジェロニモ&DIESEL

悪玉サイドはまたしてもアニソン縛りを無視して入場しかかったが…あろうことか、曲が途中から強引にアニソンにチェンジさせられた。これにはボスのPT半ギレで、生歌で
花添えたアニスピ勢に食ってかかるがあとの祭り。

今回はタッグ戦線に名乗りをあげた原のモチベーションもさることながら、正規軍の若手2人に注目していた。なんといっても驚異の新人二人の試合見て、先輩の意地をみせねばレスラーではない。

見る前はLOCにはあまりメリットないカードだなって思っていたが若い芽は摘んでおくに限る。そしてメンバー増強で大会ごとに勢力拡大しているだけに何か企んでいそうだし。LOCはやはりキャリアとうまさでは若手チームの高い壁である。ことにヒールながら全盛期の小橋なみの安定感と存在感を醸し出してるがむしゃら絶対王者マスクドPTはなんだかんだいってもがむしゃらの「顔」である。

若さと勢いだけではどうにもならない力の差を見せつけていたが・・・・ここにTOSSHIとYASUも食らいついたのだ。特にSUPERGAMROCKに叩き潰されたYASUはPTの重い攻撃を小さな体で受け止め跳ね返す。天性のばねと身軽な運動神経を生かした攻撃に耐久性も加わってきた感じがした。

かたやTOSSHIもライバル心むき出し。YASUがやるんなら俺も!という意識でガンガンやっていったんで試合はかなり白熱!しかし、功を焦ったか、YASUとTOSSHIが誤爆。もともと組んでやっていたわけではないんで、チームとして機能する以前にこうしたミスが出てしまうと、ライバル心が猜疑心に代わってしまう。

もはやこうなってしまうとLOC討伐ではなく、身近なライバルが敵になる。原も年齢は上だが、チームを引っ張るにはまだまだキャリアが浅い。見事に寸断された正規軍はついにYASUとTOSSHIが2度目の誤爆!!

完全にきれたTOSSHIはYASUをボコボコ。そしてそのままLOCは労せずして勝ちを拾い、しかも反旗を翻したTOSSHIに悪魔のささやきを・・・・するとTOSSHIはこれに乗ってしまった。確かにYASUとは組むより闘った方がいいけど・・・・

第5試合・次世代闘争!!次期GWAヘビー級挑戦者決定戦

○林 祥広 対 ●野本一輝

現GWAタッグ王者同士、しかも同日デビューの同期。その上、林はシングル初挑戦!野本も実はシングル2戦目で、シングル初勝利をねらってる。しかも上のベルトをねらいたい気持ちは林と一緒。

とはいえ、ここまでタッグ屋として機能してきた信頼関係と実績があるんで解散前提の試合ではない。お互いがよきパートナーであり最高のライバル、しかもお互い手の内を知り尽くしているのだからこれはやりがいがあって当然だろう。私は彼らの試合をデビューからすべて生で見てきた。だからもう感慨ひとしおというか・・・・特にタッグ組んだばかりの時はチームとして機能しないだろうという危惧(要するにTOSSHIとYASUみたいな感じ)がこの2人にもあったんで、お互いが切磋琢磨しあいながらここまできたというのはやっぱ素直にすごいとしかいいようがない。

澤選手の壮行という名目に隠れてはいたがこの試合が実質メインであることには違いない。入場した時から両者チャンピオンベルトもって入場。デビュー2年でここまでたどりついたか・・・・

一方の野本も負けてはいない。やはりタッグベルトもっての入場。なんで選曲がエヴァなのかは気になったが・・・^^試合は野本が押して林が耐えるという展開に。でも林もきつい打撃に張り手をかえし、これまでにない気迫を見せて食い下がる。

もともとタッグでも林が耐えて野本が動いて流れを変えるという展開が多々あるんでシングル経験の差こそあれどここまでは自分流のスタイルで試合が運べたと思う。ただ、お互いの意地が張りすぎてここぞという時まで大技を温存できずにいたのは、若さゆえの過ちか。

正直、15分まで耐えたら林の勝ち、そこまでで仕留めきれば野本の勝ちと踏んでいたんで10分以内に決着がついたのは意外な感じがした。試合自体はもっと見たかったな。いい展開だっただけに。試合後、「野本、お前は最高のライバルで最高のパートナーだ」と林が苦手のマイクをもって精一杯相方に感謝を述べた。

だが、林と野本がノーサイドでお互いの健闘をたたえあっているときに・・・・とんでもない珍客が現れた。はいってきたのは謎のマスクマン2名と黒ずくめに拡声器もってきたグラサンのマネージャー風の男ら。

ガタイからして鍛えてる感じはしたんだが、特にマシン風のマスクをつけた男はどうもショルダーパットを下に装着してる様子。

「噂じゃがむしゃらプロレスってのがすげえことやってるっていうから関西からきたやったが、なんだ?こりゃ?」といきなりいちゃもんをつけだす謎の軍団。これに呼応して林・野本はもとより連合軍総出で、侵入者迎撃に登場!

「いまからうちのボスがでてくるからまっとれや」といいながらなかなかそのボスが現れない。リアルで出るのに手間取ったみたいで、この「らしかなぬ」グダグダな間が開いたことで選手や会場にいらっとした空気が・・・・・

そうパッケージプロレスとしてとても完成されてるがむしゃらを見慣れてるお客は大概のことは受け入れる姿勢ができている。しかし、まず謎の軍団が土足であがりこんできたことへの不信と、彼らが全く名乗らないことで「誰や?あいつら?」というリアルなイラッと感が生まれたのだ。

時代は移りゆき、どんなグダグダも想定内で楽しんでしまう器を観客がもってしまった現代。そんなお客を相手に本気だして怒ってもらうには・・・・まず敵は徹敵的に謎でないといけない。さらにそれが段取りよく入場テーマ付で入ってきた日にはそれこそ台無し。長くなったが乱入者に必要な要素は段取りの悪さとずれと違和感、そして明らかに敵意をもっていてもらわないと困るわけで今回はからずもそれが完全にそろってしまった。

リング上ではSMITHがマイクで応戦!「いや、確かに面白いことしようとはいったけど、こんなに早く実現するとは・・・で、あんたら誰?」と舌戦をかます間におっとり刀でLOCのメンバーも乱入。これを「仲良しこよしよばわり」でばっさり切り捨てた乱入者たち。つまり彼らはLOCにも牙をむいたのだ。

「まずはお客さん、靴脱いでくださいよ」とあくまでSMITHは冷静だが目は既にやる気満々!もちろんあちこちで小競り合いが続いていて、会場は大混乱。いちおうSMITHが応戦することで自体は収拾しかかったが・・・

「SMITH、あんたはのってくれたな」とボスは一応の敬意を表したが握手するやいなや再び乱入開始したんでLOC含めて総出で大混戦に突入!どうなる?がむしゃらプロレス?

第6試合・澤宗紀九州ラストマッチ

○澤宗紀&スペル・シーサー対●藤田ミノル&田中純二

やっとメイン。というか、時間的にはそんな長いイベントじゃなかったんだけど、ついにこの時がきてしまった。待ってたようで待ってない最後の瞬間・・・・・ いや、そういう湿っぽいのは似合わない。やっぱ、ここは送り出す方が笑っておきたい。

一人の選手の引退についてここまで感慨もったのは多分澤じゃなかったらないだろう。大概の場合、引退は口だけで「どうせ戻ってくるんだから・・・・」でも澤の場合誰しもがこれが最後と思った。不思議なくらい誰も引退を既成事実としてとらえていた。この時は。

でも・・・・不思議とこれでサヨナラって気がしなかった。なんでだろう?だから感慨はあったけどしんみりとはならなかった。本当不思議なくらい楽しみでしょうがなかった

この中で澤と純粋につながりがあるのはバトラーツ直系の先輩・後輩にあたる澤と、純二だけ。後はぶっちゃけなんでいるの?って感じになると思う。でも見ててわかったのは闘っていても組んでいても一秒でも多く、マットの上で澤と刻む時間を共有したいという選手たちの思いだった。

これこそプロレスのピュアハート!あのぐれたような藤田でさえ、特別な思いを持っていたように感じた。それはいつもと違う技やムーブを出さないで、敢えて普段着の自分で闘った4人が共有した思いかもしれない。

本来、澤が先輩・純二との対戦を希望していただけあって、やはりそこだけは違う眼鏡でみてしまったかもしれない。でもこの他では実現しようのない顔合わせというのは、やっぱがむしゃららしくていい感じがした^^

しかし藤田も本当久々に見たけど立派になったなあ。大日時代地元凱旋した時は本当線の細いアイドルレスラーだったんだけど、すっかりふてぶてしくなって・・・・・いつの間にかメインが似合う男になっていた。

そういえば、シーサーも純二も超実力者だけど、メインで試合見たのははじめてかもしれない。澤の引退ばかりに光が当たっていたけど彼らもまたこのまたとないチャンスを自分のものにしようとしてたんじゃないかな?そこはプロとして欲がないとウソだ。

特にシーサーはドラゲー自体に出ることがないだけに本当見られてよかったというか・・・・レジェンドではもちろんないんでみられてありがたいとまではいわないけど、でもやっぱ彼らにとっても晴れの舞台だったからこそ、普段着でも気持ちの入れ方は異なっていたんだろう。

これが普段からメイン張ってる様な選手ばかりだと試合自体が壊れる恐れがあるから、この人選におちついたというのも縁だったよな気がする。澤自体実力が落ちて辞めるわけではないからいつも以上にやりすぎていたし、ほかの3人もかすむまいと必死になった。だからウェット感は一切ない試合になったと思う。

試合はお卍固めで澤が藤田をきってとった。そうここまでの試合で幾度となく卍がでてきたんだけどやっぱ澤に捧げる気持ちの表れだったのかもしれない。

最後はお客さんにがむしゃらプロレスに、そしてマスターにきちんとマイクでお礼をいう澤。やっぱこの辺だよな。皆に好かれてる理由は。そしてさりげなくほかの選手は退場してリング上は澤とマスターだけになった。

マスターいわく「澤選手と知り合ってから一度もNOという言葉を聞いたことがない」いうのでマスター、ラストのムチャぶり開始。その第一弾は・・・・何とエキシでUの信奉者尾原と1分戦って欲しいというもの。普段からプロに最大限の敬意を払って一線を厳しくひいてるマスターが最後だからと頼んだお願いを澤もOK!しかし・・・・「僕は弱くなって引退するわけではないですから」と暗に全力投球予告!

かくしてボーナストラック開始!

エキシビジョン1分
尾原毅 対 澤宗紀(時間ぎれひきわけ)

さきほどあれだけHANZOを強さで圧倒した尾原が澤の前にたつと小さく見える。身長・体重・体格とも全く遜色ないのに身にまとってるオーラが違う。これがレスラー澤宗紀なんだ・・・・・ことばではいいあらわせない「プロ」を体現した試合だったとしかいいようがない。もし違ったルールだったら、ひきわけとかではなくてポイントで圧倒されて終わりでもおかしくない。

試合後、尾原の顔は腫れ、胸にはあざまであった。そのくらい1分を全力疾走したのだ。すげえな・・・・・

さて、マスターのお願いはなおも続く。今度はランジェリー武藤と何度も対決したダイナマイト九州を呼び込んだ。

すると、花道から松葉杖ででてくる九州。いや・・・確かに靭帯切って欠場してるけど、怪我したの5月だし^^何度かあってるけど松葉杖ついてる所みたことなかったし・・・・・

また痛めたのかな?と思ったらこれがフリでいきなり松葉杖で襲い掛かる九州。そして1・3・5・7九州、九州!の洗礼!受けてていやそうだけどなぜか嬉しそうな澤^^

さらにお願いラストは・・・・・最初にドンがいったように紙テを投げ入れること。「さわ~むねのり~~~」でコールとともに黒と緑の澤カラーの紙テが四方から飛び込んだ。

最後はプロも含めた(乱入者は除く)全選手がリングインしてきた。そこでまたまたマスターがお願い。なんとがむしゃらのジャージを出すと「ぜひ、がむしゃら最高顧問になってください」と頼んだ!おお!その手があったか!これならGWAのベルトも澤宗紀認定の特別なベルトになる!しかし、バトラーツに思いの強い澤がいくら社会人団体とはいえよその団体の顧問就任をOKするのか?・・・・

「実は小倉はうちの母の故郷なんです」とカミングアウトすると、なんとジャージを着た澤!これで澤宗紀がむしゃら最高顧問誕生!!!「また九州に遊びにきてもいいですか?」という問いに会場大歓声!!そして全選手胴上げがあって最後キン肉マンGO FIGHTをマスターと澤が歌って締めることに!澤が一人ひとりにマイクを向けるとみんなうれしそうにしてたが、藤田だけ苦笑いしながらそれでも歌っていたのは笑った^^

そして、走る、滑る、見事に、転ぶを本当に歌詞が出るたびに転んでみせた澤・・・本当やりすぎもいい所で、澤らしいラストマッチだった。

試合後、売店でバトラーツのポスターを買ってサインを入れてもらった。その時に自分らが深見さんの友人だというと澤選手は驚いていたが、ランジェリー深見との対戦の感想を聞いてみたら・・・・・

「いや、強かったですよ。だってボク負けましたもん」と、なぜかランジェリー武藤ではなく澤選手がかわりに答えてくれた^^いや、長い付き合いしてるが深見さんが澤宗紀の認める「強い男」だったとは驚愕の新事実である!!ある意味一番びっくりしたかもしれない。いやあ~ホント楽しかった。声もガラガラになったし・・・・いろんな体験ができて本当特別な一日になった。ありがとう、みなさん!

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